神奈川県厚木市「厚木神社」参拝レポ【御朱印】

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神奈川県厚木市にある「厚木神社」は、この辺では有名なパワースポットだそうです。

当ページでは、厚木神社の見所、御朱印、厚木神社までのアクセス、筆者参拝時の様子をお伝えします。

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。

厚木神社(あつぎじんじゃ)

厚木神社は、円融天皇の御代(984-996年)、藤原伊尹公より歓請されたのが始まりだといわれ、旧称 牛頭天王社といい、厚木村の鎮守でした。

明治6年(1873年)熊野神社と船喜多神社を合祀し、厚木神社と改称しました。

関東大震災の際、厚木神社を含め、周囲にあった1000戸近くが全半壊し、ほぼ全滅状態となりました。

その後、再建した厚木神社でしたが、平成26年(2014年)に放火され、神楽殿と近隣の民家2棟が全焼した神社でもあります。

厚木神社 御祭神
  • 健速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
  • 五十猛命(いたけるのみこと)
  • 奇稲田比売命(くしいなだひめのみこと)
  • 予母津事解男命(よもつことさかのおのみこと)
  • 伊弉冉命(いざなみのみこと)
  • 速玉男命(はやたまおのみこと)
  • 大名牟遅命(おおなむじのみこと)

境内社…厚木稲荷神社

厚木神社 祭礼
  • 1月1日 歳旦祭
  • 2月11日 紀元祭
  • 3月15日 祈年祭(春祭り)
  • 7月15日に近い土曜日 例祭
  • 11月15日に近い日曜日 七五三祝報告祭
  • 11月23日 新嘗祭(秋祭り)
  • 12月25日 大祓

厚木神社 御朱印

厚木神社の御朱印は、社務所にていただくことができます。

ただし、神職の方は常駐されておらず、祭礼時のみの開庁です。

筆者はお正月三が日に参拝し、書置きをいただきました。初穂料は500円です。

厚木神社までのアクセス

次の通りです。

基本情報

住所:〒243-0011 神奈川県厚木市厚木町3-8
電話:046-223-7799

最寄り駅

小田急線 本厚木駅から徒歩約10分

厚木神社 スナップ

ここからは、筆者参拝時の様子をお伝えします。

厚木神社は、601号線沿いにあり、目の前が車道、裏手はすぐに相模川という立地です。

鳥居の奥に鉄門のようなものが建っており、ちょっと面白い構図の神社です。

はじめて参拝した12月中頃は、社務所が閉まっていました。

社務所を抜けるとすぐ手水舎です。

手水桶の彫刻と、後述する句碑の文字は、厚木市出身の書道家 斉藤鐘助氏が書いたそうです。

柄杓にもしっかりと社号が入っています。

厚木稲荷神社

境内社とされている厚木稲荷神社ですが、小さいながら、しっかりとした社殿です。

この社殿は鎌倉時代からあったといわれ、宝永年間、別当智音寺の僧高観が中興しましたが、関東大震災の際には鳥居以外全壊。

現在の社殿が再興されたのは、昭和8年(1933年)です。

おきつねさん

境内社 水神宮

厚木稲荷神社の隣には、水神宮社があります。

厚木稲荷神社と比べると、やや控えめな面持ちですが、鳥居にはしっかりと扁額が掲げられています。

厚木神社 拝殿

1000年の歴史が…とのうたい文句で、パワースポットと言われている厚木神社。

厚木神社の拝殿は、千鳥破風両袖付流造というみたいです。

千鳥破風は、屋根の流れる面に起こす三角形の破風のことをいい、装飾、採光、換気の目的で用います。

拝殿前には、狛犬が据わっています。

拝殿表向きのガラスに青空が映え、とてつもなく神秘的な仕上がりになっていました。

石碑いろいろ

境内には、色んな石碑がありました。

「散あきて 木の葉しづまる 旭哉」「万延紀元 庚申 秋八月 造之」

句碑に彫られたこの詩は、水月庵来之という人の作品のようですが、詳細は不明みたいです。

拝殿を背に見た鳥居。

神奈川県厚木市「厚木神社」まとめ

当ページでは、神奈川県厚木市「厚木神社」をご紹介しました。

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神奈川県小田原市「松原神社(まつばらじんじゃ)」参拝レポ【御朱印】

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筆者プロフィール

松原神社

松原神社の創建時期は不明ですが、かつては鶴の森明神、松原大明神等と呼ばれていました。

北条氏、稲葉氏、大久保氏等から崇敬され、小田原宿の総鎮守とされました。

明治2年(1869年)に松原神社と改称し、今に至ります。

松原神社 御祭神
  • 日本武命(やまとたけるのみこと)
  • 素戔嗚命(すさのおのみこと)
  • 宇迦之魂命(うかのみたまのみこと)

