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筆者プロフィール
榊原 沙奈(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。
動画クリエイターとは
動画クリエイターは、動画を製作・編集し、ウェブサイトやYouTube、Instagram、TikTok、公開(納品を含む)する人を指します。
特定の商品・サービスのPRを通し、社会問題、医療・健康、教育、人間関係等の課題解決に貢献することができます。
必要なスキル
動画クリエイターとして活動するために、資格は必要ありません。
しかし、動画制作・編集技術に関するスキルを証明するための資格制度があり、基礎知識やノウハウを学ぶ際の助けになります。
「Illustration®クリエイター能力認定試験」「Photoshop®クリエイター能力認定試験」等が有名ですね。
この他、下記のスキルが求められます。
1.コミュニケーションスキル
クリエイターは、顧客・視聴者の要望を適切に理解し、より効果的な作品を創出する必要があります。
クライアントの要望が把握できなければ、良い作品は作れません。
良い作品とは、ユーザー・顧客の求めるものですが、相手の反応を見ない限り評価・測定は厳しいですよね。
2.マーケティングスキル
動画クリエイターとしてコンテンツを制作する際、限られたリソースを最大限活用するためにはマーケティング知識が不可欠です。
顧客が伝えたいメッセージを効届ける際、マーケティング知識がなくては叶いません。
3.撮影・制作
動画クリエイターとして活動する際、(1)もらった動画を編集する、(2)撮影から担当する2つのルートが考えられます。
(2)の場合に撮影技術が求められるのは言うまでもありませんが、(1)の場合でも追加で撮影を要する場合もあります。
映像を撮影する場合、カメラ・レンズだけでなく、照明、構図、音響等を使い分けられると作品に幅が出て、より良質なコンテンツの制作に繋がります。
4.音声・編集
制作する目的・内容により、音声技術が求められることもあります。
動画製作において音声は非常に重要で、聞き取りやすく、良好な品質が必須です。
手軽に動画投稿ができる今、プロとして差別化するには撮影と編集、いずれのスキルも高めるのが効果的です。
スキルの習得方法
動画クリエイターになるために必要なスキルを習得する方法を、「独学」「就職」「スクール」に分けて解説します。
1.独学
動画制作に必要な知識、編集に関する情報は、YouTubeや書籍からある程度学ぶ事ができます。
現在活躍している多くのYouTuber、ティックトッカーと呼ばれている人達の多くは独学なので、自己発信が前提なら独学で充分かもしれません。
ただし、自分自身で情報を精査する必要はあるため、他のルートより遠回りする可能性もあります。
2.就職
メディア関連企業や制作会社に就職し、実戦経験を通じてスキルを磨くこともできます。
就職先で活躍するクリエイター・編集者からの指導をはじめ、社内で実施する研修に参加することで技術向上を目指します。
就職先が大手であるほど入社自体のハードルが高いため、自身の学力や学歴に不安がある場合、勉学に励むまたは別の方法を検討しましょう。
3.スクール
メディア関連のスクールで、動画クリエイターに必要なスキルを学ぶ方法もあります。
プロから直接指導を受けられることは大きなメリットですが、その内容が必ずしも実践に則したモノではない点には注意手が必要です。
大学、専門学校、民間企業等、スクール自体にもさまざまな形態がありますので、自分の目標や実力、予算に合うものを選びましょう。
顧客獲得ルート
動画クリエイターとして、顧客(契約)を獲得するには次の方法があります。
1.自己PR
自身のウェブサイト、YouTube、SNS等で作品を公開し、視聴者を集める方法です。
閲覧数、登録者数、視聴回数等が高くなれば自ずと影響力も高まり、自分自身のブランド力も向上するため、企業側から依頼が来る場合があります。
自身の作品を定期的に公開することでポートフォリオの役割を果たしますので、クライアントへの提案時にも活用できます。
2.クラウドソーシングサイトを利用
クライアント・ワーカーとのマッチングを行うサイトを利用し、顧客を獲得する方法です。
利用するプラットフォームが著名であるほど影響力は大きくなる一方で、直接取引を禁止するサイトもあります。
3.エージェント契約
動画クリエイター専門のエージェントやマネージャーを見つけ、仕事を獲得する方法もあります。
この場合、エージェント等との契約により一定の手数料を支払うことになりますが、営業やマネジメントを任せることができるため、自分は本業の制作活動に専念できるメリットがあります。
4.企業の下請
メディア制作会社と提携し、企業の下請業務を受ける方法です。
1件1件にリソースを割くより効率的なうえ、実績を積めるメリットは大きい反面、薄利多売の営業スタイルには必ず終わりがあることも理解して臨みましょう。
動画クリエイターとして働くメリット
動画クリエイターとして働く場合、次のようなメリットが考えられます。
- 柔軟なスケジュール
- 自己表現の機会拡大
- 継続的な需要が見込める
柔軟なスケジュール
動画制作のうち、編集作業は主に自宅・オフィスで行われます。
フリーランスとして活動する場合、必要な機材さえ揃えば好きな場所で作業ができ、スケジュールを自分自身で調整できるため、拘束感が低く、柔軟なスケジュール管理が可能です。
自己表現の機会拡大
動画クリエイターとして働く場合、ある程度の権限を委ねられることが多く、自分の情熱に基づいたコンテンツを制作することができます。
動画業界はトレンド、新しい技術に敏感なため、新しい自分に出会える可能性も高くなります。
自分の作品に対する評価が数字として目に見える業界なので、自己成長にも繋がりますよ。
継続的な需要が見込める
近年、技術業界の発達が目覚ましく、動画市場もかなり活発になっています。
これに対し、高品質な動画を制作できるクリエイターはすぐに育たず、人手不足の状態です。
継続的かつ成長の見込める業界なので、常に学び続け、他とうまく差別化することで高収入も期待できます。
動画クリエイターとして働く際の注意点
動画クリエイターとして働く際、次の点に注意しましょう。
- 収益の不安定性
- 競合が多い
- 臨機応変な対応が求められる
収益の不安定性
動画クリエイターとして高収入を目指す場合、編集スキルだけでは難しいのが現実です。
撮影前に必要な要件定義、企画力、関連技術者等との連携をうまくとれなければ、いつまでも低単価で働き続けることになるため、自分の目標を見据えた上で計画を策定・実行しましょう。
競合が多い
近年の技術向上により、専門性の低い一般人でも動画制作ができるようになっています。
このため、技術・知識力だけでの差別化が難しく、クライアントの目的や新しい技術の習得を目指し続ける必要があります。
臨機応変な対応が求められる
契約内容によって異なりますが、フリーランスの多くは成果報酬型の契約となります。
極端に短い納期を指定された場合、身体に負担をかけるスケジューリングを組まなければならない場合もあるうえ、制作の途中で追加要望があがることもあります。
自己管理はできない人にとっては、かなり厳しい職業だといえます。
動画クリエイターとして稼ぐには
稼げる動画クリエイターになるには、知識・技術力の向上だけでは足りません。
自分自身の専門分野を定め、「この分野なら他に負けません!」と言える根拠を構築する必要があります。
ここで示す根拠は、自己主張ではなく客観的評価が効果的なので、企業直後はとにかく実績を積み、とにかく他者評価を集めるようにしましょう。
個人の活動量には限界があるため、収益の増加を目指すなら経営規模の拡大も視野に入れましょう。
動画クリエイターに必要なスキル、キャリアまとめ
当ページでは、動画クリエイターに必要なスキルとキャリアを解説しました。