2月のコーヒー豆4種のレビュー

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当ページでは、筆者が令和6年(2024年)2月度に選んだコーヒー豆をご紹介します。

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。

2月のコーヒー豆

2月は下記4種類のコーヒー豆を楽しみました。

  1. アンティグア(グアテマラ共和国産)
  2. リントンマンデリン(インドネシア共和国産)
  3. かりぶブレンド(キューバコロンビア産)
  4. ルワンダブルボン(ルワンダ共和国産)

アンティグア(グアテマラ共和国産)

グアテマラ共和国産のアンティグアです。

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グアテマラ産のコーヒー豆

グアテマラは、険しい山脈や平野など複雑な地形で、微気候のうえ、さまざまな降雨パターン、肥沃な土壌が相まって、驚くほど多彩な味わいが生まれる土地です。

ほぼすべての地で栽培が行われ、グアテマラコーヒー協会による分類上は8つのエリアに区分されます。

コーヒーの壮栽培面積は約27万haで、大部分はウォッシュトのアラビカ種です。

生産者数10万人。この多くは小規模農園で、コーヒーチェリーをウェットミルに持ち込み、生産処理するのが一般的です。

グアテマラコーヒーの基本データ

タイトル概要
世界の生産量に占める割合2.3%
収穫期11月から4月
生産処理ウォッシュト、ナチュラル(一部)
主な種、品種アラビカ種98%(ブルボン、カトゥーラ、カトゥアイ、ティピカ、マラゴジッペ、パチェ)
ロブスタ種2%
世界の生産量ランキング第11位

アンティグアの特徴

今回は、浅煎り×中挽きです。

海抜1,300mから1,600mの谷にある国内最初のコーヒーの産地といわれるアンティグア。

涼しく、乾燥した気候で育つアンティグアは、バランスの良い風味が特徴で、ナッツやスパイス、チョコレートのような香ばしさを感じます。

リントンマンデリン(インドネシア共和国産)

リントンマンデリンは、インドネシア最大の島「スマトラ島」で採れたものです。

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インドネシア スマトラ島のコーヒー豆

インドネシアで生産されるコーヒーの多くは、素朴な味わいが特徴のロブスタ種で、国内総生産量の75%を締めます。

その他、ブルボン、Sラインのハイブリッド、カトゥーラ、カティモール、ハイブリッド・ティモール(ティムティム)、エチオピア系のランブン、アビシニアも一部で栽培しており、複数種を混植することもあり、自然交配が多く発生するのも特徴の1つです。

スマトラ島にとって、水は大変貴重な資源であり、ギリンバサーという方法で生産処理を施します。

残念ながら、この手法では豆が傷むほか、見た目が悪くなることもあります。

スマトラ島コーヒーの基本データ

タイトル概要
世界の生産量に占める割合7.2%
※インドネシア全体で
収穫期10月から3月
生産処理ギリンバサー、ウォッシュト
主な種、品種ロブスタ種75%
アラビカ種25%(ティピカ、カトゥーラ、ブルボン、Sラインのハイブリッド、カティモール、ティムティム)
世界の生産量ランキング第4位

リントンマンデリンの特徴

リントンは、トバ湖周辺に位置し、海抜1,200mから1,500mです。

生産地はリントン・ニフタからシディカランまで広がり、インドネシアでもトップクラスのアラビカ種栽培地でもあります。

今回は浅~中煎り、中挽きで、口当たりはどちらかといえばヘビー。素朴な味わいでした。

ギリンバサーでは、コーヒーチェリーの果肉を取り除き、1日から2日間乾燥させた後、まだ含水量の多いうちにパーチメント脱穀を施す方法です。

かりぶブレンド(キューバコロンビア産)

今回筆者が飲んだかりぶブレンドは、キューバ産・コロンビア産のブレンドです。

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キューバ産コーヒーの特徴

キューバ産のコーヒーは賛否両論あり、コーヒー市場の中では高級ライン。

生産されるコーヒー豆の大半はアラビカ種(ヴィジャロボスやイスラ6-14等)で、キューバ国内における生産量を消費量が上回るため、輸出量が少ないことが大きな特徴です。

スペシャルティグレードを栽培できるのは、キューバの国土のうち一部に限られますが、ミネラル豊富な土壌と気候は、大きな可能性を秘めています。

キューバコーヒーの基本データ

タイトル概要
世界の生産量に占める割合0.07%
収穫期7月から2月
生産処理ウォッシュト
主な種、品種アラビカ種(ヴィジャロボス、イスラ6-14等)
ロブスタ種(一部)
世界の生産量ランキング第37位

