コインランドリーの開業に必要な手続、注意点を解説

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当ページでは、コインランドリーの開業に必要な手続、注意点を解説する。

コインランドリーの開業は2種類

コインランドリーの開業は、「個人経営」「FC(フランチャイズ)」の2種類に分けられる。

(1)個人経営の場合

個人経営の場合、自分で経営方針・運営方法を決定する。

開業準備を全て自分で行う必要があるため、はじめは苦労する可能性が高い一方で、運営に関する意思決定について他人に制限されることがなく、収益がそのまま手元に残る特徴がある。

(2)FC(フランチャイズ)の場合

FC(フランチャイズ)の場合、開業準備や運営について本部から支援を受けられる。

契約元のブランド力を活用でき、広告宣伝等も支援してくれることから、個人経営に比べると軌道に乗せやすいメリットがある反面、収益の一部はロイヤリティとして支払う必要があるほか、従うべきマニュアルを負担に感じる場面もあるだろう。

コインランドリー開業までの流れ

コインランドリーを開業するには、下記の手続が必要である。

  1. 市場調査、事業計画の立案
  2. 物件の選定、契約
  3. 機材の選定と購入
  4. 各種許認可の取得
  5. 内装工事、機材の設置
  6. 集客準備、広告宣伝
  7. スタッフの採用(任意)
  8. 最終確認

1.市場調査、事業計画の立案

コインランドリー開業に関する市場調査では、開業予定地の人口動態、競合環境、潜在需要等を把握し、適切な立地とビジネスモデルを決定する。

例えば、若い単身者や学生が多い地域では、コインランドリーの需要が高い傾向にあり、周辺の賃貸物件、学生寮、ビジネス街等の施設数が参考になる。

事業計画では、コインランドリー開業後における経営戦略や収支計画を詳細に決定し、金融機関から融資を受ける際にも役立つ。

市場調査人口の年齢層、家族構成、収入層などを調査
これをもとにどの顧客層にアプローチするかを明確化する
競合調査既存のコインランドリー店舗数と口調を確認
競合の価格をもとに自店舗の利用料金を設定し、サービス内容を決定する
収支計画初期費用、月々の経費を固定費・変動費に分けて算出
損益分岐点の計算売上がどの程度に達すれば黒字化するかを算出
最低限必要な集客数を把握することで、運営の方向性を決める指標とする
資金調達計画事業計画をもとに自己資金と、融資や補助金・助成金に頼る部分を明確化

2.物件の選定、契約

コインランドリー開業にあたり、立地は集客力・収益性に大きく影響するため、下記を考慮して選定する。

ターゲット層と立地単身者や家族が多い住宅地の場合、利用者が確保しやすい
学生の多いエリアでは特に、単身者向けのサービスが支持を得やすい
商業施設の近隣だと、買い物ついでに利用されやすい
通行量と視認性通行量が多い道路沿いや、目に止まりやすい場所の場合、通りがかりの集客が期待できる
駐車場の有無地方、郊外の場合、駐車場の有無が来客数に大きく影響する
駐車場を併設できない場合、周辺のコインパーキング等を利用する、又は徒歩・自転車を利用する客層を中心に集客を検討する
電力供給高出力を要する機器を扱うため、高圧電力の供給可否、または設備の増強が可能かを確認
給排水設備大量の給水を要するため、給水管の太さ・水圧を確認し、場合により給水管の増設工事を行う
大量の排水に対し、排水容量・勾配を確認
物件の排水容量が不足する場合、改修の可否を確認
ガス供給ガス乾燥機を使用する場合、都市ガスまたはプロパンガスの別を確認
ガス供給ができない場合、電機乾燥機を選択するか別の物件を検討
ガス管の配管工事を要する場合が多く、配管の設置可能範囲、費用を確認