松原神社の境内社…住吉神社、鹿島神社、手置神社

松原神社 祭礼
  • 1月1日 元旦祭
  • 1月14日 小祭
  • 2月3日 節分祭
  • 2月不定期 祈年祭
  • 5月3日 例大祭
  • 5月4日 例大祭(神幸祭)
  • 5月5日 例大祭(神幸祭)
  • 9月14日 小祭
  • 11月不定期 新嘗祭

5月に小田原北条五代祭りが行われるため、これに併せ、松原神社でも例大祭を行います。

このとき、近隣の大稲荷神社、山王神社、居神神社と統合開催されるため、各社の例祭と認識しないまま参加する観光客も多いようです。

松原神社 御朱印

松原神社の御朱印は、社務所にて授かることが出来ます。

書置きにて、初穂料は300円でした。

松原神社までのアクセス

次の通りです。

基本情報

住所:〒250-0012 神奈川県小田原市本町2丁目10-16
電話;0465-22-2672

最寄り駅

JR小田原駅から徒歩約15分

松原神社 スナップ

ここからは、筆者参拝時の様子をお伝えします。

入口から圧巻の景色

大稲荷神社を訪れた際、初めて鬼門除け神社の存在を知った筆者。

小田原城の鬼門除けとして君臨する三社のうちの一社がこの松原神社です。

神社の外には古い街並みが広がっており、かなり生活感がにじみ出ているのに、ここだけ明らかに異質な空気が漂っています。

入口を過ぎるとすぐ、橋が架かっています。名前は不明ですが、この下を池の水が走っています。

右手には趣のある池があり、どことなく亀の甲羅を連想するような佇まいです。

吉兆の大亀を彷彿とさせる岩

一之鳥居、二之鳥居に境内の松が陰を落とし、とてつもなく幻想的な絵面になっています。

社号碑

何だかこのまま吸い込まれそうですよね。

手水舎

左手に社務所を眺めつつ、まずは参拝です。

真っ直ぐ進むと右手に手水舎があります。

手水舎

参拝時、強風が吹き荒れていましたが、どっしり構えた手水桶に何となく安堵感を覚えました。

手水桶

無事に手を清めたところで、二之鳥居です。

4体の狛犬

松原神社には、4体の狛犬がいました。

拝殿前 狛犬(右)
拝殿前 狛犬(左)
一之鳥居~二之鳥居 右の狛犬
一之鳥居~二之鳥居 左の狛犬

それぞれ表情が異なっており、じっと眺めていると愛着が湧いてきます。

大漁記念の万祝

拝殿の脇には、「万祝」という晴れ着があります。

万祝(まいわい)

万祝は、漁師が大漁祈願に参拝する際に着用していた晴れ着で、「大漁」「小田原」の文字が眩しいですね。

境内社

松原神社の境内社は、住吉神社、鹿島神社、手置神社、稲荷神社、八幡神社とされていますが、神奈川県神社庁には、前三社の記載しかありません。(神社庁 松原神社ページ

いったい何を信じれば…

境内のお社ひとつずつにお詣りしたのですが、朱色の鳥居が稲荷神社なのだろう…ということしかわかりませんでした。

境内社
境内社 恐らく稲荷神社
境内社
境内社
神輿?

松原神社 拝殿

松原神社 拝殿です。

松原神社 拝殿

おずおずと参拝に向かいます。

拝殿

鬼門除け、小田原の総鎮守であることを抜きにしても、松原神社の空気はちょっと異質でした。

それは、こわい意味ではなくて、自然と少しだけ背筋がのびるような感覚です。

神額

拝殿建物に対して、神額は真新しく見えましたが、詳細は不明です。

拝殿の裏手も歩けるようだったので、御朱印をいただいた後は、裏手からおいとましました。

梅の木

神奈川県小田原市「松原神社」まとめ

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神奈川県藤沢市「宇都母知神社(うつもちじんじゃ)」参拝レポ【御朱印】

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神奈川県藤沢市にちょっと変わった名前の神社があります。

その名も「宇都母知神社(うつもちじんじゃ)」。

宇都母知神社のある地名の由来として、宇都母知神社の宇豆毛遅(うずもち)が訛り「打戻(うちもどり)」になった説があります。

当ページでは、この宇都母知神社の見所、御朱印、宇都母知神社までのアクセス、筆者参拝時の様子をお伝えします。

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。

宇都母知神社(うつもちじんじゃ)

宇都母知神社は、平安時代中期には既にあったといわれる相模國十三社のうちの1社とされています。

宇都母知神社 御祭神
  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
  • 若日下部命(わかくさかべのみこと)
  • 稚産霊神(わくむすびのかみ)

宇都母知神社 境内社…菅原神社、稲荷神社

宇都母知神社 祭礼
  • 1月1日 歳旦祭
  • 9月15日 例大祭
  • 11月15日前の日曜日 七五三
  • 11月最後の日曜日 新嘗祭(収穫祭)
  • 12月30日 大祓

