結局どっちが得?単発購入と定期購入、どっちを選ぶべきかを徹底解説

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1. はじめに

 我々が日常的に購入するものには、「単発購入」と「定期購入」という2つの選択肢がある。たとえば、Amazonで頼む日用品やスマホアプリのサブスクリプション、そして月々の食材配送など。これら、どちらを選ぶべきか迷ったことはないだろうか。筆者は、ある。大いにある。

 特に、30~40代の会社員にとって、「定期購入」「単発購入」は、家計やライフスタイルに大きな影響を与える選択肢だ。しかし、実際にはどちらが本当に得で、自分の生活にぴったり合うのか、見極めるのは意外と難しく、何より面倒だ。時には定期購入が便利だからと、気づかぬうちに無駄な支出をしてしまっていたり、単発購入だとつい買い忘れて高くつくことも――。

 当ページでは、この「単発購入」と「定期購入」それぞれのメリット・デメリットを具体例を交えつつ、できるだけわかりやすくお伝えしたい。最後には、あなたのライフスタイルにぴったりな選び方が見つかるはずだ。


2. 単発購入の特徴とメリット・デメリット

メリット

 まずは、単発購入から見ていこう。単発購入最大の魅力は「一回きりの支払い」で、気楽に利用・購入できること。特別なイベントで使うものや使用頻度が低いものには最適だ。たとえば、年に数回しか使わないスーツケースや旅行用のアイテムは単発で買う方が断然便利である。(ここでは、家族や友人に「借りる」という選択肢は考えないものとする。)

 また、単発購入は予算をきっちり管理したい人に向いている。今月は特別な支出が少ないと感じれば他に回すことができる。会社員のあなたなら、月末の支払いに一度は悩まされたことがあるのではなかろうか。だからこそ、単発で支払えるものはその都度買うのがいいのかもしれない。

デメリット

 しかしながら、単発購入にも注意点はある。それは、必要なものの買い忘れである。特に、日用品や消耗品、繰り返し買うものを後回しにした結果、泣きを見るのである。こういうものは大体、「しまった、トイレットペーパーが…」とか、「あとワンプッシュ分の洗剤が…」など、およそ他人様に見せられぬ格好のときに直面するものだ。

 さらに、高確率で割高になる点もデメリットだといえよう。定期便などの特典だと何割か引かれるくせに、単発購入だと定価。定価自体は損をしているわけではないが、比較対象ができてしまったことで、高くついてしまったように感じる。つまり、「なんか損した」気分にされるのだ。たとえば、Amazonで日用品を購入する場合は、毎回買うより定期便にした方が結果的にお得になるだろう。あれである。あれが筆者に「なんか損した」気分を味わわせるのだ。


3. 定期購入の特徴とメリット・デメリット

メリット

 次に、定期購入を見ていこう。最近では、日常的に利用する商品を自動的に届けてくれるサービスが増えてきた。たとえば、Amazonの定期便や食料品の定期配送サービスなど。定期購入最大の魅力は、何を置いてもその楽さにある。買い物に行く手間は省け、必要なものの「うっかり」防止になる点も見逃せない。これのお陰で、あらぬ姿でペーパーの有難さを痛感し、やたらに薄められた洗剤で食器を洗うこともないのである。忙しい我々にとって、まさに時短の味方である。

 それから、割引や特典も見逃せない。たとえば、毎月届く商品が何割かお値打ちになる、通常よりポイント還元率が上がるなどが該当する。うまく活用することで、長期的に見れば「かなりお得」になる。

デメリット

 ただし、注意すべき点も勿論ある。その代表は中途解約の煩わしさだろう。使わなくなったサービスに対し、気づかぬうちに支払いが発生しており、「うへぇ…」と思う。が、気づくのはいつも支払い直後。自動決済の弊害ともいえるが、支払い直後の解約により本来受けられるはずの数日分が無駄になる気がして躊躇する。結果、また翌月も同じことの繰り返し。ここでの敗因は「業突く張り」だ。わかっているが、欲張りたくなるのが筆者である。

 しかし、最も困るのはこれではない。「使いそう」なやつだ。最近だとAmazonの電子書籍サービス「kindle Unlimited」や、対象作品見放題の「Amazon Prime」等で困った。前者の場合、月額980円で対象の書籍が読み放題となるが、980円という価格設定がおかしい。一般的なビジネス書は定価1,000円など簡単に超えるわけだが、月に1冊読めば簡単に元が取れてしまう。ひどいときには、月に30冊近くの書籍を買う筆者にとって、なんともまぁ有難いサービスだったため、「うぅ、どうしよう」と悩み続けた。後者についても大体同じ理由で、ずるずると継続してしまったわけだが、「○○放題」になった途端にやる気が失せる自分が解約手続きを済ませてくれた。ありがとう、大寒波。(人は「寒い」環境下では戦闘モード=冷静さを取り戻すらしい。)


4. どちらを選ぶべきか?具体的な選択基準

 結局のところ、どっちを選ぶべきなのか。これには正解がない。なぜなら、あなたの価値観や生活スタイル次第だからだ。たとえば、毎月使うものや日常的に必要なものは、断然定期購入がおすすめだといえる。トイレットペーパーや洗剤、食品など。毎月同じように使うものだからこそ、定期便にした方が価格も安定し、お得だといえる気がする。

 しかし、新商品が使いたくなることもあるだろうし、別の香りを試したくなることもあるだろう。行きつけの店が次々と粗品に洗剤をくれ、「洗剤長者」のような状態になってしまい、延々と洗剤がなくならない―――という事態に陥ることもある(実話)。

 この点、登場頻度の低いアイテムは単発購入が良いだろう。週末にしか使わない趣味の道具や、付き合いで買わされるイベントチケットなどは買い切りが良い。使わない・利用しない月があったりなかったりとランダムなら、「欲しい分だけ」が楽である。


5. 実際の生活で活用するためのライフハック

 どうすればこの2つをうまく使い分けられるのだろうか。筆者のおすすめは、自分の消費パターンを見直し、最適化する。これに尽きる。というか、これしかできん。定期と単発。どちらかだけを選ぶなどとカタいことを言わず、柔軟に使い分けてこそ現代人である。

 たとえば、毎月欠かさず使う食料品や日用品は定期便で管理し、無駄な支出とならぬようこまめに確認すればいい。一方、旅行や外食など特別支出といえるものは買い切り(単発)が良いのは言うまでもない。自分には何が必要なのかを考えるだけでなく、「どれくらいの頻度で」「どれくらいの量が」必要なのかをプラスして考える癖をつける。これだけで無駄は減ると信じている。――と言いつつ、定期購入している日用品を頭の片隅に、ついつい新商品の”つまみ食い”をするのも日々の楽しみなのである。


6. まとめ

 定期と単発、どちらが自分に合うかが少しでも見えてきただろうか。(筆者は見失った。)何事もそうであるが、それぞれにメリット・デメリットはあるため、何が無駄で何が必要かを考えつつ、その時々で自分に合った選択をしてほしい。選択に疲れたときには定期購入が有難いし、敢えて迷いたいときもあるのが人間なのである。

平成弐年式、やぎ座のO型。 ふだんは行政書士事務所の代表、根暗をやっています。

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