賃貸契約の際は、改装や工事の許可、原状回復の範囲を必ず確認すること。

また、契約期間があまりに短い場合、初期投資分を回収できないリスクが高いため、5年以上の長期契約が望ましい。

契約更新時の賃料条件と解約条件も併せて確認したい。

このほか、店舗内の清掃や管理、ゴミ処理にかかる管理費・共益費の負担の有無を確認する必要がある。

駐車場がある場合、使用条件や利用料金も確認しましょう。
契約内容に関する疑問点は、事前にオーナー又は管理会社と相談し、契約条件について交渉も必要です。

3.機材の選定と購入

コインランドリーの機材選定は、運営の効率・収益に直結する重要なポイントであり、下記に注意したい。

洗濯機の種類、機能家庭用洗濯機より大容量が多く、10kg~25kg程度が一般的
布地を傷めず汚れを落とす機能が備わった機種は人気が高く、柔軟剤、消臭機能があると満足度向上が期待できる
稼働量を考えると、節水・省エネ設計がコスト削減に効果的
乾燥機の種類、機能電機乾燥機に比べ、ガス乾燥機の方が乾燥時間が短く、ランニングコストが安い
ただし、ガス設備の工事を要するため、物件選定時の確認が不可欠
電機乾燥機の場合、初期費用が抑えられる一方で、乾燥時間が長く、電気代が高額化する可能性がある
静電気防止、シワ防止機能を備えたものが人気
両替機硬化を使用するため、設置が必要
メンテナンスが少なく、壊れにくい機種が望ましい
紙幣対応の種類、釣銭防止機能があるものを選ぶとトラブル防止に有効
自動販売機洗剤、柔軟剤、漂白剤を購入できる自販機のほか、飲料、スナック菓子の自販機を設置するのも有効
ITシステムキャッシュレス決済システムを導入すると、現金を持たない顧客に対応できる
現金払いの複雑さを減らし、両替機の負担も軽減できる
遠隔監視システムを設置すると、無人運営でもセキュリティ対策が可能となるほか、故障・トラブル発生時に迅速な対応が可能

初期費用を抑え対場合、リース契約を検討するのも1つの方法だが、最終的なコストが高くなる場合も多く、リース費用と機材の購入費とを比較し、長期的な運用コストを考慮して選定することをオススメする。

また、機材導入前には、店舗内のレイアウトと導線を考慮し、顧客がスムーズに利用できるよう配慮する。

機器の購入・リース契約に際し、メーカー又は販売会社とメンテナンス契約を結ぶことも検討しましょう。

4.各種許認可の取得

コインランドリーを開業するにあたり、各種許認可の取得が必要である。

無許可で営業を開始した場合、法的な問題が発生する可能性があり、適切な手続を理解・準備する必要がある。

保健所公衆浴場法に基づく届出が必要な場合あり
開業予定地を管轄する保健所に、必要な届出、衛生基準を確認
消防署防火管理者の選任、届出が必要
消化器、批難誘導灯、火災報知器等の設置が義務づけられる場合あり
開業予定地を管轄する消防署に、必要な届出、設備基準を確認
広告看板の設置許可自治体により看板の大きさ、色、設置場所が制限される場合あり
開業予定地を管轄する市区町村役所に、必要な許可、看板の基準を確認
プライバシーマーク
(任意)
遠隔監視システムやキャッシュレス決済システムを導入する場合、個人情報保護に関する届出、指針が必要な場合あり
プライバシーマークを取得する場合、個人情報保護に関する社内規定の作成、教育等を実施する必要あり
その他・税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出(法人の場合は、登記後2か月以内に「法人設立届出署」)
・売上が一定基準を超えた場合や、適格事業者になる場合、消費税の納税義務が生じる

5.内装工事、機材の設置

コインランドリーの内装デザインや機材の配置について、顧客満足度に直結し、リピーター獲得につながることから、下記を意識すると良い。

  1. 清潔感のあるデザイン
  2. 防水性、防滑性のある素材を採用
  3. 防湿・防音対策
  4. 導線の確保
  5. レイアウトの工夫

内装工事や機材設置に関し、業者選びのポイントは下記の通り。

  1. コインランドリーの施工実績の有無
  2. アフターメンテナンスの有無
  3. 費用の比較

業者を選ぶ際は相見積もりをオススメします。

6.集客準備、広告宣伝

コインランドリーの開業に際し、地域住民に認知してもらい、継続利用してもらう目的をもって広告宣伝を行う。

下記に効果的な広告宣伝の手法について説明する。

ターゲット層の明確化コインランドリーを利用する主なターゲット層は、下記の特徴がある

1.単身世帯や学生
時間のない単身者や学生は利用頻度が高い。特に、乾燥機を目的に来店する場合が多い。

2.家族世帯、子育て世帯
洗濯量が多く、特に雨天の日は自宅での洗濯乾燥が難しいことから、家族単位で利用するケースが多い。洗濯乾燥を同時に行える大型機器、子連れでも快適な清潔な空間が求められる。

3.ビジネス利用
近隣にホテルや飲食店がある場合、業務用洗濯機を利用し、布団・タオルの洗濯を外部に委託するケースがある。
プロモーション1.オープンキャンペーン
初回無料洗濯・乾燥サービス、回数券の割引販売など

2.無料Wi-Fi、設備の提供
待ち時間を快適に過ごしてもらえる工夫をする
スマホの充電スペースの提供、自動販売機の設置など
オンライン・オフラインの併用1.デジタルマーケティング
Googleマイビジネスへの登録、SNS、店舗専用サイトの設置など
2.オフライン公告
ポスティング、新聞折込広告、近隣店舗との提携など
ポイントカード、会員プログラム1.ポイントカードの導入
洗濯乾燥の利用ごとにポイントを付与し、一定のポイントに対し、無料利用、割引特典を得られる仕組みをつくる
ポイントカードのアプリかも効果的

