【初心者向け】御朱印のはじめかた

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筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
やぎ座のO型。
榊原行政書士事務所 代表を務めるかたわら、日常の疑問・悩みに効く情報を発信しています。趣味は、写真を撮ること、神社巡り。

御朱印(ごしゅいん)とは?

御朱印は、神社・寺院への参拝証明です。

参拝した日付、神社寺院の名称、祀られている仏さまの名称等が墨書きされます。

神奈川県藤沢市「江の島大師(えのしまだいし)」【御朱印】

(1)御朱印の由来、歴史

御朱印の由来には諸説ありますが、平安時代に再興された「西国三十三箇所巡り(※)」が原点と考えられています。

西国三十三箇所巡りとは
近畿地方2府4県+岐阜県にまたがる1-33番までの観音札所を巡ることをいいます。

西国三十三箇所巡りの総距離は、約1,000km。

三十三箇所の寺院にて、閻魔大王様と法皇様の約束の証である「宝印」を集めると、極楽浄土への通行手形になる。この宝印が御朱印のルーツだといわれています

宝印(朱印)が墨書きへ

宝印は、もともと朱印だったことから「御朱印」と呼ばれていましたが、時代が進み、巡礼する人が増えてくると、「いったいどれがどこの寺院のものかわかりづらい…」という意見も。

神奈川県秦野市「出雲大社相模分祠(いずもたいしゃさがみぶんし)」参拝レポ【御朱印】

そこで、朱印の上に参拝の日付、文字等を墨書きするようになり、今では「参拝した証」として、御朱印を授けるようになりました。

(2)御朱印が人気の理由

御朱印ブームの火付け役は、2014年包装のテレビ番組内で取り上げられた「御朱印を集める女性」だったといいます。

あくまで一説であり、番組や特集された女性を特定できていないため、真偽は定かではありません。

これにより「御朱印」の知名度が上昇したことに加え、授ける側(神社・寺院)もオリジナルの御朱印や御朱印帳を授与するなど、特別感を演出することにより人気が上昇したものと考えられます。

御朱印帳の入手方法

御朱印をいただくには、御朱印帳を用意する必要があります。

筆者私物

ふつうのノートや手帳を出しても、御朱印を拝受することはできませんので、注意しましょう。

(1)御朱印帳 購入先

御朱印帳の購入先は、次の通りです。

  1. 神社、お寺
  2. 神社、お寺付近のお店
  3. 書店、雑貨屋など
  4. ネットショップ

神社、お寺によっては、各寺社名入り オリジナルの御朱印帳を授与(販売)しているところもあります。干支にちなんだ表紙もあるので、氏神様や贔屓にしている神社・寺院で授かるのもいいでしょう。

とにかく沢山の種類から、お気に入りを選びたい!という方は、書店・雑貨屋、またはネットショップで探すのがオススメです。

筆者私物

(2)御朱印帳 選び方

御朱印帳を選ぶ際は、次の点を気にしてみてください。

  1. 目的
  2. デザイン
  3. サイズ
  4. 紙質
  5. 素材
  6. カバーの有無

はじめに参拝する神社は?

御朱印帳を用意したら、はじめての御朱印をどこでいただくかを考えてみましょう。

(1)はじめの第一歩

特にこだわりがない場合、伊勢神宮、氏神様、一之宮、菩提寺のいずれかがオススメです。

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(2)御朱印のデザインで決めるのもあり

インターネットやInstagram等で御朱印を検索すると、本当に様々なデザインのものがあります。

神奈川県伊勢原市「比々多神社(ひびたじんじゃ)」参拝レポ【御朱印】
神奈川県平塚市「平塚八幡宮(ひらつかはちまんぐう)」参拝レポ【御朱印】

(3)御朱印のテーマを決めるのもいい

神社・寺院ごとに、祀られている神様や御利益は異なります。

願い事や御利益、エリアを絞って参拝、アニメや好きな武将に縁のあるところを選ぶ等々、自分なりにテーマを決めて巡るのも楽しいですよ。

源義経と弁慶(神奈川県藤沢市「相州藤沢 白旗神社(しらはたじんじゃ)」)

御朱印をいただくときのマナー

御朱印をいただく際は、まず参拝してからが基本です。

(1-1)参拝時のマナー

参拝の基本マナーは次の通りです。

  1. 鳥居の前で一礼
  2. 参道の真ん中は避けて歩く
  3. 手水舎にて手と口を清める
  4. 鈴を鳴らし、お賽銭を納める
  5. 二礼(二拝)二拍手一礼
  6. 社務所にて御朱印を授かる
  7. 鳥居の前で一礼

(1-2)寺院での参拝マナー

寺院に参拝する際のマナーは次の通りです。

  1. 山門前で合掌、一礼
  2. 手水舎で手と口を清める
  3. ろうそく・お線香を納める
  4. 鰐口を慣らす
  5. 合掌
  6. 納経所または寺務所にて御朱印を授かる
  7. 合掌一礼

(2)御朱印のいただき方

御朱印をもらう流れは、次の通りです。

  1. 社務所または寺務所にて声をかける
  2. 御朱印をいただきたいことを伝える
  3. 指示に従う
  4. 両手で受取る
  5. 初穂料(料金)を納める※

※初穂料は、先に納める場合もあります。

御朱印をいただく際の注意点
1.まずは参拝し、ご挨拶
2.お釣りが出ないよう小銭を用意(任意)
3.受付時間を確認する
4.カバー付きの場合は外し、授かりたいページを開いてお願いする
5.自分以外の代理で拝受しない(他人に頼まない)
6.御朱印のデザイン等 注文しない

御朱印帳の使い方

次の通りです。

  1. 表題部に「御朱印帳」と書き込む
  2. 表紙の裏などに氏名・住所を書き込む
  3. 保管は神棚、本棚、専用の箱等自由に
はじめての御朱印帳を選ぶときのポイント

御朱印帳の管理・保管方法

御朱印は、神様・仏様の分身であるため、無下に扱うのはNGです。

とはいえ、決まった管理・保管方法はなく、自分なりに大切にできればOKです

(1)御朱印帳の保管方法

御朱印帳の保管例をご紹介します。

  1. 神棚・仏壇にて保管
  2. 本棚に保管
  3. 御朱印帳専用ケースに保管

自宅に神棚や仏壇がある人は、そちらで保管する場合が多いようです。

私はいずれも持たないので、本棚にて保管していますが、ネットで「御朱印専用ケース」も販売されています。


 

(2)書き置きの御朱印

御朱印には、直書きまたは書き置きの2種類があります。

直書きは御朱印帳に書き込んでもらえるので困りませんが、書き置きはどうしようか…と悩む人もいるかもしれません。

私は、両面テープを使用し、御朱印帳に貼付けています。

神奈川県藤沢市「江島神社(えのしまじんじゃ)」参拝レポ【御朱印】

書き置きの御朱印は和紙のため、のり付け作業はなかなか難儀です…。

こんな人向けに、書き置き専用のファイル(アルバム)も販売されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。


 

【初心者向け】御朱印のはじめかた まとめ

今回は、御朱印のはじめ方を解説しました。

マナーを守り、素敵な思い出を作りましょう。