宇都母知神社 御朱印

宇都母知神社神社の御朱印は、参集殿の一角に位置する社務所にて授かることができます。

通常のものは直書きで、月替わりのものは書置きのみ。いずれも初穂料は500円です。

オリジナルの御朱印帳もありました。

月替わり、限定の御朱印には、宇都母知神社神社の神額を書いた神祇伯資顕王じんぎはくすけあきおうの文字をそのまま採用しています。

拝殿内は撮影禁止となっていますが、本当に同じ文字で驚きと感動とで、筆者そわそわしました。

宇都母知神社までのアクセス

次の通りです。

基本情報

住所:〒252-0824 神奈川県藤沢市打戻2662
電話:0466-48-9633
FAX:0466-48-9633

最寄り駅

小田急江ノ島線、相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄ブルーライン 湘南台駅からバスの利用が便利です。

宇都母知神社 公式サイト(こちら

宇都母知神社 スナップ

ここからは、筆者参拝時の様子をお伝えします。

ご神木と風致林

宇都母知神社のご神木はシイの木です。

宇都母知神社 ご神木

宇都母知神社の境内は、その全域を風致林指定を受けていて、昭和49年(1974年)には自然環境保全地域にも指定されました。

風致林とは、名所や旧跡など景観を保存するために指定される森林のことをいいます。
逆に言えば、その景観が「良い」と感じる材料が森林である場合に指定されるエリアでもあります。

いざ境内

宇都母知神社に鳥居は1つ。狛犬が出迎えてくれます。

左手に石碑があるものの、詳細はわかりませんでした。

石碑の後ろに手水舎があります。

竹筒から流れ出る水はとても澄んでいて、手水桶の水面にたえず波紋を作っていました。

郷土資料館

向かい側には、郷土資料館があります。

この郷土資料館には、農耕具や民具等を展示し、先祖がこの地で築いた農業を末代まで伝えることを目的に運用されています。

施設維持費として、大人300円、子ども100円の見学料がかかりますが、20人以上で見学する場合には団体料金の適用があります。

また、教育普及を目的としていることから、藤沢市内の小中学校の授業での見学は、教職員の引率を条件に優遇料金での見学が可能です。

境内社 菅原神社

宇都母知神社の境内社は、菅原神社、稲荷神社です。

御祭神の菅原道真氏は、11歳で初めて漢詩を詠んだといわれています。

これは、当時からすると驚くべきことで、天才と呼ばれる所以でもありました。

宇多天皇の厚い信頼をうけ、文章博士に命じられた菅原氏は、寛平6年(894年)遣唐大使に就任。

醍醐天皇の御代には右大臣に昇進し、左大臣の藤原時平氏と政務に努めましたが、太宰府に赴任。

今でも学問・文芸の神としてその名を轟かせています。

境内社 稲荷神社

稲荷神社の総本宮は、京都府の伏見稲荷大社です。

和銅3年(711年)秦伊呂具(はたのいろぐ)が餅を的に弓を射た際、餅が白鳥に変わり山の彼方へ飛んでいったそうです。

このとき、白鳥が降りたった地は稲が豊作となり、これにあやかろうとその地に伏見稲荷大社を創建したといわれています。

稲荷神社とセットで祀られる狐は、お稲荷さんの死者であって神様ではありません。

とはいえ、神聖な動物として皆からの信仰を集めているのも事実です。

稲荷神社の脇には、小さな手水桶がありました。

地域に愛される宇都母知神社

今回の参拝で最も印象的だったのは、宮司さんと参拝者のやり取りでした。

私以外の参拝客はご高齢の女性がお一人のみで、とても親密そうに宮司さんとお話をされていました。

拝殿、境内社とお詣りしている間も話し声が聞こえていたのですが、一貫して傾聴に徹する宮司さんに胸中拍手喝采。

信仰心の厚い女性に対しても、何だか色々思うところがありましたね。

神輿殿

御朱印帳を忘れ、しかも現金が心許なかった筆者は、境内を気ままに散歩していたのですが、こちらに気づいた宮司さんから声をかけていただきました。

お陰で書置きの御朱印を授かることができたのですが、私のような参拝者も気に掛けてくれたことが嬉しかったです。

鐘楼

宇都母知神社の鐘楼は、境内外にあります。

昭和20年(1945年)太平洋戦争の物資回収によって献納され、しばらく設置されないままでしたが、昭和50年(1975年)に再建されました。

鐘楼堂から見た境内▽

社報「うつもち通信」

参拝時、宮司さんから社報をいただきました。

全8頁に及ぶ社報は、有志(恐らく氏子会員)の方々の手作りだそうで、「今回まだ3号なんですけどね」と嬉しそうに授かりました。

宇都母知神社のある辺りは、農地・水田が多く、秋になると近くを流れる小出川沿い一体に彼岸花が咲き誇ります。

神社に関する情報だけでなく、こうした周辺情報も掲載されていることから、地域一丸となって護ってきた神社なのだろうと思いました。

神奈川県藤沢市「宇都母知神社」まとめ

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神奈川県座間市「鈴鹿明神社(すずかみょうじんじゃ)」参拝レポ【御朱印】