2.会員プログラム
会員限定の割引キャンペーンを実施
雨の日特別割引、夜間割引など
地域イベント、口コミによる集客促進1.地域イベントとのタイアップ
地域の祭り、フリーマーケット等のイベントに協賛し、店舗の認知度向上を目指す
イベントにおいて、無料体験チケットの配布、抽選で洗濯無料券プレゼントを実施すると話題性もあり

2.口コミとレビューの促進
店内にレビューを依頼するPOPを掲示したり、SNSに投稿してもらうと割引が受けられるキャンペーンを実施すると効果的

7.スタッフの採用(任意)

原則、コインランドリーは無人での運営も可能だが、サービスの質を高めるため、または業務効率、安全性向上のためにスタッフを配置する方法もある。

下記に、コインランドリーにおけるスタッフ採用のポイントを解説する。

スタッフの役割を明確化1.清掃メンテナンス業務
2.接客及び問い合わせ対応
3.安全管理と開始
採用基準の設定1.経験やスキル
2.就労時間の柔軟性
3.コミュニケーション能力
採用プロセス1.求人の作成、配信
2.書類選考
3.面接
4.試用期間の設定
研修、教育1.清掃業務のトレーニング
2.機器の基本操作、トラブル対応
3.顧客対応、トラブル管理
シフト管理1.曜日、時間帯ごとの需要に合わせ配置
2.シフト表の共有
スタッフのモチベーション向上と維持管理1.定期的な面接とフィードバック
2.報酬、インセンティブ設定

8.最終確認

開業準備が整った段階で、すべての要素が正しく機能することを確認する必要がある。

下記に具体的な確認項目とポイントを記載する。

施設および設備1.機材の動作確認
2.支払方法の動作テスト
3.Wi-Fi、防犯カメラ等の附帯設備の確認
店内環境の整備1.清掃状況の確認
2.備品の配置と補充
3.店内案内や利用方法の掲示
許認可の取得状況1.開業に必要なすべての許認可を取得済であることを確認
2.証明書が手元にあるか
3.証明書は店舗内に掲示するなど分かりやすい場所に保管
4.防火・防災設備の点検
集客準備1.オープンキャンペーンの準備
2.販促品、景品の準備
スタッフの準備とシフト1.スタッフの最終オリエンテーション
2.シフト管理と連絡体制の確認
緊急時の対応1.トラブル対応時のマニュアル整備
2.緊急連絡先の掲示
総合チェック、リハーサル1.オペレーション全体の確認
2.実際の利用者を想定したリハーサル

最終確認リストを作成し、項目ごとにチェックを行うと確認漏れが防げます。

コインランドリー開業に必要なもの

コインランドリーの開業には、機材、店舗設計、宣伝用品まで幅広い設備、アイテムを要する。

下記に、具体的なものを紹介する。

項目詳細費用目安
主要機材1.洗濯機
2.乾燥機
3.両替機
4.自動販売機
1.約80万~150万円/台
2.約50万~100万円/台
3.20万~50万円
4.30~100万円
店舗・内装関連1.床材と防水設備
2.照明
3.換気設備
4.椅子、テーブル
5.Wi-Fi
500~1,000万円
支払システム1.現金・電子決済対応システム
2.料金精算機
100万円~300万円
防犯・監視設備1.防犯カメラ
2.セキュリティアラーム
1.約5万~10万円/台
2.10万~30万円
サイン・室内表示1.店舗看板
2.操作案内・使用ルール掲示
3.防火・緊急時対応案内
1.20万~100万円
2.1万~5万円
集客・宣伝用品1.チラシ・ポスター
2.SNS、webサイト
3.オープンキャンペーン用の景品
1.5万~15万円
2.0~30万円
3.5万~20万円
備品と消耗品1.清掃用具
2.ゴミ箱、ゴミ袋
3.備品補充
1万~3万円
許認可に必要な書類、掲示物1.営業許可証
2.防火管理証明書
3.賠償責任保険証書
1.0.5万~2万円
3.5万~10万円/年
不動産賃料と保証料月額賃料の数ヶ月分

初期費用の目安

コインランドリー開業にかかる初期費用の目安は、下記の通り。

項目金額
物件敷金・礼金: 家賃の3~6ヶ月分(立地による)
家賃(初月分): 10万円~50万円
初期費用合計: 約50万円~300万円
主要機材業務用洗濯機・乾燥機: 約700万円~1500万円
両替機: 約20万円~50万円
自販機: 約30万円~100万円
機材費合計: 約750万円~1650万円
内装・設備工事内装工事: 約300万円~1000万円
換気設備: 約20万円~80万円
防犯カメラ・セキュリティ: 約15万円~50万円
内装・設備工事合計: 約335万円~1130万円
広告宣伝Webサイト・SNS立ち上げ、チラシ等: 約10万円~50万円
オープンキャンペーン費: 約5万円~20万円
宣伝・広告費合計: 約15万円~70万円
備品・消耗品清掃用品、ゴミ箱等: 約2万円~6万円
許認可取得費用営業許可証・賠償責任保険: 約5万円~10万円
合計初期費用目安小規模店舗: 約1200万円~1500万円
中規模店舗: 約1500万円~2500万円
大型店舗: 約2500万円~5000万円

