ガーデニングショップを開業する際に必要な資格と注意点を解説

当サイトの一部に広告を含みます。

当ページでは、ガーデニングショップの開業にあたり、必要な資格と注意点を解説する。

ガーデニングショップとは

ガーデニングショップとは、植物やガーデニング関連の商品を専門に取り扱う店舗を指す。

ガーデニングショップ開業に必要な資格

ガーデニングショップを開業する際、法律上求められる資格はない。

ただし、取り扱う商品・提供するサービスに応じ、必要な許認可や届出、取得が望ましい資格はあるだろう。

ガーデニングショップ開業に必要な手続

ガーデニングショップで肥料を取り扱う場合、肥料取締法に基づく届出が必要な場合がある。

1.肥料とは

肥料とは、下記に該当するものを指す。

  1. 植物の栄養とするため、土地に施用するもの
  2. 植物の栄養とするため、植物の葉などに施用するもの
  3. 植物の栽培に役立つよう、土壌に価額変化をおこさせるため、土地に施用するもの

2.肥料の分類

肥料は、下記に分類される。

分類概要生産・輸入の条件
特殊肥料・農家の経験や五感により品質を識別できる単純な肥料
・品質が多様で、主成分の含有量のみに価値を依存しないため、一律的な評価を行うことができない肥料
・特殊肥料同士を配合した混合特殊肥料
※一部は品質表示の義務あり
都道府県知事への届出が必要
普通肥料特殊肥料以外のもの公定規格に適合させ、農林水産大臣または都道府県知事に登録申請
特定普通肥料施用方法により、人畜に被害を生ずるおそれがある農産物が生産されるもの

上記のいずれにも当てはまらないものは、生産・輸入・販売いずれも禁止されます。

3.登録の有効期間

肥料の登録について、その種類等に応じて3年または6年の有効期間がある。

登録した肥料を期間満了後も生産・輸入するには、更新手続をとる必要がある点に注意したい。

4.申請内容に変更が生じた場合

特殊肥料の生産・輸入の届出、登録の申請、指定混合肥料の生産・輸入の届出後、申請内容に変更が生じた場合、下記の期限内に手続が必要である。

特殊肥料変更日から2週間以内に都道府県知事へ届出
登録肥料下記の事項が生じた場合、または変更しようとする場合、登録申請先に届出
ア 氏名又は住所を変更した場合。法人で登録申請したときは、法人の代表者を変更した場合(変更後2週間以内)
イ 生産する事業場(工場)の名称や所在地が変更した場合(変更後2週間以内)
ウ 保管する施設の所在地が変更した場合(変更後2週間以内)
エ 肥料の生産や輸入を相続した場合(相続した日から2週間以内)
オ 登録をとった法人が、合併や分割した場合(合併や分割した日から2週間以内)
カ 登録証をなくしたり、汚した場合
キ 肥料の名称を変更しようとする場合(名称を変更する前に届出)
ク 次の理由で登録が失効した場合(次の理由が発生してから速やかに届出が必要)
・登録した法人が解散した
・肥料の生産や輸入をやめた
・保証成分量などを変更した
・登録の有効期間が終了した
指定混合肥料変更した日から2週間以内に届出先に届出

5.届出が必要な範囲

生産・輸入・販売を行う業者は、事業場のあるすべての都道府県に対し、届出を行う義務を負う。

期限は、業務開始から2週間以内で、内容に変更が生じた場合や当事業を廃止した場合は、その日から2週間以内にその旨を都道府県知事宛に届出なければならない。

本店のみ届出ればOKとはいかず、変更の都度、知らせなければならないわけです。

6.事業者が負う義務

生産・輸入・販売を行う事業者は、下記の義務を負う。

  1. 表示の義務
  2. 異物混入の禁止
  3. 帳簿の備付の義務
  4. 農林水産大臣または都道府県知事への報告義務
  5. 立入検査への協力義務

登録・届出をすれば終わりというわけにはいかない点に注意しましょう。

開業に役立つ資格

ガーデニングショップの開業に資格は不要だが、下記は役立つだろう。

1.園芸装飾技能士

園芸装飾技能士とは、厚生労働省が認める技能検定制度の一種を指し、1~3級に分類される。

等級区分概要受験資格
1級初級技能者が通常有すべき技能の程度下記、いずれかの実務経験を有する者
(1)7年以上
(2)2級合格後2年以上
(3)3級合格後4年以上
※学歴により実務経験不要
2級中級技能者が通常有すべき技能の程度実務経験2年以上
または、3級合格者
※学歴により実務経験不要
3級上級技能者が通常有すべき技能の程度不問

試験は「学科試験」「実技試験」により、それぞれ合格点が異なる。

前期後期
受験申込4月上旬から中旬10月上旬から中旬
試験実施日実技6月中旬から9月上旬11月下旬から翌2月下旬
学科7月下旬から9月上旬1月下旬から2月下旬
試験内容実技室内園芸装飾作業
学科・室内園芸装飾法
・材料
・庭園
・植物一般
・観賞用植物の維持管理
・園芸施設
・安全衛生
合格基準実技60点以上/100点
学科65点以上/100点
出典:JAVADA中央職業能力開発協会

受験料は各都道府県により異なるが、実技試験18,200円、学科試験3,100円が標準とされる(参照:JAVADA中央職業能力開発協会

2.フラワー装飾技能士

フラワー装飾技能士とは、フラワーアレンジメントや花の装飾に関する国が認めた技能検定制度の一種である。

受験資格として実務経験が求められるが、専門学校やフラワースクール等で特定の課程を修了することにより受験資格を得る方法もある。

受験資格1級下記、いずれかの実務経験を有する者
(1)7年以上
(2)2級合格後2年以上
(3)3級合格後4年以上
※学歴により実務経験不要
2級実務経験2年以上
または、3級合格者
※学歴により実務経験不要
3級不問
試験内容実技フラワー装飾作業
学科・フラワー装飾一般
・フラワー装飾作業法
・材料
・植物一般
・安全衛生
申込期間前期:4月上旬から中旬
後期:10月上旬から中旬
試験日実技前期:6月上旬から9月中旬
後期:12月上旬から2月中旬
学科前期:7月中旬から9月上旬
後期:1月下旬から2月上旬
受験料
※各都道府県により異なる
実技3,100円
学科18,200円
出典:中央職業能力開発協会(JAVADA)をもとに作成

3.グリーンアドバイザー

グリーンアドバイザーとは、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が認定する検定資格で、植物に関する正しい知識を持ち、植物の育て方、園芸・ガーデニングの魅力を伝えることができる精通者に対し、与えられる称号を指す。

受験資格不問
※中学生以下の申込には親権者の同意を要する
試験形式CBT方式
○×式40問、三者択一式40問の計80問
試験日9月中の1日を選び、予約可能
受講・受験料一般40,700円(内税3,700円)
学生20,350円(内税1,850円)
再受講・受験29,700円(内税2,700円)
試験の範囲・植物に関する生理学的基礎知識
・現代生活と花・緑
・種子・球根・苗の基礎知識
・植物分類
・植物の特性
・播種・定植の方法
・繁殖・交配の方法
・用土・肥料の基礎知識
・病害虫と薬品の基礎知識
・園芸用品・用具の基礎知識
・園芸作業
・花壇・コンテナ・鉢物栽培の基礎知識
・園芸デザインと飾り方 など
資格の有効期間5年間
登録料10,450円(内税950円)
出典:2024年度 グリーンアドバイザー講習・試験の詳細をもとに作成

