神社の種類、それぞれの特徴と参拝方法を解説

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神社の種類

日本の神社には、さまざまな種類がある。下記に主な種類と違いをまとめる。

1.神社

一般的な神社の総称。神道に基づき、神々を祀る場所とされる。

単に「神社」というと、特定の神社を指すのではなく、地域ごとにさまざまな神社が存在する。

2.八幡宮

八幡宮とは、八幡神を祀る神社を指す。

八幡神とは、主に式神として崇拝され、特に、武士の守護神として信仰された神である。これに加え、商売繁盛や家内安全祈願にも利用される。

全国には多くの八番宮があり、「宇佐神宮」「石清水八幡宮」などが代表とされる。

3.天満宮

天満宮とは、学問の神である菅原道真公を祀る神社を指す。

道真公が学問の神として広く崇敬され、特に、学業成就や試験合格を祈願する場として有名である。

「北野天満宮」「太宰府天満宮」などが代表とされる。

4.大社

大社とは、規模が大きく、重要な神社に使われることが多い。

特に、大社はその神社が担う国家的な重要性を示すもので、最も有名なのは「出雲大社」だろう。

出雲大社は、縁結びや商売繁盛を祈願する人が多いことで知られる。

5.神宮

特に、天皇や皇室に縁のある神社に与えられる名称が神宮である。

最も有名な神宮は「伊勢神宮」で、天照大神を祀っている。

神宮という名称は、一般的に国家・皇室に関連する神社につけられることが多いのが最大の特徴だろう。

その他

上記のほか、稲荷神社、氏神神社などがある。

稲荷神社とは、稲荷神を祀る神社であり、「伏見稲荷神社」が有名である。

氏神神社とは、その土地の氏族を守る神を祀る神社であり、個々の家庭や集落の守り神として地域信仰の対象となる。

種類によりお詣りの作法は違う?

神社の種類によりお詣りの作法は異なるのだろうか。

答えは、多少の違いはあるものの、大きく外れるところではないようだ。

一般的な作法

種類に関係なく、どの神社にも共通する作法は下記の通り。

1.鳥居をくぐる前に一礼

鳥居は、神域の入口を示すものであり、くぐる前に一礼をする。

神域とは、神道において神が存在する場所または神聖な場所そのものを指す。

神域には神々が住まうと考えられ、一般的には神社の境内を指すが、神域に立入ることそのものが神聖であり、失礼のないよう注意したい。

2.手水舎で手を清める

手水舎とは、神社の境内に設けられる、水で手と口を清める場をいう。

多くの神社では、鳥居をくぐった後、神殿に進む前に位置することが多い。

手水舎で水を使い、手と口を清める。

左手→右手→口の順に清めた後、柄杓を立てて持ち、持った手を清める。

口を清める際、直接水を口にするのではなく、口をすすいだ後、再度水を戻すのが一般的である。

3.二礼二拍手一礼

本殿に近づき、深く2回お辞儀をする。

2回柏手を打ち、最後に深々と1回お辞儀をする。

手を打つ際に神様への感謝、願いを込めるのが一般的で、先にお賽銭を奉納してから参拝することもある。

八幡宮の場合

八幡宮の場合、式神を祀ることが多く、特に、武士に信仰されてきた背景があるため、武士らしく堅実な作法を重んじる場合がある。

基本の作法は他の神社と変わらぬものの、心を込め、真剣な参拝が求められる。

天満宮の場合

天満宮の場合、学問や試験の神として信仰され、学生や受験生が多く訪れる。

特に、願いを込め、念入りにお詣りする人が多い特徴があるが、作法に違いはない。

大社の場合

大社は規模が大きく、参拝の作法に荘厳さが求められることがある。

出雲大社のように大きなところでは、参拝時に「大きな声でお祈りする」など、積極的な願掛けが行われる特徴がある。

その他の基本は他と同じだが、しっかりとした態度での参拝が大切。

神宮の場合

神宮の場合、皇室に深い関わりを持つ神社であることから、格式や神聖さに敬意を払い、静かに慎ましい参拝が好まれる。

作法については他の神社と酷似するも、敬意を強く示し、穏やかで丁寧な態度が重んじられる。

神社の種類、それぞれの特徴と参拝方法まとめ

当ページでは、神社の種類と特徴、参拝の作法について解説した。

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平成弐年式、やぎ座のO型。 ふだんは行政書士事務所の代表、根暗をやっています。

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