上記は、必要機材、工事費等に余裕をもたせて算出しているため、実際には異なるかと思います。
自身の展望に応じ、より具体的な数値を算出しましょう。

コインランドリー開業を検討する際の注意点

コインランドリー開業を検討する際は、下記に注意。

  1. 設備トラブル、クレーム対応の仕組みを整備
  2. 徹底的な市場調査で地域ニーズの把握
  3. ランニングコストの管理、エネルギー効率
  4. 定期清掃と衛生管理の徹底
  5. 長期的な収益見込みのシミュレーション
  6. 営業時間と安全対策の調整
  7. 利用者満足度の向上策
  8. 宣伝・マーケティングの継続実施

1.設備トラブル、クレーム対応の仕組みを整備

機械トラブルを真っ先に発見するのは利用者だろう。

このため、営業時間中のトラブルに即座に対処できるよう、店舗に専用の連絡掲示を設置する等の対策が必要となる。

無人店舗の場合、利用者からの苦情・相談窓口をわかりやすく表示することも必要だろう。

問合せ先が明確でなければ、利用者に不満がたまる原因となり、最悪の場合、酷評が広がる可能性が考えられる。

2.徹底的な市場調査で地域ニーズの把握

近隣住民やそのエリアの特徴を調査のうえ、店舗のターゲット層を定める。

近隣店舗をリサーチし、他店舗に不足するサービスを導入することが競合との差別化に有効である。

3.ランニングコストの管理、エネルギー効率

一般的に、乾燥機の使用頻度が特に高く、電気・ガス代が運営コストの大部分を占める。

エネルギー効率の高い機材を選定する、ピークタイム以外の節電プランを採用する等、ランニングコストを抑える工夫は不可欠だろう。

機材トラブルは突発的に発生するため、日々の売上からメンテナンス費用として一定額を積立、予期せぬ修理費に備えることをオススメする。

4.定期清掃と衛生管理の徹底

コインランドリーは、常に清潔であることが求められる。

特に、ドラム内部の拭き取り、ゴミ箱清掃は利用者の印象に直結するため、汚れ、匂いがないよう保つ工夫も必要だ。

定期点検を実施することで突然の故障を防ぎ、長期にわたり安定的なサービス提供を期待できる。

5.長期的な収益見込みのシミュレーション

季節、天候により利用者数は変動スルため、気候変動を考慮した収益予測を立てる。

初期投資額、毎月のランニングコストに対し、どの程度の売上で黒字化するかを確認し、損益分岐点を見極めることで、経営の指標とする。

6.営業時間と安全対策の調整

無人店舗で24時間営業も可能だが、夜間の利用者層を確認し、収益に見合わぬようなら一部閉店を検討することでコスト削減を図ることができる。

特に、セキュリティ管理は重要で、防犯カメラの設置、セキュリティ会社との連携、自動通報システム等を検討し、トラブル発生時の迅速な対応が可能な体制を整備したい。

7.利用者満足度の向上策

機器の操作方法がわかりやすいよう、手順書、操作案内を掲示する。

外国人観光客が多い地域では、英語をはじめ、多言語対応も視野に入れる。

利用者の声に応じ、必要なサービス・設備の改善を加えることで、利用者の満足度が向上するだろう。

8.宣伝・マーケティングの継続実施

オープン時に限らず、店舗情報やキャンペーン情報を発信し、認知度を維持する施策が必要である。

定期的に利用者向けのキャンペーンやイベントを開催すると、リピーター獲得につながりやすい。

近隣の住民や学生に特化したキャンペーン等、地元に根ざした宣伝も有効である。

コインランドリーの開業に必要な手続、注意点まとめ

当ページでは、コインランドリー開業に必要な手続と注意点を解説した。

関連リンク

ガーデニングショップを開業する際に必要な資格と注意点を解説

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当ページでは、ガーデニングショップの開業にあたり、必要な資格と注意点を解説する。

ガーデニングショップとは

ガーデニングショップとは、植物やガーデニング関連の商品を専門に取り扱う店舗を指す。

ガーデニングショップ開業に必要な資格

ガーデニングショップを開業する際、法律上求められる資格はない。

ただし、取り扱う商品・提供するサービスに応じ、必要な許認可や届出、取得が望ましい資格はあるだろう。

ガーデニングショップ開業に必要な手続

ガーデニングショップで肥料を取り扱う場合、肥料取締法に基づく届出が必要な場合がある。

1.肥料とは

肥料とは、下記に該当するものを指す。

  1. 植物の栄養とするため、土地に施用するもの
  2. 植物の栄養とするため、植物の葉などに施用するもの
  3. 植物の栽培に役立つよう、土壌に価額変化をおこさせるため、土地に施用するもの