4.造園施工管理技士

造園施工管理技士とは、建設業のうち、緑地・緑化に関する工事全般を担当する者を指し、国家資格の1つである。

具体的には、公園工事・広場工事・道路緑化工事などのほか、墓園、住宅団地、その他造園に必要な各施設の工事等を幅広く管理する。

造園施工管理技士は、その難易等により1級・2級に区分される。

1級監理技術者として施工管理者(主任技術者等)の指導・監督及び下請負人の技術的な指導・監督
2級主任技術者として建設現場の施工計画書の作成から品質管理・工程管理等を行う

2級の受験資格・試験概要は、下記の通り。

学歴又は資格造園施工に関する実務経験年数
指定学科の卒業者指定学科以外の卒業者
大学卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」に限る)
卒業後1年以上卒業後1年6か月以上
短期大学卒業者
高等専門学校卒業者
専門学校卒業者(「専門士」に限る)
卒業後2年以上卒業後3年以上
高等学校卒業者
中等教育学校卒業者
専修学校の専門課程卒業者
卒業後3年以上卒業後4年6か月以上
その他の者8年以上
技能検定合格者4年以上
出典:令和6年度 2級造園工事施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

項目第一次検定試験の概要
試験範囲造園言論
造園材料
植栽
造園施設
土木工学
関連工事
測量・設計図書
施工管理
法規 
出題形式マークシート方式(四肢択一)
40問
試験時間2時間10分
合格基準60%以上(24問以上正答)
試験日令和6年11月7日(日)
出典:令和6年度 2級造園工事施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

項目第二次検定試験の概要
試験範囲造園言論
造園材料
植栽
造園施設
土木工学
関連工事
測量・設計図書
施工管理
法規 
出題形式記述式
3問
試験時間2時間
合格基準60%以上
試験日令和6年11月17日(日)
出典:令和6年度 2級造園工事施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

1級の受験資格・試験概要は、下記の通り。

区分学歴と資格造園施工管理に関する必要な実務経験年数
指定学科指定学科以外
学校教育法による
・大学
・専門学校の「高度専門士」
卒業後3年以上の実務経験年数卒業後4年6ヵ月以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
学校教育法による
・短期大学
・高等専門学校(5年制)
・専門学校の「専門士」
卒業後5年以上の実務経験年数卒業後7年6ヵ月以上
の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
学校教育法による
・高等学校
・中等教育学校(中高一貫6年)
・専修学校の専門課程
卒業後10年以上実務経験年数卒業後11年6ヵ月以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
その他(学歴を問わず)15年以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
2級造園施工管理技術検定第二次検定に合格した者
(令和2年度までは実地試験)
合格後5年以上の実務経験年数
(本年度該当者は平成30年度までの合格者)
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
2級造園施工管理技術検定第二次検定合格後、実務経験が5年未満の者
(令和2年度までは実地試験)
学校教育法による
・高等学校
・中等教育学校
(中高一貫6年)
・専修学校の専門課程
卒業後9年以上の実務経験年数卒業後10年6ヵ月以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
その他(学歴を問わず)14年以上の実務経験年数
(1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること)
出典:令和6年度 1級造園施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

項目第一次検定試験の概要
試験範囲造園言論
造園材料
植栽
造園施設
土木工学
関連工事
測量・設計図書
施工管理
法規 
出題形式マークシート方式(四肢択一)
65問
合格基準60%以上(39問以上正答)かつ、施工管理法の応用問題において6問中2問以上正答
試験日令和6年9月1日(日)
出典:令和6年度 1級造園施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

項目第二次検定試験の概要
試験範囲造園言論
造園材料
植栽
造園施設
土木工学
関連工事
測量・設計図書
施工管理
法規 
出題形式記述式
大問5つのうち、必須2問、選択式3問
試験時間2時間10分
合格基準60%以上
試験日令和6年12月1日(日)
出典:令和6年度 1級造園施工管理技術検定の実施についてをもとに作成

草花を売るだけでなく、庭全体のデザイン・施工までやりたい方にオススメな資格です✨

開業に役立つキャリア・経験

資格のほか、下記のキャリア・経験があると、植物の仕入や販売方法、顧客とのコミュニケーションスキルを見つける事ができるだろう。

  1. 園芸店・花屋での実務経験
  2. 農業・園芸に関する知識
  3. 接客販売の経験

小売やサービス業の実務経験は、店舗運営や顧客対応の場面で多いに役立ち、相手の要望を的確に理解し、効果的な提案の助けになるだろう。

店舗ならではの管理方法、販売提供方法は場数をこなすことで精度向上が期待できるため、いきなり開業するより原賠経験を得る方が成功率は上がるように思います。

ガーデニングショップを開業する際に必要な資格、手続、注意点まとめ

当ページでは、ガーデニングショップの開業に必要な資格、手続、注意点を解説した。

関連リンク

資格の選び方、取得のメリットと注意点を解説

当サイトの一部に広告を含みます。

資格とは

資格とは、特定の分野における一定の知識・スキルを証明するものを指す。

(1)資格の種類

資格は下記に分類される。

国家資格難易度が最も高い反面、信頼も厚い資格
民間資格法的根拠によらず、民間団体・企業、地方自治体が認定する資格
公的資格民間団体、公益法人が実施する試験結果について、文部科学省、経済産業省等の官庁・大臣が認定する資格

(2)資格の役割

資格には、第三者に対し、一定の知識・スキル・専門性を証明するでなく、法律に基づく特定業務を行うため、必要な権限を付与されるものがある。

このような資格を「業務独占資格」と呼び、資格がなければ当該業務を行うことはできない。
例えば、医師、弁護士、税理士、建築士等がこれに該当する。

また、社内における評価基準として用いられる事もある。

このため、転職活動時には自分の強みとして優位にはたらき、実務経験が少ない場合でも採用に繋がる可能性がある。

あくまで主観的な意見ですが、資格取得を通し、それまでの努力が目で見える形で残せることで、その後のモチベーションや自己肯定感に繋がるかと思います✨

(3)資格の意義

資格の意義を考えると、個人・社会にとってさまざまな場面で重要な役割を担っていることがわかる。

例えば、医師や看護師は患者の命を預かる立場にあり、資格によりその責任を付与されることにより、資格保持者はその役割を果たす義務、社会に対する責任を負うことになる。

弁護士や建築士の場合、資格がなければ特定業務を行う事ができない一方で、業務のクオリティを担保し、業界内での競争を適切に保つよう調整・運用されている。
これらの資格は、社会に提供するサービスの質を一定以上に保ち、消費者・依頼者の利益を守るという意義をもつ。

