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当ページでは、オンラインサロンを始める際の流れ、運営のメリットと注意点を解説します。
Contents
筆者プロフィール
榊原 沙奈(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。
オンラインサロンとは
オンラインサロンとは、インターネット上で特定のコンテンツに関心をもつメンバーを集め、情報やコンテンツの共有、メンバー同士で交流を行うことを目的とするコミュニティを指します。
一般的に有料会員制で、決済方法は次の類型に分けることができます。
- サブスクリプション型(年額/月額)
- 買い切り型
一定期間に限定したチーム型のサロンでは、月額払いや買い切り型の決済方法を提供しますが、多くのサロンは中長期的な目的をもって活動するため、年払いを採用しているところもあります。
運営形態での区分は次の通りです。
- コミュニティ型
- ファンクラブ型
- 講座型
- プロジェクト型
「基本」「プレミアム」「VIP」等の階級に分けたプランを用意し、それぞれに応じた特典を付与することもあります。
オンラインサロンをはじめるまでの流れ
オンラインサロンは、次の流れに沿って始めましょう。
- 目的の明確化
- プラットフォーム選択
- コンテンツの準備
- メンバー募集
- 運営
1.目的の明確化
オンラインサロンを始める目的、動機、どのようなサロンを築きたいのかを明確にします。
存在理由が曖昧なコミュニティでは、参加者が集まらないことは勿論、運営側の指針も伴わないため、限られたリソースの無駄打ち抑止にも繋がります。
2.プラットフォーム選択
オンラインサロンを運営するためには、プラットフォームを選択します。
プラットフォームは大きく分け「無料」「有料」のものがあります。
- LINE
- Discordなど
- DMMオンラインサロン
- CAMPFIRE Community
- noteなど
それぞれのユーザー層、料金体系、サービス内容を比較検討し、自分に合ったところを選びましょう。
大手プラットフォームは審査内容も厳格で、通過が難しい場合もあります。
審査要件も併せて確認しましょう。
3.コンテンツの準備
オンラインサロンを開始する際、何の準備もないのでは話になりません。
ブログ記事、動画、Podcast等のコンテンツを用意し、参加メンバーが興味を持つコンテンツを準備しましょう。
コンテンツと同時に、ガイドラインを設定しましょう。
4.メンバー募集
オンラインサロンの運営は、メンバーなくして始まりません。
運営の目的に関連する情報・コンテンツを使い、SNS等でメンバーを募集します。
初月無料制を導入すると入会へのハードルが下がる一方で、既存メンバーの反発を誘発する場合もあるため、注意しましょう。
5.運営
オンラインサロンを運営において、下記の動作を行います。
- メンバー管理
- コンテンツの提供
- モデレーション
- メンバーへの対応
- プロモーション等
コミュニティ内の治安維持に定期的なモデレーションは欠かせませんが、何より、参加してよかった!と思ってもらえる内容に仕上げるため、自己研鑽が必須です。
オンラインサロン運営のメリット
オンラインサロンを運営するにあたり、次のメリットが考えられます。
- 自己研鑽に繋がる
- 定期的な収入を得られる
- ブランディングに役立つ
自己研鑽に繋がる
オンラインサロンには、同じ目的をもつメンバーが集まるため、特定のコンテンツに関する知識・情報に具体性があり、提供する側の自己研鑽に繋がります。
SNSやブログのように、誰でも入れる場ではないからこそ、専門的で突っ込んだ話ができることが最大のメリットだと言えます。
定期的な収入を得られる
一般的なオンラインサロンは有料会員制を採用しています。このため、運営側は定期的な収入を得ることが可能です。
また、オンラインサロンと関連付けたコンテンツ販売を行うことで、収益拡大を目指すこともできます。
ブランディングに役立つ
オンラインサロンの運営者が商品・サービスを提供する場合、より精度の高いフィードバックを受けられることができ、運営者自身の専門性・商品の品質向上を目指すことができます。
市場に流通する前のテスト販売の場としても活用できるため、ビジネス全体の資源配分を最適化することにも繋がり、自身のブランドに対する信頼性向上にも繋がります。
オンラインサロンを運営する際の注意点
オンラインサロンを運営する際、次の点に注意しましょう。
- 競合対との差別化
- モデレーションが難しい
- 継続的な募集・対策を要する
競合との差別化
同じテーマやコンテンツを扱うオンラインサロン(競合)との差別化を図る必要があります。
差別化のポイントは、「価値提供」「メンバーの利点明確化」「サポート体制」です。
自身でなければ提供できない価値を言語化し、メンバーが参加するメリットを明確に伝え、参加後のサポート体制を充実させることで一定の差別化が可能です。
モデレーションが難しい
オンラインサロンでは、メンバー同士の交流が行われる一方で、白熱した討論が繰り広げられることもあります。
あらかじめルールやガイドラインを設定し、適切なモデレーションを行う必要があります。
継続的な募集・対策を要する
オンラインサロンの成功には、メンバーの存在が不可欠です。
多くの人は集客で苦労しますが、集客後も契約を維持してもらわなくてはならず、メンバーを飽きさせない工夫が必要です。
また、寄せられた意見や要望に対し、適宜対応する力も求められます。
オンラインサロンの始め方、メリット、注意点まとめ
当ページでは、オンラインサロンを始める際の手続、運営のメリットと注意点を解説しました。