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当ページでは、マッチングアプリに関するトラブルを回避するための注意点を解説します。
Contents
マッチングアプリとは
マッチングアプリとは、出会いを求める男女を結び付けることを目的としたサービスを指します。
2021年の婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚に至った人は15.1%にのぼり、そのうち6割はマッチングアプリ等のネット系婚活サービスを利用していました(出典:株式会社リクルート「婚活実態調査」2022年9月8日)
マッチングアプリに関するトラブル事例
下記は、消費生活センターに寄せられた相談事例です。
- マッチングアプリで知り合った男性から、二人の結婚後の資金を貯めるためにと暗号資産を送金させられたが、連絡が取れなくなった
- マッチングアプリで知り合った人にFX取引を勧められ210万円を投資した。利益の出金を求めたが返信が来ない
(出典:「愛してるから投資して」っておかしくない!?-マッチングアプリ等で知り合った人に騙されないためのチェックリスト-)
1. マッチングアプリで知り合った男性から、二人の結婚後の資金を貯めるためにと暗号資産を送金させられたが、連絡が取れなくなった
しかし相手から「新型コロナに感染したから会えない」と連絡があった。
翌月に相手が50万円分を用意したので、私は40万円分を用意するように言われたが、20万円分しか用意できないと伝え、暗号資産で送ると、その日から相手と連絡が取れなくなった。どうしたらよいか。(2022年8月受付 40歳代女性)
2. マッチングアプリで知り合った人にFX取引を勧められ210万円を投資した。利益の出金を求めたが返信が来ない
投資経験は全くなかったが、彼女が言うのであれば本当だろうと思い、言われるままにスマホに外国のFX取引のアプリをインストールした。
彼女からアドバイザーと呼ばれる人を紹介され、無料通話アプリでやり取りをした。FX口座を開設するために運転免許証の写真を送付し、投資金として、国内の銀行の外国人名義の口座に10万円を振り込んだ。
毎晩女性と連絡を取り、女性から「ここを押して」等と指示を受け売買をしていた。アプリ内ではもうかったので、数日後さらに200万円を振り込んだ。しかし、さらに投資しようとすると振り込みできなかった。もうけ分の出金を依頼したが、既読になっているのに返信が来ない。どうしたらよいか。 (2021年8月受付 50歳代男性)
マッチングアプリに関するトラブル回避のポイント
マッチングアプリを利用する際は、下記に注意しましょう。
1. プロフィールを確認
マッチングアプリの利用時、様々な相手からメッセージが届きます。
その中で、まずは相手のプロフィールをきちんと確認する習慣を身につけましょう。
- 外国人またはハーフ
- 高学歴・高収入
- 美男美女 など
上記に該当する場合、全てが虚偽とは限りませんが、偽りの可能性が高いと考えましょう。
全て事実とは限りませんし、このような人がマッチングアプリに登録するのはあまり現実的ではありません。
2. ある程度やり取りを重ねる
はじめはフランクにやり取りをしていたものの、気づけば商品の購入や投資等の話を持ちかけられる場合があります。
マッチングアプリ内ではなく、SNS・LINE等でのやり取りや、結婚等をほのめかして資金調達を要求・提案される場合には要注意です。
ビデオ通話やリアルタイムでの写真・動画交換を断られる場合には、プロフィールの詐称が疑われます。
3. 既婚者が利用している可能性がある
マッチングアプリの利用者が全て、真摯な付き合いを望んでいるわけではありません。
単に遊び目的の既婚者も利用している可能性があり、知らずに不貞行為の片棒をかつぐ事態に陥る場合もあります。
不貞行為について、相手が既婚者であることを知らなかったことを証明するのはとても難しいので、安易に肉体関係をもつのは避けましょう。
4. 会う場所・時間帯に注意
やり取りを重ね、実際に会う場合、場所や時間帯に注意しましょう。
初期から「家族・知人等に紹介したい」と申し出がある場合には注意が必要で、相手と2人きりになるシチュエーションはなるべく避けるのが賢明です。
マッチングアプリによるトラブルへの対処法
マッチングアプリで知り合った相手とトラブルに発展した場合、すぐに消費者ホットライン「188」、または 最寄りの警察にご相談ください。
実際に被害が生じていない場合でも、証拠となるものを提示し、いつでも被害届を出せる状態にしておくのが理想的です。
また、損害賠償請求を検討する際は、警察とは別に弁護士への相談が必要な点に注意しましょう。
マッチングアプリに関する相談事例、対処法まとめ
当ページでは、マッチングアプリに関する相談事例と対処法を解説しました。