資格者が自分の専門性を通して社会貢献を行うことで、自分自身の存在意義を感じられるメリットもあります。

資格で得られると勘違いしがちなもの

資格取得に伴い、下記を得られると勘違いしている方を見かけます。

  1. すぐに仕事が見つかる
  2. 高収入になる
  3. 他者から信頼・評価される
  4. 全ての問題が解決する

1.すぐに仕事が見つかる

資格の取得が就職に直結するわけではない。

需要の高い資格でも、実際にその資格を活かせる仕事に就くには、経験、人脈等を求められることがほとんどである。

2.高収入になる

資格が収入の増加に直結するわけではない。

資格は、あくまで保有者の知識・技術を証明するものでしかなく、市場における需要、活用できるかどうかは本人にかかっている。

3.他者から信頼・評価される

資格により一定の信頼を得ることはできるが、その信頼は資格に向けられるものであり、保有者に対してではない。

実務上、資格よりもコミュニケーション能力や働き方を重視されるのが一般的で、単に資格を取得しただけで評価を期待するのはやや危険である。

4.全ての問題が解決する

資格の取得が実生活上の問題を全て解決してくれることはない。

資格取得はあくまでスタートラインに過ぎず、その後の道のりは自分で切り拓くしかない。

資格を取得することで自己成長、キャリアにプラスをもたらしますが、その先の現実や抱えている課題の本質を捉え、より効果的に活用していく力が求められます。

勘違いが起きる原因

資格取得に関する勘違いが起きる要因について、いくつか考える。

(1)資格に対する過度な広告・期待

資格取得を目指す人をターゲットとする予備校やセミナーの場合、取得のメリットを強調し、取得後の実態を誇張気味に発することがある。

これらの広告を見たターゲットは、「資格さえあれば道は拓ける」と誤認するのだろう。

また、受講生の成功事例を前面にプッシュする戦略をとることも多く、こうした事例が多数派との誤認させることもある。

現実に成功している人の多くは、資格取得以外の分野でも努力している場合がほとんどだが、こういった部分がフォーカスされることは少ないことから、勘違いに拍車をかけるのかもしれない。

(2)資格者=即戦力と考える

資格を取得するには、適切な努力量が必要である。

試験の突破はそれまでの努力が報われた瞬間でもあり、「これだけ頑張ったのだから、結果に繋がるはず」との思考を招きやすい側面もある。

資格学習を通して学んだことが実務に直結することを期待し、又は、悪意なくそう信じる人もいて、実際の現場で手も足も出ず立ち尽くす人もいる。

要するに、「試験の合格」と「現場で求められる適格性」は別個独立だと気づいていないんですよね💦

(3)社会的な評価に対する誤認

資格者に対し、社会的な評価・信頼感を寄せる人は少なくない。

例えば、フリーターやアフィリエイターは信頼されづらいのに対し、医師、弁護士などの資格者というだけで高評価を得られる傾向にある。

こうした文化的な背景が「資格で(容易に)評価が得られる」との誤解を招くのかも知れません。

(4)会心の一撃を期待

悩みがある場合、何かを変えることで現状が好転するかもしれないと期待し、資格取得に目を向けることがある。

この場合、資格取得により劇的な変化が望めるとの期待値が異常な高まりを見せることがあり、取得後の現実に対し、考えが甘くなることも原因の1つだろう。

一種の現実逃避とも考えられます。

(5)情報の偏り

SNS等を通し、資格に関する情報を容易に手に入れられるようになった。

しかし、こうした媒体では成功体験に偏りを見せ、不合格者や取得後に活用し切れていない人の声は埋もれがちである。

その結果、資格取得へのハードルは低く、その後の現実を正しく理解することが難しくなり、誤解を助長しているものと推察する。

資格の限界

資格には多くのメリットがある一方、いくつかの限界がある。

  1. 知識・技術の陳腐化
  2. 理想と現実のギャップ
  3. 資格乱立による価値の低下
  4. 資格維持のコスト・労力
  5. 資格への依存

(1)知識・技術の陳腐化

特定の資格について、取得時の知識・技術が時間の経過と共に古くなることがある。

そのため、資格取得に安心するのではなく、継続的な学習とスキルアップが求められることと、資格が最新の知識・技術を完全に証明するツールではないことに注意する必要がある。

例えば、ITや医療の分野における成長・発展は目覚ましく、資格取得時の内容がすぐに古くなってしまうんですよね💦

(2)理想と現実のギャップ

資格取得により、仕事の幅が広がる、転職市場での価値増加等のケースは認められるが、必ずしもキャリアアップや増収に直結するわけではない。

特に、社会経験が浅い人や転職者の中には、「資格さえあれば」と考える人も多いが、資格は単に応募条件の一部でしかなく、採用にはコミュニケーション能力や応用力、適応力等が求められるものである。

資格そのものが決定打になるケースが稀なことを理解し、資格取得後の行動・姿勢に注意しましょう⚠

(3)資格乱立による価値の低下

近年、多くの資格が登場し、同分野において類似の資格が乱立している。

このような状況下では、資格ごとの価値・信頼性が曖昧となり、どの資格が本当に有用なのかを判断することが困難である。

また、多くの人が同じ資格を取得している場合、その資格自体が優位性を生み出すことはない。

このため、より高い専門性や実務経験を優先するしかなく、資格だけでは何かと「不十分」との判断を下されることになる。

(4)資格維持のコスト・労力

一部の資格について、定期的な更新を要する。

これに伴い、講習を受ける、実務経験を証明する等の手間が生じる場合がある。

こうした負担が資格維持そのものを難しくすることもあるため、取得前に維持にかかる費用・労力を総合的に判断する必要がある。

(5)資格への依存

資格への依存心が強い場合、他の分野や新たな技術・方法に対し、柔軟な対応が難しくなるリスクを負う。

特に、資格取得に長い時間や多大な労力をかけた人ほど固執する傾向が強く、専門性だけでなく、柔軟な思考が求められる現代においての生存が厳しいといえる。

資格はあくまで「道具ツール」であることに留意し、これを使い、どのような価値を提供できるかを考える必要がありますね。

資格取得により本当に得られるもの

資格取得により得られるものは多岐にわたるが、下記に一般的なものを挙げる。

  1. 専門知識・技術の習得
  2. キャリアの幅が広がる
  3. 信頼性、社会的な信用向上
  4. 自己肯定感と達成感
  5. 転職、独立における強み

(1)専門知識・技術の習得

資格学習において、基本から応用まで幅広い範囲をカバーする必要があり、自ずと特定分野に関する理解を深めることに繋がる。

これにより、実務において即戦力として活かせる知識・スキルの習得、業務全体の質を高める効果が期待できる。

特に、国家資格や専門職に関わる資格の場合、試験を通じ、実践的なトレーニングが行われる場合も多く、実務に直結するスキルを養うことができる。

(2)キャリアの幅が広がる

資格は、採用担当者に対し、応募者の専門性・知識レベルを証明する有力な手段となる。

特に、業界や職種により、特定の資格を持つことが採用の必須条件となることもあり、資格取得が当該分野への就職・転職の可能性を高めることになる。

また、新たな職種・役職に挑戦できるようになり、キャリアの選択肢が広がる。

例えば、管理職・専門職への昇進に必要な資格を取得することで、これまでと異なるポジションに挑戦する機会に繋がるだろう。

(3)信頼性、社会的信用の向上

資格は、特定分野での一定の専門知識・技術を持つことを証明するものだ。

このため、資格の保有が業界内や職場における評価に直結し、信頼を得やすくなる場合がある。

例えば、医療や法律、建築などの専門性が求められる分野において、資格者がいることで顧客・クライアントからの信頼を得やすく、業務の依頼が増える可能性がある。

(4)自己肯定感と達成感

資格試験に合格するには、一定の努力・時間を要する。

その過程において、目標達成による自身獲得、自己肯定感向上が期待できるほか、対外的には学び続ける姿勢を示すことができるため、企業・クライアントから高評価を得られることもある。

