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当ページでは、労働組合の種類と加入するメリット、注意点を解説します。
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筆者プロフィール
榊原 沙奈(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。
労働組合とは
労働組合は、法律において次のように定められています。
- 労働者が主体
- 自主的に組織する団体または連合団体
- 労働条件の維持改善、その他、経済的地位の向上を図ることを主たる目的とする
労働組合の種類
労働組合は、下記に分けることができます。
- 企業別労働組合
- 職業別労働組合
- 産業別労働組合
- 一般労働組合
- 同号労働組合
上記のうち、「1.企業別労働組合」以外の労働組合は、ひとりでも加入することができます。
労働組合に加入するメリット
労働組合に加入する場合、下記のメリットが考えられます。
- 他の組合員との交流が増える
- 不当な取扱いに対抗できる
- 組織的な主張で交渉が優位に運ぶ
1.他の組合員との交流が増える
多くの労働組合は、定期的にイベントを開催しています。
日頃、接点のない他の組合員との交流により、新たな知見を得られたり、生活導線内にいる人には相談しづらい内容も打ち明けやすいメリットがあります。
2.不当な取扱いに対抗できる
労働組合法では、不当な取扱いがあった場合、労働組合からの交渉の申出に応じる義務を企業に課しています。
このため、労働者個人では取り合ってもらえない事案等も、労働組合という単位で申出ることで対応してもらえる場合があります。
労働基準監督署や弁護士等に依頼できない内容も議題にあげられる点もメリットだと言えます。
3.組織的な主張で交渉が優位に運ぶ
労働者個人で主張する場合、真面目に取り合ってもらえない場合があります。
この点、労働組合は会社と対等な立場での交渉が認められており、経営陣に要望を聞いてもらえる可能性が高くなります。
労働組合に加入する際の注意点
- 組合費の負担
- 労働組合の活動への協力
- 退会しづらい
1.組合費の負担
労働組合に加入する場合、組合費を負担する必要があります。
価格は組合により異なりますが、継続的に負担しなければならないため、慎重に検討しましょう。
2.労働組合の活動への協力
労働組合に加入すると、組合員として活動に協力を求められることがあります。
こうした活動を負担に感じる場合、デメリットになりますが、非日常的なイベントや活動への参加を楽しめる人にとってはメリットかも知れません。
3.退会しづらい
労働組合に加入後、辞めづらくなる場合があります。
加入時は心身共に疲弊しているため、藁にもすがる思いだったとしても、事案が落ち着くと共に、組合内での付き合いが億劫になることもあります。
加入前には慎重に検討しましょう。
ひとりで加入できる労働組合のメリット、注意点まとめ
当ページでは、ひとりでも加入できる労働組合と加入のメリット、注意点を解説しました。