当サイトの一部に広告を含みます。
当ページでは、動物介護士、動物介護ホーム施設責任者資格の概要、業務内容、採用状況を解説します。
Contents
筆者プロフィール
榊原 沙奈(さかきばらさな)
特定行政書士 / ヲタク行政書士® / ペット終活アドバイザー、動物介護士、動物介護ホーム施設責任者資格を愛犬のために取得(関連リンク:事務員、うめ)
動物介護士とは
動物介護士とは、老犬・老猫を預り、介護する場合に必要な知識、技能の習得を証明する試験に合格したことを証明する称号です。
資格認定機関は、日本能力開発推進協会(JADP)です。
動物介護ホーム施設責任者とは
動物介護ホーム施設責任者とは、老犬、老猫を預かる動物介護施設を仮設・運営するために必要な知識、技能の習得を証明する試験に合格したことを証明する称号です。
資格認定機関は、日本能力開発推進協会(JADP)です。
動物介護士の業務内容
動物介護士は、下記の業務を行います。
- ペットの健康管理
- グルーミング
動物介護士が活躍できる場所
動物介護士は、下記の現場で活躍が期待されます。
- 動物病院
- ペットホテル
- ペットシッターなど
1.動物病院
動物病院で行われる医療・看護行為、医薬品管理について、原則、国家資格が必要です。
いっぽう、介護(介助・補助等を含む)は、無資格者でも行うことができます。
動物介護士資格がある場合、入院中の犬猫の介護(介助)等で即戦力として活躍できる可能性が高く、採用面接時のアピールポイントとして活用することができます。
2.ペットホテル
ペットホテルとは、飼主の外出、旅行中の期間、犬猫用の宿泊施設にてペットを預かる業態です。
若い犬猫だけでなく、老犬・老猫を預かることもあるため、思う存分、知識技能を振るうことができます。
3.ペットシッターなど
ペットシッターとは、飼主に代わり、ペットの世話・介助等を行う業態をいいます。
ペットの自宅に限らず、散歩、外出先で活躍することもあり、特に、加齢や病気等を抱える子を適切にサポートすることができます。
動物介護士・動物介護ホーム施設責任者試験について
資格は「国家資格」「民間資格」に大別されますが、動物介護士は民間資格に分類されます。
動物関連の国家資格といえば「愛玩動物看護師」が代表的です。
下記に、動物介護士資格試験の概要をご紹介します。
(1)受験資格
動物介護士、動物介護ホーム施設責任者、いずれの試験についても、JADPが認定する教育機関等が行う教育訓練等において、全てのカリキュラムを修了することが求められます。
(2)履修内容(学習範囲)
履修内容は下記の通りです。
動物介護士 | (1)シニア期の基礎知識 (2)シニア期の介護に関する基礎知識 (3)シニア期の病気の基礎知識 |
動物介護ホーム施設責任者 | (1)動物介護施設に必要な設備・設備管理に関する基礎知識 (2)動物介護施設運営に関する基礎知識 |
(3)受験料
受験料は、令和6年(2024年)4月15日時点において、各5,600円(税込)です。
(4)試験方式
マークシート形式で行われ、70%以上正答で合格となります。
動物介護士の採用状況
動物介護士は、職業として確立されているとは言い難く、採用募集はほとんどありません。
ただし、日本国内の少子高齢化に伴い、飼主の高齢化による老犬・老猫の老後について問題となる場面もあります。
このような事情から、動物向けの介護施設等に注目が集まり、今後は需要が高まるのではないかと考えられます。
習得した知識技能は、自分のペットに活かすこともできます。
動物介護士、動物介護ホーム施設責任者資格の概要、業務内容まとめ
当ページでは、動物介護士、動物介護ホーム施設責任者資格の概要、業務内容等を解説しました。