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当ページでは、商標登録にかかる費用と内訳を解説します。
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筆者プロフィール
榊原 沙奈(90′) / 榊原行政書士事務所 代表行政書士 / 3級知的財産管理技能士 / やぎ座のO型 / 趣味は写真を撮ること、神社をめぐること
商標登録にかかる費用
商標登録にかかる費用は、「印紙代(手数料)」「弁理士報酬」に大別できます。
印紙代とは、特許印紙代のことを指し、特許庁に商標登録を出願する際の手数料をいいます。
弁理士報酬とは、商標登録出願を弁理士に依頼した際に発生するものですが、依頼の要否は完全に任意です。
印紙代は必ずかかりますが、弁理士報酬は、依頼そのものが任意なので、削ろうと思えば削れるものです。
特許印紙代と弁理士報酬(目安)
商標登録出願に必要な費用の目安は、下表の通りです。
区分数 | 特許印紙代 | 登録時印紙代 (5年/10年) | 弁理士報酬 (目安) |
---|---|---|---|
1 | 12,000円 | 17,200円/32,900円 | 1万円~ |
2 | 20,600円 | 34,400円/65,800円 | 5万円~ |
3 | 29,200円 | 51,600円/98,700円 | 8万円~ |
商標登録の費用内訳
商標登録に必要な手続は、出願から登録に至るまで「調査」「出願」「登録」に分けられます。
(1)調査費用
商標登録出願を行う場合、あらかじめ調査を実施する必要があります。
調査を自分で行う際、インターネットを利用すれば費用はかかりませんが、弁理士に依頼する場合、調査費用が必要な場合があります。
筆者は弁理士に依頼しましたが、0円でした。
(2)出願費用
出願時にかかる費用は、申請手数料である特許印紙代12,000円です。
弁理士に依頼する場合、各弁理士事務所が設定する報酬額を支払う必要がありますが、事由に設定することができるため、一概には言えません。
一般的には、1区分1万円から5万円程度です。
(3)登録料
出願後、登録査定となった場合、登録料を10年分一括、または、5年ごとの分納にて納めることになります。
弁理士に依頼する場合、登録査定に伴い、成功報酬を支払う必要がある場合があります。
弁理士に依頼する際の注意点
商標登録を弁理士に依頼する場合、下記に注意しましょう。
1.相見積もりをとる
商標登録を弁理士に依頼する際、依頼先の体様により報酬額が異なります。
複数の弁理士が所属する特許事務所、少数の弁理士が運営する個人事務所、商標登録専門の代行サービス提供会社(仲介業者)等、選択肢は無数にあります。
商標登録は、自分で行うことも可能なため、できる限り費用を抑えたい人は検討されることをオススメします。
2.オプションの確認
商標登録を弁理士に依頼する場合、サービス内容を確認しましょう。
代表的なオプションサービスは下記の通りです。
- 早期審査
- 事業計画書
- 意見書
早期審査とは、審査期間を短縮し、早期に査定を出してもらえる制度をいいます。
通常の出願には8か月程度の審査期間を要しますが、早期審査の場合、2か月から3か月ほどで結果が出ます。
事業計画書とは、ECサイト・小売業等で商標登録を行う場合、申請する商標について、実際に使用する意思があることを示すために添付を求められる場合があります。
意見書とは、商標出願後の審査過程において、拒絶理由通知を受けた際に特許庁審査官に意見(反論)するための手段です。
基本とオプションの区別を事前に確認しておくと、安心して任せられますね。
商標登録にかかる費用と内訳 まとめ
当ページでは、商標登録にかかる費用と内訳を解説しました。