2.肥料の分類

肥料は、下記に分類される。

分類概要生産・輸入の条件
特殊肥料・農家の経験や五感により品質を識別できる単純な肥料
・品質が多様で、主成分の含有量のみに価値を依存しないため、一律的な評価を行うことができない肥料
・特殊肥料同士を配合した混合特殊肥料
※一部は品質表示の義務あり
都道府県知事への届出が必要
普通肥料特殊肥料以外のもの公定規格に適合させ、農林水産大臣または都道府県知事に登録申請
特定普通肥料施用方法により、人畜に被害を生ずるおそれがある農産物が生産されるもの

上記のいずれにも当てはまらないものは、生産・輸入・販売いずれも禁止されます。

3.登録の有効期間

肥料の登録について、その種類等に応じて3年または6年の有効期間がある。

登録した肥料を期間満了後も生産・輸入するには、更新手続をとる必要がある点に注意したい。

4.申請内容に変更が生じた場合

特殊肥料の生産・輸入の届出、登録の申請、指定混合肥料の生産・輸入の届出後、申請内容に変更が生じた場合、下記の期限内に手続が必要である。

特殊肥料変更日から2週間以内に都道府県知事へ届出
登録肥料下記の事項が生じた場合、または変更しようとする場合、登録申請先に届出
ア 氏名又は住所を変更した場合。法人で登録申請したときは、法人の代表者を変更した場合(変更後2週間以内)
イ 生産する事業場(工場)の名称や所在地が変更した場合(変更後2週間以内)
ウ 保管する施設の所在地が変更した場合(変更後2週間以内)
エ 肥料の生産や輸入を相続した場合(相続した日から2週間以内)
オ 登録をとった法人が、合併や分割した場合(合併や分割した日から2週間以内)
カ 登録証をなくしたり、汚した場合
キ 肥料の名称を変更しようとする場合(名称を変更する前に届出)
ク 次の理由で登録が失効した場合(次の理由が発生してから速やかに届出が必要)
・登録した法人が解散した
・肥料の生産や輸入をやめた
・保証成分量などを変更した
・登録の有効期間が終了した
指定混合肥料変更した日から2週間以内に届出先に届出

5.届出が必要な範囲

生産・輸入・販売を行う業者は、事業場のあるすべての都道府県に対し、届出を行う義務を負う。

期限は、業務開始から2週間以内で、内容に変更が生じた場合や当事業を廃止した場合は、その日から2週間以内にその旨を都道府県知事宛に届出なければならない。

本店のみ届出ればOKとはいかず、変更の都度、知らせなければならないわけです。

6.事業者が負う義務

生産・輸入・販売を行う事業者は、下記の義務を負う。

  1. 表示の義務
  2. 異物混入の禁止
  3. 帳簿の備付の義務
  4. 農林水産大臣または都道府県知事への報告義務
  5. 立入検査への協力義務

登録・届出をすれば終わりというわけにはいかない点に注意しましょう。

開業に役立つ資格

ガーデニングショップの開業に資格は不要だが、下記は役立つだろう。

1.園芸装飾技能士

園芸装飾技能士とは、厚生労働省が認める技能検定制度の一種を指し、1~3級に分類される。

等級区分概要受験資格
1級初級技能者が通常有すべき技能の程度下記、いずれかの実務経験を有する者
(1)7年以上
(2)2級合格後2年以上
(3)3級合格後4年以上
※学歴により実務経験不要
2級中級技能者が通常有すべき技能の程度実務経験2年以上
または、3級合格者
※学歴により実務経験不要
3級上級技能者が通常有すべき技能の程度不問

試験は「学科試験」「実技試験」により、それぞれ合格点が異なる。

前期後期
受験申込4月上旬から中旬10月上旬から中旬
試験実施日実技6月中旬から9月上旬11月下旬から翌2月下旬
学科7月下旬から9月上旬1月下旬から2月下旬
試験内容実技室内園芸装飾作業
学科・室内園芸装飾法
・材料
・庭園
・植物一般
・観賞用植物の維持管理
・園芸施設
・安全衛生
合格基準実技60点以上/100点
学科65点以上/100点
出典:JAVADA中央職業能力開発協会

