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当ページでは、戸籍に関わる書類の種類、注意点を解説します。
Contents
戸籍とは
戸籍とは、人の出生から死亡に至るまでの身分関係等を記録したうち、市区町村役所が管理・保存する文書を指します。
身分関係とは、出生、死亡、婚姻、離婚、縁組、離縁等のことです。
戸籍に関する手続き
戸籍に関する手続きは、住所を置いている場所により異なります。
日本に住所がある場合 | 本籍地、または所在地の市区町村役所 |
外国に住所がある場合 | 日本の大使館、または領事館 |
手続に必要な戸籍書類
戸籍に関わる書類は、下記の種類に大別されます。
- 戸籍謄本(抄本)
- 改製原戸籍の謄本(抄本)
- 除籍謄本(抄本)
これらをまとめて「戸籍書類」と呼ぶこともありますが、厳密には、市役所等で取得する戸籍関連書類は「証明書」です。
戸籍自体は市区町村役所が管理するものだから、我々が取り扱うのは「証明書」なんですね。
1. 戸籍謄本(抄本)
戸籍謄本とは、現在における個人の身分事項が記載された戸籍簿の写しを指します。
市区町村に発行を請求すると、「謄本」「抄本」を選ぶことになります。
謄本 | 戸籍に属する全員分の情報を記載 |
抄本 | 戸籍に属する人のうち、1人または複数人の特定情報を記載 |
1-1. 戸籍謄本の請求方法
戸籍謄本は、本籍地のある市区町村役所において、下記に必要事項を記入・提出して行います。
請求時に必要な書類は自治体により異なるため、事前に確認しておくと安心です。
2. 改製原戸籍
改製原戸籍とは、現在の戸籍と異なる様式の戸籍を指し、縦書きにて作成されています。
端的に言えば、法改正前の戸籍のことをいいます。
昭和23年に家制度から家族制度への移行、平成6年(1994年)にコンピュータ化という風に、少しずつ改正が繰り返されています。
改製原戸籍を要する場は、主に相続手続であり、死亡人の戸籍情報を古いフォーマットにて保管されている場合に、「改製原戸籍」を取得することになります。
2-1. 改製原戸籍の請求方法
改製原戸籍を請求する場合、対応する部分にチェックを入れ、必要な通数を記入します。
3. 除籍謄本(抄本)
除籍謄本とは、戸籍に属する人が結婚、死亡、転籍等の事情により、いなくなったことを示す書類を指します。
自分の生涯において、上記の事案が発生していれば、除籍謄本(抄本)を取得することになります。
3-1. 除籍謄本の請求方法
除籍謄本を請求するには、該当項目を選択・記入し、必要な通数を記入します。
戸籍の附票
上記3種類のほか、「戸籍の附票」があります。
戸籍の附票とは、戸籍作成時点から住民票の変遷を記録した書類を指します。
住民票の場合、記載されるのは旧住所・現住所のみであり、旧住所よりも前の記録は記載されません。
いっぽう、戸籍の附票にはこれが表示され、転居情報を遡って証明することができます。
(1) 戸籍の附票 請求方法
戸籍の附票を請求する際は、下記のような書類に必要事項と、必要な通数を記入して行います。
戸籍書類取得時の注意点
戸籍書類は、誰でも請求できるものではありません。
請求する戸籍書類により、本人との続柄が分かる資料の提示や、委任状が必要な場合があります。
また、かかる手数料も種類により異なりますので、請求先となる市区町村役所にあらかじめ確認しましょう。
戸籍関連書類の種類 まとめ
当ページでは、戸籍に関する書類の種類、請求時の注意点を解説しました。