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当ページでは、神奈川県座間市にある鈴鹿明神社(すずかみょうじんじゃ)の見所、鈴鹿明神社までのアクセス、筆者参拝時の様子をお伝えします。

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。

鈴鹿明神社(すずかみょうじんしゃ)

鈴鹿明神社の創建時期はハッキリしていませんが、第29代欽明天皇の時代(539年-571年頃と推測)に創祀した説が濃厚だそうです。

ただ、正倉院文書という文書では、天平年間(729年-749年)に鈴鹿王という人の領地だったことで、「鈴鹿」という字名が付けられたとも考えられています。

いずれにせよ、1000年以上も昔から祀られていた点では、由緒ある神社であることに間違いなさそうです。

海老名の有鹿神社との話

海老名市上郷にある有鹿神社と争った話(有鹿と鈴鹿の神争い)があるそうで、神奈川県神社庁に掲載されていたものをざっと紹介します。

金面天皇の御代、伊勢鈴鹿から座閒に遷ってきた鈴鹿神。財宝を持ち、とても豊かな暮らしをしていたそうです。

いっぽう、相模国勝坂にいた有鹿神は、この財宝を横取りしようと企て、争いに発展します。

ここに諏訪明神・辨財天が加勢することで鈴鹿神が勝利を収め、有鹿神は上郷へと追い払われてしまいました。

これ以降、勝坂へ帰れなくなった有鹿神は仕方なく上郷に滞在することになった…そうです。

この話を鵜呑みにすると、有鹿神は”仕方なく”海老名にいることになり、何だかいたたまれない気持ちになりますが、神様なのに人間臭いところが宗教の神髄という感じがして面白いですよね。

鈴鹿明神社 御祭神
  • 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
  • 素戔嗚命(すさのおのみこと)

鈴鹿明神社の境内社:稲荷神社厳島神社

鈴鹿明神社 祭礼
  • 1月1日 元旦際
  • 2月節分 節分祭。豆まき
  • 2月17日 記念祭、春祭り
  • 6月初旬 御田植祭
  • 7月中旬日曜日 夏越大祓祭
  • 7月31日 大祭(宵闇祭)
  • 8月1日 大祭(天皇祭、神幸祭)
  • 8月28日 風神祭、風祭
  • 11月23日 新嘗祭(秋祭)
  • 12月27日 年越大祓祭
  • 12月31日 除夜祭

鈴鹿明神社 御朱印

鈴鹿明神社の御朱印は、社務所にて授かることができます。

筆者は1月2日の参拝だったため、通常版が不明なのですが…書置きにて、辰年絵柄と鈴柄立体御朱印を授かりました。

初穂料は、通常300円/その他1000円です。

鈴鹿明神社までのアクセス

次の通りです。

基本情報

住所:〒252-0029 神奈川県座間市入谷西2-46-1
電話:046-256-1122
FAX:046-253-8765

最寄り駅

小田急線 座閒駅西口より徒歩約10分
JR相模線入谷駅より 徒歩約10分

鈴鹿明神社 スナップ

ここからは、筆者参拝時の様子をお伝えします。

鳥居と提灯

小雨の降る中、三が日の参拝を敢行した筆者。外からでもわかるほど、境内には沢山の的屋が並び、参拝客がひっきりなしに行き交います。

順路を辿ろうと、一の鳥居側へまわります。

鳥居の前にて「謹賀新年」と紅白の提灯が出迎えてくれました。

社号碑

稲荷社その1

鳥居をくぐるとすぐ左手に稲荷社があります。

3体の狛犬

その脇に狛犬がおり、右側の狛犬もすぐに見つけました。

右側の狛犬の後ろに、もう一体、狛犬を見つけました。

前列の狛犬と比べ、時の流れを感じる様相ですが、左側の狛犬を見つける事は叶いませんでした。

参道脇に隙間なく並ぶ的屋の陰にいたのか、それとも、不存在なのかは定かではありません…。

道祖神

狛犬の後ろには藤棚らしきものがあり、その足下には道祖神が並んでいました。

稲荷神社その2

左手にもう1社、稲荷社がありました。

こちらには鳥居があり、紙垂がかかっています。

こちらの御祭神は宇迦之御魂神。

享保18年(1733年)稲荷神社の造立稲荷大明神の棟札があるようですが、目視では確認できませんでした。

小さなきつねさんが沢山並んでいる様子から、狐の嫁入りを想像します。

厳島神社

宝永4年(1707年)広島の厳島神社より御霊分けした弁天池内の厳島神社です。

御祭神は、弁財天女神(市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命)で、辨財天池に流れる清流は龍源院境内から湧き出る地下水。

