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当ページでは、飼主のわからない犬を保護した際の対処法、注意点を解説します。
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筆者プロフィール
榊原 沙奈(90′) / 榊原行政書士事務所 代表行政書士 / ペット終活アドバイザー / 動物介護士/ やぎ座のO型 / 趣味は写真を撮ること、神社をめぐること
迷い犬を拾った際の対処法
飼主不明の犬を拾った場合、下記の方法が考えられます。
- 首輪、鑑札を確認
- 交番、動物愛護センターへの届出
- 動物病院に連れて行く
1.首輪、鑑札を確認
迷い犬が首輪、ハーネスを装着している場合、ご家族の連絡先が記載されていないか確認しましょう。
鑑札とは、狂犬病の予防注射を受けていること、飼主の住所地において、登録がされていることを示す標識をいい、自治体名、登録番号が表記されています。
上記いずれかで連絡先を特定できたら、すぐに連絡しましょう。
2.交番、動物愛護センター(保健所)へ届出
飼主情報等が確認できない場合、最寄りの交番 または 動物愛護センター(保健所)に届出を行います。
令和4年(2022年)6月1日から、ブリーダー、ペットショップ等で販売される犬猫について、マイクロチップの装着が義務化されており、開始以降に販売された迷い犬なら、マイクロチップによる飼主特定が期待できます。
マイクロチップとは、15桁の番号が割り当てられたチップで、飼主の氏名、連絡先、犬の名前、犬種等の情報が紐付けられたものです。
動物愛護センターでは、マイクロチップに記載された情報を確認することができますし、飼主が特定できない場合、一定期間保護してもらうことができます。
2-1.交番に届出を行った場合
交番に迷い犬の届出を行った場合、遺失物法が適用されるため、飼主が3か月間現れない場合には、拾得者(保護した人)が飼主になることができます。
この場合、飼主になった日から30日以内に、保護者の住所地を管轄する市区町村役所に飼主登録の手続を行う必要があります。
上記のほか、狂犬病、その他の予防注射を行いましょう。
3.動物病院に連れて行く
自宅で預かる場合、動物病院で診察を受けることをオススメします。
ほとんどの動物病院には、マイクロチップの読取り機を設置をしていますし、健康状態を確認してもらうこともできます。
処方薬のほか、物販を行っている場合には、犬の世話に必要なものを購入することも可能です。
飼主がわからない場合
様々な機関に問い合わせても飼主が特定できない場合、動物愛護センターへの引渡し または 自身で飼う方法が考えられます。
動物愛護センターでは、一定期間の保護期間が設けられていますが、これを過ぎると殺処分となる可能性があります。
殺処分回避のために無理して飼う必要はありませんが、気になるようでしたら「寄付」により応援する手段もあります。
迷い犬を拾った際の対処法、注意点まとめ
当ページでは、迷い犬を拾った際の対処法と注意点を解説しました。