コロンビアコーヒーの特徴

コロンビア産コーヒーの特徴は、豊かで濃厚なコク、ナッツ系、チョコレート、お花やフルーツのような多彩な味わいです。

コロンビアには山々が広がり、各地の微気候が色々なコーヒーを産む要因となります。

コロンビア国内で栽培されるのは全てアラビカ種で、地域により収穫回数が異なるのも特徴です。

コーヒーで生計を立てる人は200万人ほどで、ほとんどの人は小規模農園グループで働いています。

生産量の約20%を国内で消費しているそうです。

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コロンビアコーヒーの基本データ

タイトル概要
世界の生産量に占める割合8.6%
収穫期3月から6月、9月から12月
生産処理ウォッシュト
主な種、品種アラビカ種(ティピカ、ブルボン、タビ、カトゥーラ、コロンビア、マラゴジーペ、カスティーヨ)
世界の生産量ランキング第3位

かりぶブレンドの特徴

キューバ産、コロンビア産の豆をブレンドした今回の豆は、マスターおすすめの浅煎り、中挽きです。

香りはチョコレートのようなコクがあり、ナッツのようななめらかさと甘み、すっきりなブレンドでした。

ルワンダブルボン(ルワンダ共和国産)

筆者が飲んだルワンダブルボンは、ルワンダ共和国産です。

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ルワンダコーヒーの特徴

ルワンダコーヒーは、甘く、花のような香りが特徴で、世界中のコーヒーマニアの間で急速にファンを増やしています。

ルワンダの輸出収入の50%はコーヒーによるもので、近年では、政府が社会経済的な状況改善のため、コーヒー産業に力を入れています。

最近では、バクテリアにより一部の豆が生のジャガイモのような香り、味となる「ポテトフレーバー」に悩まされる農園もあるそうですが、それでもルワンダの豆は高品質であることに変わりありません。

粗悪品は市場に出さないことを徹底しているのも、さすがルワンダ!です。

ルワンダコーヒーの基本データ

タイトル概要
世界の生産量に占める割合0.16%
収穫期アラビカ種:3月から8月
ロブスタ種:5月から6月
生産処理ウォッシュト
ナチュラル(一部)
主な種、品種アラビカ種99%(ブルボン、カトゥーラ、カトゥアイ)
ロブスタ種1%
世界の生産量ランキング第29位

ルワンダブルボンの特徴

今回は、浅煎り、中挽きでいただきました。

ルワンダの高地で生産されるコーヒーは、花や柑橘系のクラシックな甘みがありますが、なめらかな口当たり、抜けるような余韻が楽しめる1杯です。

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2月のコーヒー豆まとめ

当ページでは、筆者が2月に選んだコーヒー豆4種をご紹介しました。

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ルワンダブルボンを飲んでみた【コーヒー豆】

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当ページでは、ルワンダコーヒーの特徴と基本データ、「ブルボン種」を飲んだ感想をご紹介します。

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。

ルワンダのコーヒー

ルワンダ(正式名「ルワンダ共和国」)は、東アフリカの共和制国家です。

ルワンダに初めてコーヒーが植樹されたのは明治37(1904)年。その後、明治50(1917)年に輸出が開始されました。

標高が高く、降雨量も一定で、コーヒー豆の品質は極めて高いのがルワンダコーヒーの特徴です。

ルワンダの輸出収入の5割はコーヒーによるもので、政府が社会経済状況を改善するため、コーヒー事業に注力。ウォッシングステーションの数が全国で爆発的に増え、小規模生産者50万人のトレーニング、資源の入手が可能となりました。

ルワンダコーヒーの基本データ

ルワンダで代表的なのは、ブルボン種。国全体で栽培され、どの栽培地でも高品質の豆がとれます。

  • 収穫期:アラビカ種3~8月/ロブスタ種5~6月
  • 生産処理:ウォッシュド、ナチュラル(一部)
  • 主な品種:アラビカ種99%(ブルボン、カトゥーラ、カトゥアイ)/ロブスタ種1%
  • 世界の生産量ランキング:第29位

ルワンダ「ブルボン」を飲んでみた

今回は、ルワンダ南部ニャマガベ産のブルボン種を浅煎り・中挽きでいただきました。

挽いたそばからしっかりとした香りが漂っていましたが、予想に反し、柑橘類のような甘みに度肝を抜かれました。

コーヒーの王道ともいえるクラシカルな味わいです…!

上品で柔らかな酸味としなやかな口当たり、クセがなく、素直な後味に春のそよ風のような気持ちよさを感じました。

香りは重厚感があるのに、こんなにサラサラとした口当たりって…!!!と、何だか嬉しい気持ちになりました。


 

ルワンダブルボンを飲んでみた まとめ

当ページでは、ルワンダ共和国「ブルボン種」を淹れ、実際に飲んでみた感想をご紹介しました。

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