神奈川県中郡「相模國総社 六所神社」参拝レポ【御朱印】

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神奈川県中郡大磯町にある「六所神社(ろくしょじんじゃ)」。

平塚八幡宮と同じく、国道1号沿いに鳥居があるため、通りがかりに目にしたことがある人もいるかもしれませんね。

神社を背に見た一の鳥居

当ページでは、大磯町にある「相模國総社 六所神社」を紹介します。

相模國六社
一 之 宮 寒川神社
二 之 宮 川匂神社
三 之 宮 比々多神社
四 之 宮 前鳥神社
一国一社 平塚八幡宮
相模國総社 六所神社

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
やぎ座のO型。
榊原行政書士事務所 代表を務めるかたわら、日常の疑問・悩みに効く情報を発信しています。趣味は、写真を撮ること、神社巡り。

相模國総社 六所神社

相模國総社 六所神社は、神奈川県中郡大磯町国府本郷にある神社です。

その名の通り、相模國(現 神奈川県)の総社として君臨し、毎年5月5日には往古神領の神集山(かみそりやま)にて、国府祭(こうのまち)を催行。

このとき、相模國の一之宮から四之宮、平塚八幡宮(五宮格)の神輿渡御(みこしとぎょ)を受けるのも、六所神社の大事な役目です。

神輿渡御(みこしとぎょ)は、神輿を担いで街を練り歩くイベントです。
相模國六社のうち、六所神社を除いた五社が「総社」である六所神社を目指して歩いてくるんですね。

六所神社 ご祭神・御利益

六所神社のご祭神・御利益は次の通りです。

  • 櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)…五穀豊穣・縁結び・夫婦和合・厄除開運・衣食住保護
  • 須佐之男命(すさのおのみこと)…水難火難除去・病難除去・文学上達
  • 大己貴尊(おおなむちのみこと)…養蚕守護・産業発達・交通安全・商売繁盛

六所神社 御朱印

六所神社の御朱印は、3種類でした。

たくさんの参拝客で賑わう境内、参拝できたのはご本殿だけだったので、①のみ拝受しました。

初穂料は300円です。

六所神社までのアクセス

六所神社までのアクセスは、次の通りです。

基本情報

住所:〒259-0111 神奈川県中郡大磯町国府本郷935
電話:0463-71-3737

電車・バスの場合

JR東海道本線 大磯駅 ▶ 磯13:大磯住宅循環 西公園前[大磯町]行▶天の杜▶徒歩6分

JR東海道本線 大磯駅▶平47 二宮駅南口行 ▶ 国府新宿 ▶ 徒歩6分

車の場合

西湘バイパス 大磯東IC ▶ 国道134号経由 ▶ 東海道/国道1号を静岡方面へ

参拝者専用駐車場がありますが、道幅が狭いのでお気を付けてご参拝ください。

相模國総社 六所神社 参拝レポ

ここからは私の参拝レポです。

国道1号沿いにある大鳥居が気になりながらも、毎回素通りし続けた10年超。念願の参拝でした。

▽下の写真に頭だけ見えている鳥居からこちらまでが参道です。

六所神社の参道は、東海道本線の下をくぐるジェットコースターのような部分があり、車1台分の幅しかありません。そのため、自然と対向車の様子をうかがうことになり、参拝前に一呼吸置くことができます。

拝殿前に、たくさんの参拝客がいたため、拝殿を背にした写真となりましたが、六所神社の入り口もこぢんまりとしています。

弁天様と龍神様

境内に入ってすぐ、左右に朱色の鳥居があります。

右は千両の池といい、六所ひぐるま弁天社、左は万両の池といい、六所竜神大神社です。

いずれの池にもたくさんの錦鯉が泳いでおり、時折はぜる水面が風流でした。

手水舎と盆栽

手水舎の脇に、可愛らしい盆栽鉢がありました。

ご神木や弁天舎、すぐ後ろのしだれと比べると、まだまだ若い鉢です。

成長が待ち遠しいです。次回参拝時の楽しみがひとつ、増えました。

ほぼ向かい側には、ご神木の大ムクノキが、写真右側もご神木の大ケヤキです。

左手にあるのは神楽殿ですが、この日は静かでした。写真右端の鳥居は、六所稲荷大明神のものです。

絶え間ない参拝客に

手水舎で手指、心を清め、ご本殿に向かいます。

相模國総社らしい、堂々としたご本殿。大きな大きな注連縄しめなわ(※)と、すぐそばでお社を守る狛犬が微笑ましく、頼もしい光景です。

※六所神社 公式Instagramによると、この大注連縄を5年ぶりに掛け替えたそうです。

境内に足を踏み入れる前から この写真を1枚撮るまでの間、ひとときも途切れることなく、参拝客が訪れ、熱心に祈りを捧げたり、記念撮影をされていました。

御朱印をいただくようになるまで「撮影」が目的だったため、自分以外の参拝客のいる神社は遠慮していたのですが、こんな風に間近で、それぞれの時間を過ごす人達を見る事ができるのは良い変化だと感じます。

神奈川県中郡「相模國総社 六所神社」まとめ

当ページでは、神奈川県中郡「相模國総社 六所神社」をご紹介しました。

海が近く、空が真っ青な六所神社さん。湘南の海にお越しの際は、ぜひご参拝ください。

神奈川県中郡「川匂神社(かわわじんじゃ)」参拝レポ【御朱印】

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奈良・平安時代、都から各地に派遣された「国司(今でいう「知事」)」。