自己成長の証明ツールとして、資格は「努力の結果」を形にする一つの手段となるわけだ。

(5)転職、独立における強み

資格の取得を通し、これまで関わらなかった分野に挑戦する足掛かりとなる。

例えば、異業種への転職を検討する際、その分野の基礎知識を持っていることを資格で証明できれば、未経験でも挑戦しやすいだろう。

また、フリーランスとして独立する際には、経験に代わるアピールポイントとして活用できる。独立直後は外部に示すことができる実績がなく、客観的な証拠として機能する資格が効果を発揮するのである。

資格の選び方

資格を選ぶ際は、自分の興味や目標に基づき、市場のニーズ、資格の内容を調査した上、将来性・認知度を考慮して選ぶといいだろう。

1自己分析・自分が興味のあるもの、得意なこと、情熱を注げるものを考える
・将来の職業、キャリアの方向性を意識する
2市場調査・求人情報、業界のトレンドを確認し、需要の高い資格をピックアップ
・将来的な需要を検討する
3資格の内容・取得方法を確認・学習にかかる時間・コスト、試験の難易度を調べる
・学習方法を検討する
4資格の認知度を確認・資格が業界内、一般的にどの程度認知されているかを確認
・既に保有している資格や、今後取得を検討している資格との相性を考える
5キャリアプランを見直す・長期的な視点で見て、資格がどの程度キャリアに役立つかを検討する
・取得後の成長が見込める環境を選ぶ
6取得者の体験談を確認・実際の取得者の体験談、アドバイスを参考にする

資格で得られると勘違いしがちなもの、本当に得られるものまとめ

当ページでは、資格で得られると勘違いしがちなものと、本当に得られるもの、資格の選び方を解説した。

行政書士試験の重要論点、対策を考察する

当サイトの一部に広告を含みます。

当ページでは、行政書士試験における重要論点を考察する。

行政書士試験とは

行政書士試験とは、行政書士に求められる法的知識、実務能力を確認するために実施される国家試験である。

(1)受験資格

年齢、学歴、国籍等を問わず、誰でも受験可能。

(2)試験日

毎年11月の第2日曜日

(3)出題範囲

出題範囲は下記の通り。

行政書士の業務に関し必要な法令等
(全46問)
・憲法
・行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法および地方自治法を中心とする)
・民法
・商法
・基礎法学
行政書士の業務に関し必要な基礎知識
(全14問)
・一般知識
・行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令
・情報通信、個人情報保護
・文章理解

(4)出題形式

行政書士試験は筆記により行われ、択一式および記述式で構成される。

(5)合格基準

下記をいずれも満たした者を合格とする。

  1. 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50%以上である者
  2. 行政書士の業務に関し必要な基礎知識科目の得点が、満点の40%以上である者
  3. 試験全体の得点が、満点の60%以上である者

(6)受験手数料

10,400円

地震、台風等の天災による場合を除き、払込んだ受験手数料は返還されてない点に注意。

行政書士試験の全体像

行政書士試験では、「憲法」「民法」「行政法」「商法」「基礎法学」等の法令科目と、政治・経済、社会、情報通信、文章理解で構成される「一般知識」で構成される。

(1)出題傾向

出題傾向は下記の通り。

行政法行政書士試験中、最も配点が高く、60問のうち約3割を占める詳細は後述
民法例年20問程度出題される
憲法例年5問程度出題される
条文理解に限らず、判例の読込が必要
会社法例年2~3問出題される
各法人の機関設計、資本の増減、設立・解散、運営が頻出
商法商人の定義、取引規定、商号等の基本的な内容が頻出
一般知識例年14問出題される
最低得点ライン(6問正答)の設定があるため、対策が必要
政治経済の基本的な仕組み、自自問痔亜
インターネットの基礎知識、デジタル技術の発展、個人情報保護法関連
長文読解では、文章の主旨・要点理解が必要

重要論点一覧

行政書士試験における重要論点を科目ごとに考察する。

1.行政法

行政法は、行政書士試験のメインであり、最も出題数が多く、合否に直結する科目だといえる。

(1)行政行為

行政行為とは、行政機関が一方的に行う意思表示を指し、法的な効果を伴う。

具体的な権利義務を定めるものとして重要視され、行政書士試験において頻出でもある。

公定力1度成立した行政行為は、違法であっても否定されるまで有効となること
不可争力行政行為の効力について、一定期間の経過により争うことができなくなること
取消しと撤回取消し行政行為に瑕疵があった場合、遡及的に無効とする行為
裁判所が行うほか、行政庁により自ら取消される場合あり
撤回適法に成立した行政行為について、事情の変更等に伴い、行政庁が一方的にその効力を失わせること

(2)行政手続法

行政手続法とは、行政機関が行政処分を行う際のルール・手続を定めた法律を指す。

出題頻度がかなり高く、条文の正確な理解が求められる。

処分基準行政庁が処分を行う場合、あらかじめ定めた基準に従う必要がある
→処分基準の設定・公表について問われることが多い
申請に対する処分許認可等の申請に対し、どのような手続を経て、どのような処分を行うかを問われる
聴聞と弁明の機会の付与行政庁は不利益処分に先立ち、聴聞・弁明の機会の付与を義務づけられる
→双方を与えるべき場面の違いが問われる

(3)行政不服審査法

行政不服審査法とは、行政庁の行為に不服がある場合、訴訟を提起する前に行政機関に対し、不服を申立てる際のルール・手続を定めた法律である。

審査請求行政庁の行為に不服がある場合、処分を行った行政庁の上級行政庁に対し、当該処分の取消し・変更を求める制度
→審査請求の手続、期間に関する出題が多い
再調査の請求審査請求の前段階として、処分を行った行政庁に再調査を請求する制度
→再調査の請求の適用範囲、審査請求期間の延長など再調査の請求を行うことで生じる手続上の変化が頻出
苦情処理不服申立てとは異なり、行政機関に対し、意見・苦情を述べる制度
→苦情処理の目的、行政不服審査法における位置づけを問われる傾向にある

(4)行政事件訴訟法の訴訟類型

行政事件訴訟法とは、行政行為を裁判所で争う際のルール・手続を定めた法律を指す。

行政書士試験では、主に取消訴訟について問われる。

取消訴訟行政行為に対し、取消しを求める訴訟類型
→原告適格、訴えの利益が頻出
義務付け訴訟・差止訴訟行政庁が特定の処分を行うよう義務付けるものと、違法な行政行為を差止める訴訟類型
→行政事件訴訟の形態、それぞれの要件と具体的な適用範囲、他の訴訟類型との違いが頻出
国家賠償請求行政機関の違法行為により損害が生じた場合、国や地方公共団体に対し、賠償請求を行う制度
→国家賠償法と併せ、出題される傾向あり

(5)国家賠償法

国家賠償法とは、行政機関の違法行為により損害が生じた場合の責任関係について定める法律で、主に下記が問われる。

公権力の行使による損害賠償公務員が職務を行う際に違法行為を行い、これにより他人に損害を与えた場合
→故意・過失の有無について頻出
営造物に関する責任公共の建物・施設の設置、管理にともない損害を与えた場合
→営造物の欠陥に関する具体例が頻出

