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遺品整理士の役割、資格の取得方法を解説

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遺品整理士とは

遺品整理士とは、被相続人(死亡人)の遺品を片づけ、必要な処分等を行うものを指します。

遺品を整理する際は、遺族の希望を尊重し、法規制に遵守した整理を行う必要があり、遺族のみで片付けを行うことが難しい事例もあります。

このような需要に応えるため、一般社団法人 遺品整理士認定協会が実施する資格制度の1つで民間資格に含まれます。

遺品整理士の役割

遺品整理士は、下記の役割を担います。

  1.  被相続人の想いを尊重
  2.  正しい知識・対応を活かす
  3.  遺品整理業界の健全化
  4.  行政への働きかけ

1. 被相続人の想いを尊重

高齢者の孤独死等の社会問題により、遺品整理業者の需要は高まっています。

単に「遺品の整理」と考えるのではなく、「供養」という認識をもちながら、被相続人の遺品を取り扱うのが遺品整理士の役割です。

2. 正しい知識・対応を活かす

遺品の整理・処分について、廃棄物等に関する法律による規制を受けます。

遺品整理士は、遺品整理特有の事項に関する正しい知識をもち、これに伴う処理を行う役割を担います。

3. 遺品整理業界の健全化

一般社団法人 遺品整理士認定協会の認定による「遺品整理士」資格につき、一定のガイドラインが定められています。

この中で、関連法令遵守の指導がされており、各自がこれに従うことにより、遺品整理業界全体の健全化を図るのも遺品整理士の大事な役割だといえます。

4. 行政への働きかけ

地方自治体の中には、遺品整理士資格を保有するものに対し、業務を依頼する動きが見られます。

遺品整理業をかたり、法外な金額を請求し、また、不法投棄を行う事業者も増えていることが理由です。

このような不当・不正な行為の撲滅を目指し、今後、遺品整理士資格保有者への依頼増加が見込まれます。

遺品整理士資格試験

(1) 受験資格

遺品整理士資格試験の受験に、特別な資格は必要ありません。

(2) 試験内容

遺品整理士資格は、所定講座を受講することで受験可能です。

下記は、受講時に使用する教本内容です。

第1部
遺品整理・遺品整理業とは
第1章 遺品整理とは何か
第2章 専門家が今、必要とされる理由は
第3章 取り巻いている、様々な社会問題
第2部
遺品整理を行うためには
第1章 実務を行っていく上で必要なこととは
第2章 行われている”実際の業務”とは
第3章 作業を行う上での注意点
第4章 法規制との関わりについて
第3部
事例研究について
第1章 事例研究について
出典:養成講座申込 – 一般財団法人遺品整理士認定協会 (is-mind.org)

遺品整理士資格試験では、上記の内容から出題されます。

(3) 合格率

遺品整理士試験の合格率は65%といわれています(出典:遺品整理マイスターズ

上記は一般社団法人 遺品整理士認定協会が発表した数値ではないため、最終的には「自分次第」と言えるでしょう。

(4) 試験日程、会場

試験日程に決まりはなく、所定の講座を修了次第、ご自宅で受験することができます。

受講に要する期間の目安は、およそ2か月程度とされています。

(5) 受験料

遺品整理士資格の取得について、下記の費用がかかります。

入会金25,000円
会費
(認定手続含む)
10,000円
(2年間有効)

一般社団法人 遺品整理士認定協会に入会した場合、遺品整理のノウハウを習得するため、無償でテキスト一式が送付されます。

送付されるテキストは、スキル・クオリティの補完を目的とするもので、これらのテキストは非売品です。

また、公式サイト上に「入会金は受講料とは異なる」と表記されているため、上記以外にも費用がかかる可能性がある点に注意です(養成講座申込 – 一般財団法人遺品整理士認定協会 (is-mind.org)

(6) 試験実施団体

遺品整理士資格試験は、一般社団法人 遺品整理士認定協会が行っています。

遺品整理士(遺品整理業)の将来性

遺品整理士資格は、社会的関心の高い資格でもあります。

高齢化が進む日本において、自身の遺品整理を行ってくれる人の不在が問題となっています。

需要が大きいので、ある程度の収入は見込めますが、今後業界参入者が増える可能性があります。

遺品整理に関し、清掃・運搬・リサイクルは不可欠なため、これら関連事業者の成長機会としても有効だといえます。

遺品整理業を行うのに必要な許可・資格

遺品整理業を行う際、許認可や資格は不要ですが、下記の許可・資格を保有しておくと安心です。

  1.  一般廃棄物収集運搬許可
  2.  古物商許可
  3.  遺品整理士資格

被相続人が事業者の場合、一般廃棄物ではなく「産業廃棄物収集運搬許可」が必要な場合もありますが、通常の遺品整理では不要と考えられます。

遺品整理士の役割、資格の取得方法 まとめ

当ページでは、遺品整理士の役割と資格の取得方法を解説しました。

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カテゴリー: 相続・相続税


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