彼らは赴任先に到着すると、まずその国の主たる神社を順番に参拝し、国の安寧と五穀豊穣を祈願したといわれています。

当時の相模國(現 神奈川県)に派遣された国司にならって、相模國を巡拝しませんか?というのが「相模國府祭(さがみこうのまち)六社巡り」です。

関連リンク(相模國 六社)

一之宮から社格が高いとされ、中郡にある川匂神社は「二之宮」です

当ページでは、神奈川県中郡「川匂神社(かわわじんじゃ)」をご紹介します。

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
やぎ座のO型。
榊原行政書士事務所 代表を務めるかたわら、日常の疑問・悩みに効く情報を発信しています。趣味は、写真を撮ること、神社巡り。

神奈川県中郡「川匂神社」

川匂神社の社殿は、江戸時代のものと推定され、平成元年には「かながわの建築物100選」に選定されています。この他、二宮町指定文化財に指定された資料も貯蔵されているようです。

今月末には師走大祓、元旦の祈祷祭、1月15日の御筒粥祭り、5月5日の国府祭など、祭事も頻繁に行われ、地域の方から愛される神社でもあります。

川匂神社のご祭神・御利益

川匂神社には、複数の神様が祀られています。

川匂神社のご祭神・御利益
級長津彦命(しなつひこのみこと)…五穀豊穣、漁業、航海守護など
級長津姫命(しなつひめのみこと)…運気上昇、長寿、病気平癒など
大名貴命(おおなむじのみこと)…縁結び、夫婦和合、子授けなど
大物忌命(おおものいわみのみこと)…殖産興業、医薬、国土開発など
衣通姫命(そとほりひめのみこと)…和歌上達、技芸上達

川匂神社の御朱印

川匂神社の御朱印は、社務所にていただくことができます。

いくつか種類があり、原則 書き置きでの授与となるそうです。

私は「川匂神社」「吾妻神社」をいただき、初穂料は各500円でした。

※吾妻神社は、吾妻山公園の中にある神社ですが、人がいないため、川匂神社での拝受となります。

川匂神社へのアクセス

川匂神社へのアクセスは次の通りです。

基本情報

住所:〒259-0124 神奈川県中郡二宮町山西2122
電話:0463-71-0709
FAX:0463-73-5489

電車・バスの場合

JR東海道本線 二宮駅南口 ▶ 中井町役場入口行 ▶ 鐘薮 下車(徒歩13分)

二之宮駅北口「北循環 二之宮団地行」▶南5号前 下車 徒歩21分

東海道本線二宮駅 北口「橘団地行」▶四谷[二宮町]▶中里2丁目「富士見ヶ丘児童館前・山西小学校前経由」 ▶ 川匂神社入り口(徒歩7分)

時刻表・運賃は神奈川中央交通HPにて確認できます。

コミュニティバスについては二宮町までお問い合わせください。

車の場合

東名高速道路 秦野中井IC または、小田原厚木道路 二之宮ICが最寄りです。

川匂神社 参拝レポ

ここからは、私の参拝レポをお送りします。

川匂神社は、海と山のある場所に建っていて、一の鳥居からはお隣「湘南オリーブの郷」の横断幕が目を惹きます。

一の鳥居です。

参拝時期が11月だったので、七五三の看板が立っていました。

左手には、二宮町の隣にある大磯に住んでいた伊藤博文さんに関する看板もありました。

階段を昇っていきます。

下から見上げたときから気になった神門(随神門といいます。)は、茅葺き!!

茅葺きは、ススキや葦などイネ科の植物を使用した屋根造り。

「茅(かや)」という植物はないんですよ。

銅板や日本瓦、ステンレス瓦など、さまざまな葺きを見てきましたが、これ以上に温かみのある素材はないのでは?と思います。

随神門には、豊磐間戸命(とよいわまどのみこと)・櫛磐間戸命(くしいわまどのみこと)が祀られています。

参拝前からあたたかく歓迎していただいているようで、嬉しくなってしまいました。

茅葺の魅力については、下記の記事が参考になります。

参考記事

江戸時代から二之宮を見守る拝殿

正面には、「かながわ建築物100選」に選出された拝殿が静かに佇んでいました。

境内には、杉の葉がたくさん。

川匂神社のご神木「夫婦杉」のものかもしれませんね。

夫婦杉の名前の通り、当初は2本の杉が立っていたものの、1本は倒れ、現在は売札所の一部となっているそうです。

改めて、拝殿に参拝します。

参拝日は本当に天気がよく、夏日だったため、拝殿前を守る狛犬たちも眩しそうです。

拝殿の脇には、七五三のご祈祷を待つ家族のために、テントが設置されていました。

御朱印は直書きで

川匂神社の御朱印は、ふだん書き置きのみだそうですが、この日は「先生」と呼ばれる書道家の女性がいらしたため、直書きでの拝受でした。

「待つ間、ゆっくりと境内をご覧ください」と声をかけていただいたので、うろうろと散策しました。

境内の隅に神楽殿があるのですが、その隣には古い鳥居の一部が飾られていました。

この他、西五社のお社もありました。(撮影し損じたため、またの機会に…!)

いただいた御朱印を抱え、茅葺の随神門に別れを告げ、川匂神社を後にしました。

神奈川県中郡「川匂神社(かわわじんじゃ)」まとめ

今回は、神奈川県中郡二宮町にある「川匂神社(かわわじんじゃ)」をご紹介しました。

江の島や湘南平に遊びに来られた際には、川匂神社もオススメですよ。

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