受験料は各都道府県により異なるが、実技試験18,200円、学科試験3,100円が標準とされる(参照:JAVADA中央職業能力開発協会

2.フラワー装飾技能士

フラワー装飾技能士とは、フラワーアレンジメントや花の装飾に関する国が認めた技能検定制度の一種である。

受験資格として実務経験が求められるが、専門学校やフラワースクール等で特定の課程を修了することにより受験資格を得る方法もある。

受験資格1級下記、いずれかの実務経験を有する者
(1)7年以上
(2)2級合格後2年以上
(3)3級合格後4年以上
※学歴により実務経験不要
2級実務経験2年以上
または、3級合格者
※学歴により実務経験不要
3級不問
試験内容実技フラワー装飾作業
学科・フラワー装飾一般
・フラワー装飾作業法
・材料
・植物一般
・安全衛生
申込期間前期:4月上旬から中旬
後期:10月上旬から中旬
試験日実技前期:6月上旬から9月中旬
後期:12月上旬から2月中旬
学科前期:7月中旬から9月上旬
後期:1月下旬から2月上旬
受験料
※各都道府県により異なる
実技3,100円
学科18,200円
出典:中央職業能力開発協会(JAVADA)をもとに作成

3.グリーンアドバイザー

グリーンアドバイザーとは、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が認定する検定資格で、植物に関する正しい知識を持ち、植物の育て方、園芸・ガーデニングの魅力を伝えることができる精通者に対し、与えられる称号を指す。

受験資格不問
※中学生以下の申込には親権者の同意を要する
試験形式CBT方式
○×式40問、三者択一式40問の計80問
試験日9月中の1日を選び、予約可能
受講・受験料一般40,700円(内税3,700円)
学生20,350円(内税1,850円)
再受講・受験29,700円(内税2,700円)
試験の範囲・植物に関する生理学的基礎知識
・現代生活と花・緑
・種子・球根・苗の基礎知識
・植物分類
・植物の特性
・播種・定植の方法
・繁殖・交配の方法
・用土・肥料の基礎知識
・病害虫と薬品の基礎知識
・園芸用品・用具の基礎知識
・園芸作業
・花壇・コンテナ・鉢物栽培の基礎知識
・園芸デザインと飾り方 など
資格の有効期間5年間
登録料10,450円(内税950円)
出典:2024年度 グリーンアドバイザー講習・試験の詳細をもとに作成

4.造園施工管理技士

造園施工管理技士とは、建設業のうち、緑地・緑化に関する工事全般を担当する者を指し、国家資格の1つである。

具体的には、公園工事・広場工事・道路緑化工事などのほか、墓園、住宅団地、その他造園に必要な各施設の工事等を幅広く管理する。

造園施工管理技士は、その難易等により1級・2級に区分される。

1級監理技術者として施工管理者(主任技術者等)の指導・監督及び下請負人の技術的な指導・監督
2級主任技術者として建設現場の施工計画書の作成から品質管理・工程管理等を行う

2級の受験資格・試験概要は、下記の通り。

学歴又は資格造園施工に関する実務経験年数
指定学科の卒業者指定学科以外の卒業者
大学卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」に限る)
卒業後1年以上卒業後1年6か月以上
短期大学卒業者
高等専門学校卒業者
専門学校卒業者(「専門士」に限る)
卒業後2年以上卒業後3年以上
高等学校卒業者
中等教育学校卒業者
専修学校の専門課程卒業者
卒業後3年以上卒業後4年6か月以上
その他の者8年以上
技能検定合格者4年以上
出典:令和6年度 2級造園工事施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

項目第一次検定試験の概要
試験範囲造園言論
造園材料
植栽
造園施設
土木工学
関連工事
測量・設計図書
施工管理
法規 
出題形式マークシート方式(四肢択一)
40問
試験時間2時間10分
合格基準60%以上(24問以上正答)
試験日令和6年11月7日(日)
出典:令和6年度 2級造園工事施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

項目第二次検定試験の概要
試験範囲造園言論
造園材料
植栽
造園施設
土木工学
関連工事
測量・設計図書
施工管理
法規 
出題形式記述式
3問
試験時間2時間
合格基準60%以上
試験日令和6年11月17日(日)
出典:令和6年度 2級造園工事施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

1級の受験資格・試験概要は、下記の通り。

区分学歴と資格造園施工管理に関する必要な実務経験年数
指定学科指定学科以外
学校教育法による
・大学
・専門学校の「高度専門士」
卒業後3年以上の実務経験年数卒業後4年6ヵ月以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
学校教育法による
・短期大学
・高等専門学校(5年制)
・専門学校の「専門士」
卒業後5年以上の実務経験年数卒業後7年6ヵ月以上
の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
学校教育法による
・高等学校
・中等教育学校(中高一貫6年)
・専修学校の専門課程
卒業後10年以上実務経験年数卒業後11年6ヵ月以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
その他(学歴を問わず)15年以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
2級造園施工管理技術検定第二次検定に合格した者
(令和2年度までは実地試験)
合格後5年以上の実務経験年数
(本年度該当者は平成30年度までの合格者)
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
2級造園施工管理技術検定第二次検定合格後、実務経験が5年未満の者
(令和2年度までは実地試験)
学校教育法による
・高等学校
・中等教育学校
(中高一貫6年)
・専修学校の専門課程
卒業後9年以上の実務経験年数卒業後10年6ヵ月以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
その他(学歴を問わず)14年以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
出典:令和6年度 1級造園施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