錦鯉が悠々と泳ぐ様は、実に風流でした。

厳島神社前の桟橋を渡ると、左手に手水舎があります。

手水舎

鈴鹿明神社の手水舎は、平成14年に建立を開始し、翌年には竣工式を迎えました。

手水鉢は縦120cm×横210cm×高さ90cm。

愛知県岡崎市産の臼石をくりぬき、霧妻屋根式、銅板葺のケヤキ造りです。

お正月飾りが行儀良く据わっていた

手を清めたところで、本殿に向かいます。

神輿殿

参道の左手に神輿殿がありました。

参道を埋め尽くすような的屋ですが、神輿電の入口を避けるように建っていたので、外から中の神輿を見ることができました。

沢山の人に愛される神輿なのだろうと思いを馳せ、参道へと戻ります。

鐘楼堂

ただでさえ混み合う境内なのに、雨で皆が雨傘をさすのでなかなか進みません。

ようやく視界が開けたところで、鐘楼堂がありました。

現在の鐘楼は、昭和48年(1973年)氏子崇敬者から集めた浄財にて再興したもので、「迎神の鐘」と名付けられました。

鐘楼には、「和魂和根」と刻まれ、朝夕に撞かれます。

和魂和根とは、日本人の心を表す平和の魂は、平和をつくる根となるという意味があるそうです。

先代の鐘は昭和18年に軍命により供出しましたが、この際、写真を残し、鐘にあった銘文を残したものを基に現在の鐘を再興しました。

鈴鹿明神社 本殿

鈴鹿明神社の本殿は、平成の御大典奉祝事業とし、平成5年に竣工したものです。

総ひのき、入母屋切妻造りの社殿は、迫力があります。

こちらにも狛犬が控えていました。

お詣り直前で雨足が強まったものの、本殿内では沢山の人が祈祷を受けられ、後から後から参拝に訪れる人が途切れません。

あまり長居をすると邪魔になるかと、筆者はこのあたりでそそくさとおいとましました。

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筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
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篠窪 三嶋神社(しのくぼ みしまじんじゃ)

篠窪 三嶋神社は、創建時期は不明の神社ですが、もともとは字宮地にあり、根渡神社と称して武田宿祢命を祀っていました。

天文四辛末年(1535年)に当社へ遷り、元和2年(1616年)に三島社、八幡社を当社へ合祀。

三嶋神社 御祭神
  • 事代主命(ことしろぬしのみこと)
  • 誉田別命(ほむだわけのみこと)
  • 大山祇命(おおやまつみのみこと)
  • 武内宿禰命(たけしうちのすくねのみこと)

三嶋神社 祭礼
  • 1月1日 元旦際(新年祭)
  • 4月9日に近い日曜日 例大祭
  • 12月28日 大祓

かながわの名木100選

篠窪三嶋神社付近の森は、大井町の天然記念物に指定されています。

それだけでなく、かながわの名木100選にも選出され、こちらのシイは樹齢約500年と推定されています。

木の幹は直径1mを超え、高さ20m近くあるシイも数多く残っていることから、地元の人からは「椎の木森」と親しまれています。

気の根本部分に石碑

三嶋神社までのアクセス

次の通りです。

基本情報

〒258-0011 神奈川県足柄上郡大井町篠窪908

最寄り駅

小田急線 渋沢駅から徒歩約1時間
小田急線 新松田駅から徒歩約1時間

篠窪三嶋神社 スナップ

ここからは、筆者参拝時の様子をお伝えします。

篠窪三嶋神社の鳥居は、こちらの1つのみのようです。

青銅色だったであろう鳥居の向こうに、長い石段と紙垂が見えます。

篠窪三嶋神社 参道

手すりがないため、なかなかスリルある参拝ですが、段数自体はそう多くないので一気にあがりました。

昇りきるとすぐ右手に、手水桶のようなものがあります。

水草とたくさんの銀杏の葉で満員御礼でした。

拝殿です。

篠窪三嶋神社 拝殿

創建時期は不明とされる篠窪三嶋神社ですが、社殿の様子から、長い間こちらで見守ってきたものと推察します。

左手には神楽殿がありました。

右手には、いくつかの石碑とベンチが並んでいます。

こちらにも石桶のようなものが設置されていました。

境内社に、神明社、弁天社、山王社とあったので、もしかすると、こちらに祀られているのかもしれません。

右側の道を進むと、椎之木杜へ行けるようでしたが、今回は素直に帰りました。

古い石段は幅が狭く、無意識にがに股になる筆者なのでした。

神奈川県足柄上郡「篠窪三嶋神社」まとめ

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筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
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やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。

渋沢秋葉神社(しぶさわあきばじんじゃ)

渋沢秋葉神社は、日の神様として地域の人々から崇敬されている小さな神社です。

古昔宝暦12年(1762年)般若院権大僧都が秋葉山本宮秋葉神社に秋葉山大権現本地秘法日夜守護処を歓請し、総修大住都渋沢村吉原 源八の地に祠を建立。

昭和56年(1981年)すぐそばにある渋沢中学校新設に伴い、隣接の土地所有者 諸星好昭氏の厚意によって新境内を醸成。社殿は氏子・崇敬者の寄進にて社殿が建設されました。