(6)行政裁量

行政裁量とは、行政機関が法の枠内で何らかの決定をする際に許される「余白」を指す。

裁量行為と限界採用の範囲を超えて行った処分の適法性、裁量の逸脱・濫用について頻出
裁判所の関与裁判所が行政裁量の適法性を判断する際の基準について頻出

2.民法

行政書士試験では、民法について幅広く問われる。

(1)基本的な概念

権利と義務権利義務の定義、相互関係に関する基礎
実例を基にした問題では、特定の権利が行使される際に負う義務などが頻出
法律行為法律行為の種類・効力、意思表示の要件等
意思表示の効果、無効・取消しの要件を問われることが多い
無効
取消し
無効と取消しの違い、各要件
具体的な事例を用いた問題が多い
物件・債権物件の種類、物権的請求権、債権の履行・不履行など
所有権、抵当権に関し、具体的な問題が頻出
不法行為不法行為の要件
具体的な事例をもとに責任の程度を問われる問題が多い
公序良俗公序良俗に反する行為、法律行為が無効となる場合など
信義則信義則に基づく行動の必要性、取引時の誠実義務に関する内容が頻出

(2)契約法

民法のうち、特に重要項を占めるのが契約法であり、様々な角度から出題される。

契約の成立契約の成立要件、法律行為の要件など
意思表示、代理による契約成立が頻出
契約の種類売買契約、請負契約、委任契約、賃貸借契約などの類型
各契約の特徴と法的効果、契約解除と履行に関する問題が頻出
契約の履行契約の履行に関する義務と方法、履行遅滞など
履行遅滞による損害賠償責任、履行不能に該当する場合などが頻出
契約の解除契約解除の要件、必要な手続、解除後の効果など
契約不履行、詐欺・強迫などの解除事由に関し、具体的な問題が多い
損害賠償契約違反に伴う損害に関し、損害賠償を請求できる要件、計算方法など
損害の範囲、因果関係が頻出
特約・約款条件付きの契約、約款の有効性など
消費者契約に関する特約について、有効無効を問う問題が増加傾向
契約の変更契約変更の要件など
契約の変更が認められる場合、変更後の効力が頻出

(3)物権法

行政書士試験において、物件の種類・内容、物権変動に関する問題が頻出である。

物件の種類・定義物件の種類、概念など
物件の定義、それぞれの特徴と権利関係が頻出
所有権所有権の内容、行使できる内容など
所有権が制限される場合などが頻出
物権変動物件の移転、設定に関する要件など
物件の移転方法、登記の効果、時効取得などが頻出
用益権用益権の特徴、権利行使の制限など
具体的な事例をもとに、行使の可否を問われる事が多い
担保権担保権の性質、設定要件、効力など
抵当権の実行、質権の取扱いなどが頻出
物権的請求権物権的請求権の内容、行使できる場合など
優先権物件や担保権の順位など
具体的な事例をもとに、複数の権利が設定された場合の優先順位等を問われることが多い

(4)不法行為

不法行為は、他者に損害賠償責任を問う際の基本法理を指す。

不法行為の定義、要件不法行為の定義、成立要件など
各要件について、事例を通じて正否を問われることが多い
違法性違法かどうかの判断基準について
正当防衛・緊急避難など、違法性阻却事由について問われることが多い
故意・過失故意・過失の概念、不法行為の成立に与える影響など
故意・過失の判断基準について、事例を通じて問われることが多い
損害不法行為により生じる損害の種類、範囲など
損害賠償請求における損害の立証責任、評価方法を問われることがある
因果関係損害と行為の因果関係を判断する基準、立証など
直接的因果関係・間接的因果関係が頻出
不法行為による責任不法行為に基づく損害賠償責任の種類、賠償範囲など
過失相殺、共同不法行為などが頻出
特別不法行為製造物責任、動産損害など
特別不法行為特有の要件、賠償責任の判断基準などを問われることがある

(5)家族・相続法

行政書士試験の法令科目のうち、家族法・相続法は出題数が多くないが、例年1~2問は出題される。

家族法婚姻・離婚・婚姻の成立要件、効力、無効や取消し事由など
・離婚の種類や手続、財産分与、慰謝料など
親子関係親子関係の成立要件、親権など
相続法相続の基本相続の概念、相続人の範囲など
遺言遺言の種類、効力など
相続財産・相続税・相続財産の範囲、評価方法など
・相続税の課税対象、申告期限など

3.憲法

行政書士試験において、憲法は例年3~5問程度出題される。

年度により変動するものの、全体の4~7%を占めるため、無視できない。

(1)基本的人権の保障

基本的人権の概念、種類・基本的人権の定義、憲法における位置づけ
・各権利の特徴、内容について
制約と保障基本的人権が制約を受ける条件、方法など
→公共の福祉、合理的な制約の基準などが頻出
特定の権利表現の自由、信教の自由、財産権などの具体的な内容、侵害された場合の救済措置など
判例基本的人権に係る重要判例、これに基づく法律の解釈などが頻出

(2)統治機関

統治機関とは、日本国憲法により設定される国の機関・権力を指す。

三権分立三権分立の意義、相互の関係性など
国会の構成・機能国会の構成、権限、運営に関する手続きなど
内閣の役割・権限内閣の構成、権限、内閣総理大臣の役割など
→内閣が政策決定を行うまでのプロセス、行政機関との関係性を問われる場合あり
司法機関の構成・機能最高裁判所をはじめとする司法機関の役割、権限、裁判の仕組みなど
憲法改正憲法改正に必要な手続、意義など

4.一般知識

(1)情報通信と個人情報保護法

情報通信情報通信の基本概念情報通信に関する基本的な定義、通信手段など
インターネットの仕組みインターネットの基本的な仕組み、通信プロトコルなど
情報通信関連法令電気通信事業法、著作権法、サイバーセキュリティ関連法などから出題
個人情報保護法個人情報の定義個人情報保護法における個人情報の定義、範囲
個人情報の取扱い個人情報の取得、利用、提供に関する原則、適正な取扱いなど
個人情報に関する義務個人情報取扱事業者が負う義務、個人情報保護に関する具体的な手続など
個人情報の第三者提供個人情報の第三者提供が認められる場合と手続など

(2)政治経済

政治政治制度政治制度、三権分立、地方自治制度など
政治思想政治思想と理論の特徴、影響など
選挙制度選挙制度、仕組み、投票権など
政治経済関連政治と経済の関連性、経済政策など
経済経済の基本概念経済の基本用語・概念など
市場の種類市場の種類、特徴など
経済政策財政・金融・公共政策など、政府の経済政策
国際経済国際貿易、為替、グローバリゼーションなど

試験対策と学習法

行政書士試験に向け、下記の対策をオススメする。

1.試験範囲の把握

行政書士試験に出題される科目を確認し、各科目の重要論点を整理する。

出題傾向を知るには過去問が適切だが、行政書士試験に関連するサイト等から最新情報を得るのも有効である。

重要論点をまとめたら、出題頻度の高い順にリストアップし、優先順位をつけることで進めやすくなるかと思います。

2.計画的な学習

重要論点を把握後、各科目にどの程度の時間をかけるかを具体的に計画する。

進捗に応じ、理解の浅いテーマは重点的に学習する必要があるため、全体的に余裕をもった計画の策定がポイントとなる。

3.学習方法

行政書士試験に向け、筆者が行った学習方法を下記に挙げる。

理論の理解各科目の基本概念、法律の趣旨を理解する
制定された目的等を知ることで、単なる暗記ではなく理解を促す
問題集の活用口コミ等を参考に、高評価の問題集を試す
最終的に自分と相性のいいものを見つけ、同シリーズのテキストを購入
反復学習1問にこだわらず、とにかく回転数を上げることを意識
暗記カード・ノート等は作らず、ひたすら過去問をまわす
フィードバック資格塾が実施する外部模試を活用し、実力を測定
弱点の把握、克服を繰り返す