項目第一次検定試験の概要
試験範囲造園言論
造園材料
植栽
造園施設
土木工学
関連工事
測量・設計図書
施工管理
法規 
出題形式マークシート方式(四肢択一)
65問
合格基準60%以上(39問以上正答)かつ、施工管理法の応用問題において6問中2問以上正答
試験日令和6年9月1日(日)
出典:令和6年度 1級造園施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

項目第二次検定試験の概要
試験範囲造園言論
造園材料
植栽
造園施設
土木工学
関連工事
測量・設計図書
施工管理
法規 
出題形式記述式
大問5つのうち、必須2問、選択式3問
試験時間2時間10分
合格基準60%以上
試験日令和6年12月1日(日)
出典:令和6年度 1級造園施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

草花を売るだけでなく、庭全体のデザイン・施工までやりたい方にオススメな資格です✨

開業に役立つキャリア・経験

資格のほか、下記のキャリア・経験があると、植物の仕入や販売方法、顧客とのコミュニケーションスキルを見つける事ができるだろう。

  1. 園芸店・花屋での実務経験
  2. 農業・園芸に関する知識
  3. 接客販売の経験

小売やサービス業の実務経験は、店舗運営や顧客対応の場面で多いに役立ち、相手の要望を的確に理解し、効果的な提案の助けになるだろう。

店舗ならではの管理方法、販売提供方法は場数をこなすことで精度向上が期待できるため、いきなり開業するより原賠経験を得る方が成功率は上がるように思います。

ガーデニングショップを開業する際に必要な資格、手続、注意点まとめ

当ページでは、ガーデニングショップの開業に必要な資格、手続、注意点を解説した。

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個人事業主がクレジットカードを作るメリットと注意点

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当ページでは、筆者が行政書士事務所開業後に作ったクレジットカードを2枚、ご紹介します。

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな / 特定行政書士(ヲタク行政書士®)/ 3級FP技能士

会社員を辞めると信用ゼロ?

個人事業主(フリーランス)として独立・開業すると、クレジットカードをはじめ、入会審査が厳しくなるといわれます。

会社員と比べ、個人事業主等の経営者は収入が不安定な印象が強いことが原因だと考えられます。

クレジットカードの種類

クレジットカードは、「個人」「事業用」に大別されます。

事業用カードとは、「法人カード」「ビジネスカード」と呼ばれることもあり、個人事業主、中小企業、大企業向けに分けられます。

いっぽう、個人カードはユーザー個人が利用するものを指します。

事業用と個人用の違い

事業用カードの場合、カードの利用上限額が高く設定されているのが一般的で、引落し口座も「個人」「屋号」「法人」のいずれかを選択することができます。

個人カードの場合、事業用に比べ、年会費無料のものも多く、キャッシング機能、支払方法が複数用意されています。

筆者個人の意見ですが、小規模事業なら個人カードで十分です。

個人事業主がクレジットカードを作るメリット

個人事業主が事業用カードを作る場合、下記のメリットがあります。

  1. 記帳、確定申告が楽になる
  2. 特典が受けられる

1.記帳、確定申告が楽になる

クレジットカードの利用について、毎月一定期日において、利用明細が発行されます。

利用明細には、利用年月日、店舗、金額が明記されるため、資金の使途が一目でわかります。

事業に必要な支出について、できる限り事業カードで支払うことで、計上漏れ防止に繋がるだけでなく、会計ソフトと連携することで、記帳、確定申告時の手間を大幅にカットすることができます。

2.特典が受けられる

各カード会社において、利用者向けに様々な特典が用意されています。

例えば、ETCカード、従業員カード、レンタルサーバの初期費用等が無料になるもの、関連サービスの優待サービス等と幅広いのが特徴です。

利用頻度の高いコンテンツ・サービスと関連のあるカード会社を選びましょ!