渋沢秋葉神社 御祭神
火之迦具土大神(ほのかぐつちのおおかみ)

秋葉神社までのアクセス

次の通りです。

基本情報

住所:〒259-1322 神奈川県秦野市渋沢吉原1945-1

最寄り駅

小田急線 渋沢駅より徒歩約30分

秋葉神社スナップ

ここからは、筆者参拝時の写真をご紹介します。

秋葉神社表参道入口
秋葉神社 参道の様子
参道の途中に架かる秋葉橋の下
秋葉橋からの風景
秋葉橋
秋葉橋
参道の過半数は階段
下から
境内入口に伏す丸太
境内と右端は中学校の校舎

鳥居
参拝時、銀杏の葉で埋め尽くされていた
驚くほど低い鳥居と社殿
扁額
社殿の彫刻
境内を彩る銀杏の葉

神奈川県秦野市「渋沢秋葉神社」まとめ

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当ページでは、神奈川県足柄上郡開成町にある「酒田神社(さかたじんじゃ)」の由緒、酒田神社までのアクセス、参拝レポをご紹介します。

筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。

神奈川県足柄上郡「酒田神社」

かつて、明治政府発足にあたり、天皇親政・祭政一致となりました。

これに伴い、各村々の小社祀を統合し、盛大な祭祀を挙行するよう、明治6年(1873年)一村一社を命じられ完了。

しかし、明治22年(1874年)町村合併法によって酒田村が誕生し、各村に設置された鎮守は取り残される結果に。

これを問題視した政府は、社祀統合を図るために岡の・金井島・延沢・円通寺・中之名・宮台・牛島の鎮守七社を集め、明治42年(1909年)に酒田神社は創建されました。

御祭神
  • 伊弉諾命(いざなぎのみこと)
  • 吉備津彦命(きびつひこのみこと)
  • 大物主命(おおものぬしのみこと)
  • 誉田別命(ほむだわけのみこと)
  • 建御名方命(たけみなかたのみこと)
  • 事代主命(ことしろぬしのみこと)
  • 日本武尊(やまとたけるのみこと)
  • 大山祇命(おおやまつみのみこと)
  • 天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
  • 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
  • 菅原道真(すがわらみちざね)
  • 酒田神社祭礼
  • 2月26日 祈年祭きねんさい
  • 7月15日 臨時祭(風祭)
  • 10月9日 例祭
  • 11月26日 新嘗祭にいなめさい
  • 12月26日 大祓
  • 酒田神社までのアクセス

    基本情報

    〒258-0026 神奈川県足柄上郡開成町延沢465

    最寄り駅

    小田急線開成駅から徒歩約21分

    伊豆箱根鉄道大雄山線 和田河原町駅から徒歩約23分

    伊豆箱根鉄道大雄山線 冨士フィルム前駅から徒歩約25分

    酒田神社 スナップ

    ここからは酒田神社の様子を写真でお届けします。

    鳥居前
    社号碑
    酒田神社 鳥居と拝殿

    鳥居をくぐってすぐ右手に手水桶があります。

    水道の蛇口をひねって手を清めた後、お詣りへ。

    右の狛犬
    左の狛犬
    拝殿
    蜘蛛の巣がすごいけど、素敵な彫刻でした
    神額
    拝殿左手の彫刻
    拝殿右側の彫刻

    拝殿の左側に石碑が2台ありましたが、文字が読み取れませんでした。

    石碑
    文字が薄れて読めない…

    神奈川県神社庁によれば、酒田神社の他、境内に諏訪社もあるはずでしたが、それらしいお社は見つけられず。

    鳥居前には立派な慰霊碑が設けられ、活けて間もない花が供えられていました。

    慰霊塔(酒田地区)

    こちらの慰霊碑は昭和30年に建てられ、沖縄をはじめ、国内外諸地域にて戦没した酒田村出身者を祀るものだそうです。

    署名者は靖國神社宮司 筑波藤麿氏。佐戦没者数85社となっていました。

    神奈川県足柄上郡「酒田神社」まとめ

    当ページでは、神奈川県足柄上郡にある「酒田神社」をご紹介しました。

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    思い入れのある場所ぶらり【日常スナップ】

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    2022年に会社を辞めるまで、年中無休の会社に勤めていた筆者。

    2023年、10年超ぶりに正月休みを経験し、謎の背徳感を覚えました。

    この経験を踏まえ、「2024年はやりたいことをやろう」と決め、カメラを持ってぶらりと散歩に。

    当ページでは、このときに撮影した写真をご紹介します。

    筆者プロフィール

    榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
    榊原行政書士事務所 代表行政書士
    やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。