4.体調管理

行政書士試験に限らず、試験に臨む際には体調管理が重要である。

筆者の場合、食事の時間が勿体ないと感じ、偏ったことは反省するが、1日最低6時間の睡眠時間は確保し、朝型の生活を心がけた。

また、定期的にジョギングを行い、血行促進・体力維持を目指した。

空き時間はすべて行政書士試験にあてていたが、息抜きに神社を散歩することもあった。

市中に遊びに出かけたり、自宅でだらけるのは気が引けますが、神社ならOKのルールを設けていました。

行政書士試験の重要論点を考察するまとめ

当ページでは、行政書士試験の重要論点を勝手に考察した。

関連リンク

令和6年度 宅建試験を受験した感想、学習時間と方法、速報による採点結果

当サイトの一部に広告を含みます。

本日、令和6年度宅建試験(正式名は「宅地建物取引士資格試験」)を受けてきた。

当ページでは、試験の感想、学習期間(時間)と方法、資格塾が発表した速報をもとに採点した結果を紹介する。

令和6年度宅建試験の問題と受検票

※実際の合否は11月26日(火)の合格発表後に追記する。

宅地建物取引士資格試験の概要

宅建試験の概要は下記の通り。
(出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 | 宅建試験の概要

実施公告

原則、毎年6月の第1金曜日に下記の方式により発表

  1. 官報への掲載
  2. 一般財団法人不動産適正取引推進機構ホームページへの掲載

試験日

毎年1回、10月の第3日曜日において、午後1時~午後3時までの2時間
※登録講習修了者は、午後1時10分~午後3時までの1時間50分

科目・出題範囲

  • 権利関係に関する出題
  • 法令上の制限に関する出題
  • 税その他に関する出題
  • 宅建業法に関する出題
  • 免除科目

出題形式

50問・四肢択一式による筆記試験
※登録講習修了者は45問

受験資格

日本国内に居住する人であれば、年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験可能※合格後の資格登録については一定要件を満たす必要あり(宅建業法第18条)

試験時間

120分
※科目免除者は110分

受験手数料

8,200円
※原則、払込後の返還には不対応

合格基準

概ね35点前後
※試験実施期間が公開するものではなく、直近に行われた試験結果より推測

宅建試験の免除制度

宅建試験では、下記の人を対象に試験問題のうち5問の解答を免除する制度がある。

  • 登録講習修了試験に合格
  • 登録講習終了日から3年以内

端的に言えば、一般の受験者より合格点が5点おまけされる制度で、不動産業に従事する人への適用を想定しているのだろう。

学習期間(時間)

宅建試験に向け、筆者が学習した期間をアプリ「集中」を使用し、計測した。

取り組んだ回数685回
総時間236.4h
平均学習時間1.5h/日
学習開始日令和6年5月10日

合格までの目安

一般的に、合格までに必要とされる学習時間は300h程度とされる(出典:宅建の勉強時間の目安は?平均勉強期間と最短合格するための勉強法を紹介! | 資格Times

1日の学習時間を1.5~2hで設定した場合、試験の約半年前から準備することで無理なく進められるのではないだろうか。

受験者ごとに必要時間数が異なるのは言うまでもありませんが、これらを調整し、選択することも含めて「受験」ですよね。

解答速報による自己採点の結果

令和6年10月20日(日)17:12時点において、最も多くの解答を公開していたサイトを参照した。

自己採点の結果は、35/50点だった(出典:宅建試験 解答速報 2024(令和6年度) | アガルートアカデミー

後述する合格点数から考えると絶望的なので、あまり期待せず合格発表の時を待ちます(´・ω・`)

宅建試験の合格点数について

直近の試験概要において、令和4年・5年度は36点、令和3年度は34%、令和2年度では38点(10月実施分)となっている(出典:result.pdf

合格点数が変動する理由は明かされていないようだが、各年度の平均点数から相対的に判断しているものと考えられる。

合格率でいうと13.1~17.9%で推移し、「高い(簡単)」とは言い難いですね。

受験までの取組

ここまで学習してきた内容・感触について勝手気ままに記述する。

学習内容について

はじめに購入した問題集に従い、下記に分類して行った。

  • 宅建業法
  • 権利関係・
  • 法令上の制限、税・その他

そもそもだが、宅建試験は全50問。例年だと構成は下記の通りだ。

  • 宅建業法…20問
  • 権利関係…14問
  • 土地計画法・建基法(「建築基準法」の略)等の規制法…8問
  • 税法、地価公示法等…8問

特にボリュームのある宅建業法から着手するのが得策だろうし、権利関係は日常的に取り扱うことを理由に後回しにしたが、試験対策の吉凶がわかるのは、いつだって合格発表時だ。

使用した資料

使用した資料は下記の2種類。

※いずれもリンク先は最新版

目聡い方ならお気づきかと思いますが…
1.テキストは購入していない
2.購入は去年なので、1年古い
という特徴があります😂

学習方法

何ら難しいことはせず、用意した問題集をひたすら回した。

はじめの1か月はiPadで、ノートアプリ「Goodnotes6」を使用。
しかし、出来高が目に見える方がモチベーションが保てると判断し、ルーズリーフへと変更した。

それから、50問×4(四肢択一なので)=200問を2時間で解ききる必要があるため、問題集1冊を終えるのにかかった日数と時間を記録した。

今日の試験では時間だけ余裕があったので、速度対策に関しては有効だったのだろう。

受験した感想

ここからは、受験の感想を好き勝手にお話しする。

受験した感想

まずは、お疲れ様でした。

今年5月に受験したITパスポート試験以来(筆記試験でいえば昨夏の社労士試験ぶり)の国家試験で高揚しすぎた反動か、試験後はどっと疲れたというのが率直な感想だ。

肝心な試験の内容について、難易度は高くなかったように思う。

35点見込みの筆者がこんな発言をするのもおかしいが、過去問に比べ、ややこしい出題は少なかったはず。にもかかわらず、合格絶望的という何とも不甲斐ない結果にやや落ち込んでいる。

男女比と年齢

試験の概要から、合格者の男女比は概ね6:4。
合格者の平均年齢は35歳なので、筆者と同年代がメインだとわかる。

ちなみに、受験者の職業で多い順に下記の通り。

  1. 不動産業
  2. 金融業
  3. 建設業
  4. 他業種
  5. 学生
  6. 主婦
  7. その他

専業者に限らず合格可能性はあることがうかがえる(出典:result.pdf

このような前知識を抱えて試験会場に向かったが、筆者の体感では、不動産業、他業種、学生の順に受験生が並び、男女比は2:8程度。
年齢について、年長者6割、同年代3割、若人が1割であった。

あくまで受験目的で足を運んでいるため、他者の年齢・性別などどうでもいいのだが、その場の雰囲気ってあるよねと思うので。

試験監督員

宅建試験の実施機関は「一般社団法人不動産適正取引推進機構」だが、恐らく、現役の宅建士で構成されているのだと思う。
このため、試験監督員はすべて宅建士である可能性が高い。