クレジットカードを選ぶポイント

クレジットカードを選ぶ際、下記のポイントに注意しましょう。

  1. 年会費
  2. 機能、特典
  3. ポイント還元率、利用範囲
  4. 審査基準

1.年会費

個人カードの場合、年会費がかかるカードは少数ですが、事業用カードの場合、年会費無料のカードの方が少数です。

このため、ランニングコストを抑えたい場合、年会費が1つの基準となり得ます。

念のためですが…
会計上、クレジットカード等の年会費は経費計上できます。

2.機能、特典

クレジットカードにより、決済機能(タッチ機能の有無等)、カードの盤面に記載される情報等が異なります。

それだけでなく、カード会社、契約内容等に応じた特典が用意されていることも多いため、自身の要望に沿うものを選ぶといいでしょう。

3.ポイント還元率、利用範囲

クレジットカードでは、利用額に対し、一定のポイントが付与されるのが一般的です。

付与されるポイントの種類は、利用するカード会社により異なり、ポイントの利用範囲も異なります。

せっかく還元されたポイントの使い道がないのでは意味がありませんので、還元率と併せ、利用範囲も確認されることをオススメします。

4.審査基準

クレジットカードを作るには、審査を受ける必要があります。

審査基準、必要書類等は、カード会社によって異なるため、事前に確認しましょう。

ユーザーにとって魅力的な特典があるカードほど、審査が厳しい傾向にあります。

筆者が作ったカード

上記を踏まえ、筆者が独立開業後に作ったカードは次の2種類です。

  1. 楽天カード
  2. エポスカード

1.楽天カード

楽天カードは、14年連続 JCSI(日本版顧客満足度指数)調査におけるクレジットカード部門で1位を守り続けているカードです。

2023年3月末時点で、会員数2,863万人。日本人の4人に1人が持っている計算になります。

楽天カードには様々な種類があります。

  1. 楽天カード
  2. 楽天ゴールドカード
  3. 楽天プレミアムカード
  4. 楽天ピンクカード
  5. 楽天ANAマイレージクラブカード等

楽天カードのポイント還元率

楽天カードのポイント還元率は、原則1%(100円=1ポイント)です。

また、各種キャンペーンや楽天SPUを利用することで、更に還元率が上乗せされます。

楽天SPUとは

楽天SPUは、楽天モバイル(+1倍)、楽天銀行(+1倍)、楽天トラベル(+1倍)など、楽天グループのさまざまなサービスを対象に、ポイントを上乗せしてくれるシステムです。

楽天市場でポイントアップキャンペーンを実施している場合、楽天SPUとの併用も可能です。

「5と0のつく日」はポイント2倍、「楽天スーパーセール」「お買い物マラソン」などをうまく利用すると、より高い還元率を実現することができます。

楽天カードで選べるブランド

通常の楽天カードの場合、年会費は永年無料です。

国際ブランドは「VISA」「MasterCard」「JCB」「AmericanExpress」の4ブランドから選べます。

楽天カードがオススメな人

下記に該当する場合、楽天カードがオススメです。

  • 楽天グループのサービスを利用している
  • 公共料金、スマホ代の支払でポイントを貯めたい
  • できる限り少数のカードにまとめたい

事業に必要なサービスを楽天で統一すると、ポイント還元率が高くなるだけでなく、日々の管理がとてつもなく楽になるメリットがあります。

ポイントについて、楽天独自のサービス以外に、ENEOS、SEIYU、マクドナルド等でも利用が可能で、各店舗が提供するポイントとの二重加算も狙えます。

利用したいお店が楽天ポイント非対応の場合でも、楽天ポイントをカード請求額に充当でき、無駄がありません。

楽天ETCカードも還元率は同じ

事業で自動車を使用する場合、楽天カードでETCカードを作成することができます。

この場合、通行料金についてもポイント還元率は同様(100円で1ポイント)ですが、会員ランク「ダイヤモンド」以上でなければ年会費550円が必要です。

2.EPOSカード

エポスカードとは、株式会社丸井グループの子会社 株式会社エポスカードが提供するVISAブランドのクレジットカードです。

私はもちろん、推しデザイン

エポスカードの特徴は、次の通りです。

  • 年会費無料
  • OIOIのイベント時、10%割引が受けられる
  • ポイント還元率0.5%
  • カードデザインが豊富

エポスカードの会員数は600万人以上。若者を中心に、会員数がじわりじわりと増えています。

年会費永年無料

エポスカードは、年会費永年無料です。ETCカードも無料です。

ただし、2枚目の発行時やデザインを変更する場合には、手数料が必要なので、事前に確認しましょう。

還元率は0.5%

エポスカードのポイント還元率は、最大0.5%(200円で1ポイント)です。

楽天カードと比べると2分の1ですが、日常的にマルイグループを利用する場合、下記の恩恵を受けられます。

マルイのイベント時、10%オフ

年に4回開催される「マルコとマルオの7日間」。

この期間中にエポスカードで支払をすると、10%オフでお買い物ができます。

定価が高いものほど、割引金額は高くなりますので、ずっと欲しかったアイテムをお得にゲットするチャンスです!

エポスカードがオススメな人

下記に該当する場合、エポスカードがオススメです。

  • クレジットカードに年会費を支払いたくない
  • 日頃からOIOIグループを利用している
  • デザインにこだわりたい

難点を挙げると、ポイント還元率が低いこと、家族カードを作るには不向きなことです。

個人事業主がクレジットカードをつくるメリット、注意点まとめ

当ページでは、新人経営者にオススメなクレジットカードをご紹介しました。

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