    2024年1枚目の写真

    新年、筆者が最初に撮ったのは風景。

    近所から見える富士山でした。

    「線」に惹かれるのは今年も変わらず

    撮影データを見ていると、被写体に偏りがあります。

    中でも、「線」に着目することが多いように感じます。

    同じ角度に並ぶクレーンの直線
    ずっと先までのびる線路
    青空に向かってのびる鉄塔
    等間隔に連なる電線

    たくさんの鉄塔
    柱に渡されたイルミネーションの線
    線路、鉄塔、電柱、マンション、いろんな線
    等間隔に並ぶ電柱と電線

    被写体は世界のすべて

    夕暮れ、空の色は忙しく変わります。

    抜けるような青空もいいけど、昼と夜の狭間のような時間にだけ見られるグラデーションと、鮮やかな空に照らされた世界すべてが好きで、自然と空を見上げながら歩きました。

    いつもは通勤する人達で混雑している道や場所も、元旦にはスカスカなんですね。

    ショッピングモールは地獄のように混んでいたけど、それ以外はとても快適な道のりでした。

    キレイなものを見た時、見せてあげたい(いっしょに見たいも含む)と思える相手がいるとすれば、とても幸せなことだと思います。

    過去にそう思い、実際に写真や動画を送ったことがありますが、筆者は玉砕でした。

    感性がずれていたのか、それとも、筆者の語彙・表現力不足が原因かは定かではありませんが、ひどくガッカリしたのを覚えています。

    好きなものを好きだと感じることのできる感性は、人生を通し、構築してきた集大成。

    筆者は前述の経験を通し、別々の場所で生まれ、異なる環境で育った人同士が、同じ物事に対して共通の感情を抱くのって、ほぼ奇跡と考えるようになりました。

    思い入れのある場所ぶらり まとめ

    当ページでは、筆者のストリート(日常)スナップをご紹介しました。

    令和5年(2023年)最後の参拝

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    令和5年(2023年)12月31日。

    仕事だけで1年を締めくくるのはちょっと悔しかったので、昼過ぎ、散歩に出かけました。カメラとスマホだけを持って。

    当ページでは、年の瀬をいつも通りに過ごすことを「勿体ない」と感じた貧乏性な筆者の大晦日を、ほぼ記録目的で撮った写真とともにお送りします。

    筆者プロフィール

    榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
    榊原行政書士事務所 代表行政書士
    やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。

    曇天の大晦日

    朝、しとしと降っていた雨はやみ、雲の切れ間に青空が見えます。

    行儀良く並ぶ鉄柱と電線 見ていて気持ちよい

    筆者にとっての12月は「移動」の月でした。

    メイン業務は事務作業。基本的に事務所に籠もりますが、年末になると現地に赴く業務が増えるためです。

    だからこそ、街の微かな変化にも気づくことができ、新鮮味と感動を覚えます。

    およその盆栽たちがセピア色に
    物言いたげな表情に足を止めて見つめ合った

    気になるお店の気になるところ

    この辺りのお店は、大晦日まで営業し、1月1日、2日にお休みするところが多いようです。

    そんな中、既に休暇に入っているお店がありました。

    休暇中でも商品は外に並んでいて、私の方がドキドキ…

    いつも前を通る度、外から見える位置の商品(植物)が可愛らしいお店。

    窓際の商品たち 美人揃い

    休暇中というのに、一部の商品が外に陳列されたままなので、年明けの営業開始まで無事であることを祈るいっぽうで、この辺りの人は、私が考えているよりもずっと、心根が優しい人が多いのかもしれません。