これまでに受けてきた国家試験は下記の通り。

  • 行政書士試験
  • 乙種危険物取扱者試験
  • 知的財産管理技能検定
  • ITパスポート
  • 社会保険労務士試験

いずれの試験でも監督員が資格者だとすれば、最も砕けた雰囲気だったのはITパスポート試験だが、今日の宅建試験はこれに次ぐラフさであった。

無根拠な推測です😂

もちろん、国家試験らしい硬度カタさもあった。

試験監督員の数は充分で、試験室まで迷う受験生はほぼいなかったように見えたのは、適切に配置された試験監督員のお陰だろう。

では、どこにラフさを感じたのかというと、試験監督員同士の伝達ミスと、試験前後に案内された注意事項の内容だ。
先に触れた受験生の構成についても、当該資格がどの層に需要があるかを手がかりになる。

こうした空気に触れられるところが、試験の良さだよなぁと思う。

受験の動機

最後に、筆者が宅建試験を受けた動機をお話して締めくくる。

端的に言えば、好奇心と不安解消が目的だ。

行政書士試験合格から5年、行政書士登録から3年。
今日までたくさんの方から言われてきたことがある。

「宅建試験は受けないの?」

ここに「行政書士(試験に受かった)なら余裕」と無責任なお墨付きまでいただくわけだが、行政書士試験と宅建試験は全く別物で、一方に受かれば他方も受かるといったルールは存在しない。

しかし、双方に共通する部分も多いため、行政書士試験への登竜門と考えるのは理解できる。

この発言は筆者に謎のプレッシャーと、宅建試験への苦手意識を増幅させる原因として付きまとったわけだが、行政書士業務を行う上で不動産に関わる場面もある。

例えば、農地法に基づく許可・届出や風営法に基づく許可等だ。

これらの手続を行う際、行政書士資格でも足りるのだが、単に手続に必要な知識だけでは、顧客対応が困難なこともある。

こんなときは伝家の宝刀「確認して折り返します」を繰り出すに限るが、血眼になって制度を調べるうち、筆者自身も色々気になるようになった。
これが受験を意識したきっかけである。

何かを学ぶのに動機なんてどうでも良く、合格すれば試験の得点なんてと思うのだが、自己採点の結果が絶望的なことを受け、ここは1つ、言い訳しておくかという心理がはたらいたことを懺悔しておく。アーメン。

令和6年度 宅建試験を受験した感想、学習方法まとめ

当ページでは、令和6年度宅建試験を受験した感想と学習方法をご紹介した。

関連リンク

システム手帳の使い勝手と選び方を解説

当サイトの一部に広告を含みます。

当ページでは、システム手帳リフィルを8年愛用して感じている使い勝手と、システム手帳の選び方を解説する。

システム手帳とは

システム手帳とは、バインダーとリフィルをセットで使用する手帳をいい、下記のサイズが存在する。

区別リフィルのサイズ穴数
バイブルサイズ170-171mm×95mm6
ミニ6穴サイズ126-127mm×80mm
A5サイズ210mm×148mm
ミニ5穴サイズ105mm×61mm5
システムダイアリー140mm×82mm6
HB×WA5サイズ170mm×82mm8
6穴バインダー171mm×95mm6

システム手帳を選ぶメリット

10年近くシステム手帳を愛用する筆者が感じる「システム手帳を使用するメリット」は下記の通り。

  1. 長期的な付き合える
  2. サイズ展開が豊富
  3. 自由にカスタマイズできる
  4. 情報の取捨選択が容易

1. 長期的に付き合える

綴じ手帳の場合、あらかじめ定められた期間内の使用にとどまり、期間を満了すると丸ごと新調することになる。

一方、システム手帳の場合、新たなリフィルを差し込むことで何年も付き合うことができる。

「毎年買い替えたい!」というなら別だが、「気に入ったものと長く付き合いたい」と考える筆者にとって、この点はメリットだと言える。

2. サイズ展開が豊富

システム手帳のサイズ展開は非常に豊富である。

区別リフィルのサイズ穴数
バイブルサイズ170-171mm×95mm6
ミニ6穴サイズ126-127mm×80mm
A5サイズ210mm×148mm
ミニ5穴サイズ105mm×61mm5
システムダイアリー140mm×82mm6
HB×WA5サイズ170mm×82mm8
6穴バインダー171mm×95mm6

綴じ手帳にも複数の選択肢はあるだろうが、好きなタイプのリフィルを選べる点で、システム手帳に軍配が上がる。

月間・週間プランナー時間・情報の管理に最適
「月間」「週間」単位で記載できる
ToDoリスト時間・タスク管理に最適
日々のタスクについて、チェックボックス等により優先度や進捗をはかりながら管理できる
ノート無地、罫線、ドット、グリッド等の種類が存在し、自由に記入できる

3. 自由にカスタマイズできる

システム手帳の場合、バインダー、リフィルのサイズや種類を選べるだけでなく、自分の使いやすさを自由に追求できる。

具体的には、ページの先後を入れ替えたり、配布された用紙に穴を開けて挟むことも出来るほか、カード類や細々した紙類を持ち歩く場合には、ポケットを増設することも可能。

筆者は、診察券、会員証、名刺、領収書等の一時保管用にカードケースとポケットケースを増設しています。

外ポケットに雑多なものを収容

4. 情報の取捨選択が容易

システム手帳の場合、必要な情報のみを取捨選択することが容易な点もメリットだろう。

綴じ手帳の場合、あらかじめ定められた期間の終了に伴い、新調せざるを得ない。

こうなると、過去の情報を参照する必要が生じる度、古い手帳を持ち出して確認する羽目になる。

システム手帳ならリフィルの必要な箇所だけ抜き取り、新年度と綴じれば済むので、わざわざ転記したり複数の手帳を持ち歩く必要がない。

年度の途中でも使用頻度の低いリフィルを抜き、身軽になれるところもお気に入りです。

システム手帳を利用するデメリット

システム手帳を利用する際、下記はデメリットと言えるだろう。

  1. 情報量が増えるとかさばる
  2. 綴じ手帳に比べ、割高

1. 情報量が増えるとかさばる

システム手帳を利用する場合、綴じ手帳に比べ、バインダーやリング、収容するものにより嵩張ることがある。

例えば、月間タイプのリフィルは1年分で見開き13枚、週間タイプでは見開き1週間の場合で53枚。ここにノートタイプを足せば、そのぶん厚さ・重みが増すのは避けられない。

このため、より身軽に持ち運びたい場合には、サイズを小さくし、不要なものはこまめに除いておくことをオススメしたい。

筆者は、大事なことは月間ブロックに記載し、週間は1か月ごとに終了した月分から外しています。

2. 綴じ手帳に比べ割高

綴じ手帳の場合、手帳本体を購入するとすぐに使用することができる。

いっぽう、システム手帳の場合には、バインダーのほか、リフィルを購入する必要があり、手間と費用がかかる。

バインダーにこだわると、そのぶん値が張りますし、カスタムに凝るほど高額化しますよね。

システム手帳向きな人

下記に該当する場合、綴じ手帳と比較し、システム手帳が向いているだろう。

  1. 中長期的なスケジュールが多い
  2. 細かなタスク・メモ等、スケジュール以外の情報を一元管理したい
  3. いいものと長く付き合いたい
  4. カスタマイズしたオリジナルが好き

