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先日、数年ぶりにお正月飾りを用意しました。
このとき、色々なお飾りがあり、何が違うのだろう?と不思議に感じたので、当ページでは、お正月飾りの意味や目的、飾る期間、処分方法について解説します。
筆者プロフィール
お正月飾りの意味
正月飾りは、お正月に年神様を迎えるために飾る注連縄や門松のことをいいます。
お正月飾りは、神様に見つけてもらうための「目印」の役割を果たし、厄除けの意味合いも兼ねています。
お正月飾りを飾る期間
一般的には、クリスマスを過ぎた12月26日以降に飾ります。
ただし、12月29日は「二重苦」、31日は「一夜飾り」となり、共に縁起が悪いので避けましょう。
「八」は末広がりで縁起が良いことから、28日に飾る人が多いようです。
お正月飾りを外すのは、松の内が過ぎた頃。
関東では1月7日、関西では1月15日と、地域により異なるので、ご自身が住んでいる地域の松の内に合わせましょう。
お正月飾り それぞれの意味
お正月飾りに使われる「裏白」「ユズリハ」「注連縄」など、それぞれの意味をご紹介します。
裏白(うらじろ)
裏白は、シダのことをいいます。
裏白の葉は、裏側が白なので、裏表のない清い心を表し、齢垂るにかけて長寿祈願。2枚の葉が対になっている様から、夫婦円満・子孫繁栄の象徴として好まれる植物です。
ユズリハ
ユズリハは、別名「親子草」「正月の木」ともいいます。
ユズリハは、新芽が出るまで古い葉が落ちないため、子が福を譲り受け、その家が絶えることなく繁栄していけるように…との願いが込められています。
橙(だいだい)
橙は、ヒマラヤ原産の柑橘類で、別名「ビターオレンジ」「回青橙(かいせいとう)」と呼ばれます。
橙は、実った後も落下しない特性があり、2-3年は枝になったままになります。
この間、次々と新しい実が加わる様子から、「代々の実」と呼び、子孫繁栄の祈りを込めてお正月飾りに用いるようになったといわれています。
紙垂(しで)
紙垂とは、稲妻のような形をした白い紙のことをいいます。神社などで見かけるアレです。
紙垂のモチーフとなっているのはまさに稲妻で、稲妻(雷)が鳴るとよく雨が降り、田畑には恵となることから縁起が良いとされています。
また、力強い雷にあやかり「厄除け」の意味も込め、「ここは神聖な場である」との意思表示として結界線に用いられるようになったといわれています。
その他の縁起物
お正月飾りにはこの他、鶴、南天、扇、松ぼっくり、水引などが使われますので、簡単に意味を説明します。
お正月飾りの処分方法
松の内が終わり、役目を終えた正月飾りの処分は、次の方法が一般的です。
- どんど焼きに出す
- 神社に納める
- 自治体のゴミの日に出す
どんど焼き(左義長)
神社や自治体で、どんど焼き(左義長)を行っている場合、お正月飾りを持ち込むとお焚き上げしてもらえます。
場所によっては、どんど焼きで焼いたお餅を振る舞ってくれるところもあります。
ただし、スケジュールが合わない場合や、近くで開催されていないケースもありますので、早めに調べておくといいですね。
神社に納める
一定規模以上の神社では、古札を納める場所があり、こちらに納める方法もあります。
この場合、神社の受付時間内ならいつでも持ち込めます。
ただし、古札入れに持ち込む際はビニール袋には入れず、紙に包むか、そのまま納めてください。
自治体のゴミの日に出す
お正月飾りを自宅で処分する場合、次のことに気を付けると良いでしょう。
- お清めをする
- 新しいゴミ袋で収集に出す
- 燃えないものは取り外し、他と同様お清めをする
お正月飾りは、年神様をお迎えする目的で飾るなので、日常で排出するゴミと同様に捨ててしまうのはマナー違反です。
大きめな紙に載せ、左右・中央の順に塩を振ってから紙で包み、他のゴミとは分けて収集に出します。
1つのお飾りを何年も使い回すのはアリ?
結論からいうと、オススメはしないけど「アリ」です。
筆者は見たことがないのですが、「繰り返し使える」のキャッチコピーで販売されているお飾りもあるそうです。
この場合、保管時の取扱いに気を遣ってあげるといいかと思います。
お正月飾りの意味・飾る期間 まとめ
当ページでは、お正月飾りの意味、飾る期間をご紹介しました。