    植物色々

    住宅街を歩いていると、多くのご家庭が公道から見える位置で植物を栽培しています。

    筆者自身、植物を栽培した経験があるせいか(現在も少数ながら栽培中)、つい気になって眺めてしまいます。

    かなり状態のいい多肉植物
    いまだクリスマス仕様の窓辺 かわいいから良い

    橋があると渡りたい

    この辺りには、複数の河川が流れています。

    そのため、橋がいくつも架かっているのが特徴でもあります。

    自動車用の橋は、歩行者も歩けるよう整備されているものがほとんどですが、反対に、歩行者用の橋を自動車で渡ることは叶いません。

    良い機会なので、いつもは自動車で通過する橋を、自分の足で渡ってみました。

    それから、川面の近くまで降りてみたり。

    反対に、橋の下をくぐってみたり。

    橋の下から見る景色は、いつもとはまるで異なる世界。

    水辺は肌寒く、上へあがる階段が非常に心強く思えます。

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    年内最後のお詣り

    しばらく散歩を楽しんだあと、帰路にある出雲大社相模分祠にお詣りしました。

    大鳥居も正月モード

    神社にお詣りするのは、正月と祭事のみだった過去の自分から考えると、大晦日はガラガラだろうと思ったのですが、平日に比べると人出はありました。

    拝殿前の賽銭箱等を見ると年の瀬を感じる

    平常時をどこに定義するか悩むところではありますが(真面目か)、祭事のない平日が「平常時」という前提で、正月用にめかし込んだ境内に、筆者も気分が高揚しました。

    手水舎の竹灯籠

    日付が変わった瞬間にお詣りする人が多いのでしょう。

    提灯や灯籠など、照明器具があちこちに設置され、日が傾き始めた午後でも幻想的な空気を放っていました。

    手水舎

    出雲大社相模分祠の手水舎は、元旦に限らず、日頃から華やかですが、この日は更に美しかったです。

    境内社もおめかし
    龍蛇神の杜

    あちこちに飾られた注連飾りに、嫌でも新年の訪れを感じます。

    龍蛇様御社殿

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    いい1年にしましょう

    当ページでは、令和5年(2023年)お散歩納めの様子をお送りしました。

    去年がどんな年でも、今年は更に良い1年にしましょうね。

    神奈川県秦野市「まほろば時計台」

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    小田急線秦野駅の北口を出ると、眼下の時計台が目に入ります。

    この時計台がある橋は「まほろば大橋」といい、かながわの橋100選に指定され、ドラマの撮影に使用されたこともあるそうです。

    当ページでは、神奈川県秦野市「まほろば時計台」をご紹介します。

    筆者プロフィール

    榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
    やぎ座のO型。
    榊原行政書士事務所 代表を務めるかたわら、日常の疑問・悩みに効く情報を発信しています。趣味は、写真を撮ること、神社巡り。

    まほろば大橋

    小田急小田原線 秦野駅北口を出るとすぐ、橋と時計台が見えます。

    この橋は「まほろば大橋」といい、かながわの橋100選にも指定されています。

    「まほろば」は、人々が暮らす場として優れた場所を意味する大和言葉です。

    現在の位置に、初めて橋を建設したのは昭和6年(1931年)。当時は「昭和橋」と呼ばれ、市民から愛されてきた橋でもあります。

    その後、平成元年(1989年)には、老朽化ろ理由に竣工。そこで誕生したのが「まほろば大橋」です。

    橋の長さは35m。歩道の一部にはベンチが設置され、待ち合わせや休憩に使用する人を見かけることもあります。

    歴史を感じる建物が並ぶ水無川沿いでも浮くことなく、市民や来客を迎える「秦野の顔」でもあります。

    まほろば時計台

    橋の中央部にある時計台は「まほろば時計台」といい、高さは10m。上部には、秦野名物たばこ音頭の様子をモチーフにした像が並んでいます。

    タイミングが合わず、まだ1度も聞いたことがありませんが、正時になると鐘の音が響くようです。

    時計台の頭頂部から伸びているワイヤーは電球で、毎年12月になるとライトアップされています。

    撮影次第、写真でご紹介します…!

    まほろば大橋までのアクセス

    次の通りです。

    基本情報

    住所:〒257-0035 神奈川県秦野市大秦町1
    公式サイト:まほろば大橋(秦野市)

    まほろば大橋スナップ

    ここからは、筆者が撮影したまほろば大橋と、まほろば時計台の写真をご紹介します。

    まほろば大橋の橋に、タイヤのようなモニュメントが設置されていました。

    まほろば時計台の中ほどにある窓のような形をしたパネルは、四面すべて、絵柄が異なっています。

    何をモチーフとしたものか、はっきりとはわかりませんが、桜や山、水無川のようなものが見てとれることから、十中八九秦野市にちなんだものだとわかります。

    まほろば大橋の一部には、秦野市の花として指定されているさざんかの透かし彫りも。

    この向かい側には、たばこ音頭とハイキングを楽しむ人々も。

    まほろば時計台の底面には、「全国の銘石」と描かれたパネルがあります。

    1から16までナンバリングされている石は、次の通りです。

    全国の銘石
    1. 稲田御影石
    2. 根府川石
    3. 本小松石
    4. 塩山みかげ
    5. 蛭川みかげ
    6. 鉄平石
    7. 荒木石
    8. 本御影石
    9. 万成石
    10. 北木石
    11. 小豆島石
    12. 庵治石
    13. 鳴門石
    14. 大島石
    15. 島崎石
    16. 大隅白御影石

    このパネルに記載された石の名前と対応するのが、周囲にナンバリングされた石で、まほろば大橋建設に使用されたものだと思われます。

    どのようなご縁で、各地の石を使用したのか気になるところですが、詳細を示す記述等は見当たりませんでした…。

    秦野駅側には、大きなキノコ(もしかすると木かもしれない)の下で、猫と座る女性の像が設置されています。

    秦野と猫との関連はわかりませんが、まほろば大橋を憩いの場として活用しやすいように、との配慮が見える作品ですよね。

    橋のあちこちに設置されている街灯も魅力的です。

    平成2年には、国土交通省が選定する、手づくり故郷賞「街灯のある街角30選」を受賞したまほろば大橋。

    今回、惜しくも昼間の撮影となりましたが、夜にはほんのりと灯る明かりが水無川に反射し、とても幻想的な光景が見られます。

    神奈川県秦野市「まほろば時計台」まとめ

    当ページでは、神奈川県秦野市にある「まほろば時計台」をご紹介しました。

    秦野市内にある神社