綴じ手帳向きな人

下記に該当する場合、システム手帳よりも綴じ手帳が向いているだろう。

  1. 毎年新調したい
  2. スケジュールのみシンプルに管理したい
  3. 自分にとって1冊目の手帳を探している
  4. お値打ち品を求めている

システム手帳の選び方

システム手帳を選ぶ際は、サイズ・質感を意識すると良いでしょう。

種類サイズ特徴
A5サイズH210×W148(mm)/6穴○書き込める量が多い
○A4資料を2つ折りで保管できる
△手帳自体が嵩張る
バイブルH170×W95(mm)/6穴○最も一般的なサイズ
○リフィルの種類が豊富
○取扱店舗が多い
△選択肢が多く、迷う
ナローH170×W80(mm)/6穴○スーツのポケットに収納できる
△バインダー・リフィルともに選択肢が少ない
ミニ6H126×W80(mm)/6穴○携帯に便利
○リフィルのサイズが豊富
△メインとしてはコンパクト
マイクロ5H105×W80(mm)/5穴○簡易メモとして便利
△バインダー・リフィルともに選択肢が少ない

※リングサイズにより収納できるリフィルの枚数が異なる点にも注意が必要

レザーの場合、手入れすると一生使用できるメリットがあるものの、手入れが面倒な人には手間がかかるためデメリットにも。

筆者のシステム手帳

筆者のシステム手帳は、下記の通り。

バインダーサイズA5(H230mm×W180mm)
リフィル種類月間ブロック
週間ブロック
仕切り付きクリアポケット
カードポケット名刺ホルダー
方眼ノート

筆者の手帳は行きずりの文具ショップで購入したもので、ブランド等は不明。

筆者のシステム手帳

ただし、リフィルは毎年「Bindex(バインデックス)」で統一している。

Bindex(バインデックス)とは

Bindexバインデックスとは、JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)のビジネス手帳ブランドである。

「時間」「情報」という2つの資源を最大限に活かすシステムを追求し、そのバインダとリフィルを好きに組み合わせることで、ユーザの目的・スタイルに合う手帳を作り出すことができる。

JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)とは

JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)とは、東京都中央区に本社を置く会社で、企業の人材育成支援と手帳・書籍の発行を行っている。

当社の発行する「NOLTYノルティ(旧名称は「能率手帳」)」という手帳が著名で、元々は当社のコンサルタントが使っていた手帳を会員向けに配布したのが始まりだったという。

クリアポケット内に仕切りがついているため、分類が容易

カードポケットは名刺サイズがフィットする6枚タイプ

月間、週間ダイアリーともにバインデックス

日曜始まりの年間スケジュールページ

各月のサイド縦軸にデイリー表記
週間ブロック(能率手帳タイプ)
週間ブロック全てに月間カレンダーがあるのも○
年間スケジュール

システム手帳(A5)の使い勝手と選び方を解説

当ページでは、システム手帳の使い勝手と選び方を解説した。

関連リンク

行政書士事務所 開業時にオススメな事務機器5選

※当サイトの一部に広告を含みます。

興味があるものにはズドン!!とリソースを割くのに、その他は全くわからん極端人間が日々試行錯誤しながら取り入れているデバイス。

もちろん、導入の目的はちょっとした手間や不便の解消です。

今回は、私が愛用している事務機器を紹介しますので、これから開業するぞ!という方の参考になれば幸いです。

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)https://lit.link/otkgyosho
やぎ座のO型。
榊原行政書士事務所 代表を務めるかたわら、日常の疑問・悩みに効く情報を発信しています。趣味は、写真を撮ること、神社巡り。

外付けSSD

当事務所で使用しているパソコンは、いずれもSSDです。

SSDはSolid State Driveの略で、HDDと比べるとコンパクトかつ高速での処理が可能な記録装置です。

以前は、バックアップ用にUSBメモリスティックを使用していました。

これに対し、外付けSSDは「いま使える拡張ストレージ」のイメージです。

外付けSSDを使用するようになってから、画像・動画等の転送速度が上昇し、大幅な時間短縮がはかれるようになりました。

裏面

モバイルWi-Fi|MP02LN

出先で大きなデータを取り扱う機会も多く、セキュリティ面も気になる行政書士業務。

フリーWi-Fiの利用は、恐ろしくて未履修です😭

そのため、事務所とは別にモバイルWi-Fiを持ち歩いています。

モバイルWi-Fi|MP02LN

デメリットは、スマホが繋がりづらい駅構内において、モバイルWi-Fiまで不安定になること

充電器がTypeC非対応のため、2種類のコードを持ち歩く必要があることです。

より大きなデータを扱う場合は、固定回線の方が適切ですね😅

裏面は角度によって千鳥格子が浮かび上がる

プリンタ|MFC-J7100CDW

開業時、自宅用のDCP-J582Nを使用していましたが、A3サイズがプリントできないこと、処理速度に不満を抱き、こちらを購入しました。

Brother MFC-J7100CDW

届いたとき、あまりの大きさに一瞬ひるみましたが、前面・背面給紙対応、最大給紙枚数350枚。

カラー・白黒ともプリント速度は28枚/分、スキャナ、FAX対応の点で満足です。

DCP-J582Nは自宅用にするなら申し分ありませんでした😊✨

ディスプレイはタッチパネル機能あり
USB端子あり
インク収用部分

USB、スマホ、iPadからのプリントも問題なく行えています✨

シュレッダー|P5GCX

当事務所では、原則ペーパーレスを採用していますが、まだまだ紙類の使用が多いです。

第三者の目に触れて平気なものは資源ゴミ、個人情報が記載されているものはシュレッダーにかけます。

裁断した用紙回収時にこぼれるのを防ぐため、大きめなゴミ袋を使用

使用しているP5GCXは、稼働音がやや気になること、2分程度の運転で30分程度は休まなくてはならない程度にはスタミナがありません。

とはいえ、営業時間内(AM9:00-PM5:00)にこまめにカットしていれば問題ありません。

裁断済の用紙たち

容量は8.7L。A4サイズの用紙にして約65枚分。

袋を取り替える際、バラバラと紙くずが散らかるのが嫌なので、敢えて45Lのゴミ袋を入れ、2-3回分ためてから資源ゴミに出しています。

ホッチキスの針もそのままでOKとあるため、手間がかからず楽々です。

マイク|ZealSound

開業後、オンラインMTGやセミナー等、音声を扱う場面が意外と多いことに気がつきました。

パソコン・スマホ側のマイクの場合、雑音を拾ったり、膨張して聞こえるため、相手が聞き取りづらいこともあります。

そのため、ビデオ通話を行う際は、外付けのマイクを使用しています。

私が使用しているのは、コンデンサーマイクです。

ミュート、マイク・ヘッドホンの音量、エコーの強弱を調整する機能があり、USB・イヤホン端子対応なので、はじめてのマイクなら十分かと思います。

オンラインでのやり取りでは、映像・音声の乱れは、双方にとってストレスがかかります

対面ならスムーズに運ぶはずだったやり取りが、外部要因によってダメになるのは不本意ですよね…。

開業時は、なるべくコストを抑えたいところですが、ZealSoundのマイクは、良心的な価格に比し、十分な音質が確保できる店が気に入っています。

行政所事務所 開業時に揃えたいオススメの事務機器5選 まとめ

今回は、開業時に揃えたいオススメの事務機器を5つ ご紹介しました。

一部「事務機器…?」と困惑するアイテムもあったかと思うのですが、業務上、揃えておくと便利だと感じたので記載しました。

この記事もオススメ