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当ページでは、喪主になったらやるべきこと、守るべきマナー、注意点を解説します。
Contents
喪主とは
喪主とは、葬儀の主催者を担う人を指し、死亡人の遺志を引き継ぎ、葬儀後における供養も主催します(民法 第897条)
一般的には、死亡人の配偶者、子、両親、兄弟姉妹の順に就任しますが、死亡人の指定がある場合にはこれに従います。
遺族を代表し、弔問を受ける役割を担います。
喪主と施主の違い
施主とは、葬式の費用を負担する人を指します。
葬儀・法要につき、進行を取り仕切るのが喪主、費用を負担するのが施主という点で異なり、同一人が双方を務めても問題ありません。
喪主になったらやるべきこと
喪主になった場合、下記の役割を担います。
臨終後 | (1) 末期の水 (2) 死亡診断書の受取 (3) 葬儀社との打合せ |
葬儀 | (1) 葬儀会場の確認等 (2) 訃報連絡 (3) 遺影写真の準備 (4) 宗教者への挨拶・お布施 (5) 弔問対応 |
葬儀後 | (1) 納骨先の確認 (2) 四十九日法要の準備 (3) 香典返しの確認 (4) 各種手続 |
葬儀社を選ぶポイント
死亡人の臨終後、事務手続と並行し、葬儀社を選定する必要があります。
葬儀社を選ぶポイントは、サービス内容、金額等が挙げられますが、死亡人の希望がある場合、これに従って選びましょう。
葬儀社との打合せで決めること
葬儀社との打合せでは、下記を確認・決定します。
- 死亡人の宗派
- お墓・仏壇の有無
- 参列者の数
- 会食の有無
- 葬儀会場の希望 など
訃報連絡の内容
訃報連絡について、近親者には臨終後まもないうちに行いますが、そうでなければ葬儀の日程が決まってから行いましょう。
連絡時には、下記を伝達しましょう。
- 死亡人との関係
- 死亡日時
- 今後の流れ(式の日程等)
場合により、メールで通知することもあります。
遺影写真の準備
葬儀等に使用する遺影写真について、死亡人の希望がある場合を除き、厳格な規定があるわけではないため、どのような写真でも問題ありません。
家族写真等の集合写真でも、死亡人のみを切り出し、喪服を着ているように加工することができます。
葬儀会場等の確認・打合せ
葬儀会場等の確認・打合せでは、下記の事項を決定します。
1. 参列者の席順
一般的に、遺族は祭壇の右側、それ以外の参列者は左側に座ります。
強い希望がなければ、葬儀社が適切な席順を案内してくれるため、心配はいりません。
2. 供花の配置
供花とは、死亡人の冥福を祈り、遺族に弔意を示すために葬儀場に備える花を指します。
一般的には、死亡人の親族等が最上段右側、その後、最上段左内側から外側に向かう順番で供花が並びます。
宗教者への挨拶・お布施
読経・戒名の御礼として、喪主から僧侶へお布施をお渡しします。
金額は、戒名のランクにより変動しますが、原則「お気持ち」です。
お布施を渡すタイミング
お布施を渡す最適なタイミングは、葬儀開始前です。
忙しくて渡す暇なく葬儀がはじまった場合は、終了後にお渡ししましょう。
弔問対応
葬儀の参列者に対し、死亡人に代わり、参列の御礼と感謝を伝えましょう。
喪主挨拶をする際は、手短に行うのが理想です。
何を話せば良いかわからないという方向けに、雛形を配布している葬儀社もあります。
納骨先の確認
一般的に、死亡人の納骨先は、喪主が決定します。
納骨のタイミングに決まりはありませんが、多くの場合、四十九日法要のタイミングで行われます。
親族と話し合って決定すると良いでしょう。
葬儀社に任せられること
葬儀社・契約内容によりますが、ほとんどの場合、下記は葬儀社に依頼することができます。
- 遺体搬送、安置
- 宗教者の手配
- 死亡届の提出・火葬許可証の受取
- 供花の手配
- 納棺
- 仏壇・遺影の準備
- 香典返し
親族の死亡に悲しむ間もなく、初めてのことが押し寄せる死亡直後。
葬儀社の手を借りつつ、進めていきましょう。
喪主が守るべきマナー
喪主に就任した場合、下記に注意しましょう。
1. 服装
喪主が男性の場合、和装 または モーニングコートが正装とされます。
いっぽう、女性の場合は和装が正装ですが、略礼服でも構わない場面が増えています。
ただし、モーニングは昼に適した服装なので、通夜での着用は避けましょう。
2. 挨拶
喪主は、出棺・通夜等のタイミングで挨拶を行います。
格式張った挨拶は必要なく、自身の思うとおりにご挨拶しましょう。
「消える」「浮かばれない」「次々」「再び」「引き続き」など、縁起が悪いとされる忌み言葉は避けると良いでしょう。
喪主の役割、マナー、注意点 まとめ
当ページでは、喪主の役割と守るべきマナー、注意点を解説しました。