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当ページでは、相続診断士の役割、資格試験の概要を解説します。
Contents
相続診断士とは
相続診断士とは、一般社団法人 相続診断協会(JiDA)が実施する相続診断士試験に合格した人に認められる資格で、相続の基礎的な知識・実務を身につけ、相続に関する様々な診断ができる人を指します。
相続診断とは、トラブルの発生可能性と内容、危険度・緊急度等をグラフ化したもので、必要に応じ、税理士、司法書士、行政書士、弁護士等の力を借り、問題の目を摘み取る橋渡しを行います。
相続診断士の役割
相続診断士の大きな役割は、起こり得る相続トラブルの特定、見えづらいリスクを数値化したうえ、顧客と対処法を検討することです。
問題を問題と認識できないことには、対策を講じることもできませんよね。
相続診断士試験について
相続診断士試験は、個人・団体受験に大別されますが、いずれも受験者が受験日を決定することができます。
(1) 受験資格
相続診断士試験に受験資格はなく、どなたでも受験することができます。
ただし、再受験においては、本試験を受験した人のみが対象です。
申込は、インターネットのみ対応なので、公式サイトをご確認ください。
試験について|一般社団法人 相続診断協会 (souzokushindan.com)
(2) 試験形式、問題数
相続診断士試験の試験形式、試験時間は下記の通りです。
試験形式 | ○× 三肢択一 穴埋め方式 |
試験時間 | 60分 ※上級相続診断士試験は90分 |
問題数 | 合計60問 |
(3) 試験実施日、会場
試験日について、受験者自身で希望日を選択することができますが、申込期間は、希望日の21日前です。
試験会場は全国260か所以上から選ぶことができます。
(4) 合格基準
相続診断士試験の合格基準は、70点以上です。
試験の結果について、試験終了時に画面上に表示されるほか、当日中に試験結果レポートが配布されます。
合格の場合、試験の翌々月1日に認定を受けられ、10日前後に認定証一式が送付されます。
試験日の翌日から相続診断協会メールマガジンの配信が開始しますが、資格に関する年会費等はかかりません。
(5) 受験料
相続診断士試験の受験料は、「初回受験」「再受験」で異なります。
初回受験 | 個人受験:38,500円(税込) 基本テキスト・講義動画(約5時間)・受験料・資格認定料 含む |
再受験 | 16,500円(税込) 受験料のみの金額で、教材の発送なし |
支払方法は、下記のいずれかによります。
- クレジットカード
- コンビニ払い
- Pay-easy決済
クレジットカード払いの場合、マイページから領収書を発行することができます。
コンビニ払いの場合、支払時に店頭で発行されるものが領収書となります。
Pay-easy決済の場合、ATM利用時に発行される利用明細表が領収書となりますので、適宜保管しましょう。
(6) 資格の有効期間
相続診断士資格の有効期間は2年間で、更新時には確認テストが実施されます。
また、更新料16,500円(税込)を支払う必要があります。
JiDAより、更新の案内ハガキが届き、有効期間満了日の3か月前から手続可能です。
相続診断士試験の合格率
相続診断士試験の合格率等は公表されていませんが、試験内容から難易度は低いものと推察します。
相続診断士試験の試験内容
相続診断士試験の内容は、下記の通りです。
コンプライアンス | 10問(10点) |
相続法 | 15問(30点) |
相続税 | 10問(20点) |
相続税3択 | 5問(10点) |
相続税穴埋め | 12問(12点) |
法定相続分 | 2問(6点) |
法定相続分 | 1問(2点) |
基礎控除額 | 2問(4点) |
小規模宅地 | 3問(6点) |
出題される問題は、令和3年(2021年)1月1日時点で施行されている内容が基準となっているそうですが、法改正等を適宜反映していくことが考えられます。事前に確認しましょう。
相続診断士の役割、試験概要まとめ
当ページでは、相続診断士の役割と、相続診断士試験の概要を解説しました。