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当ページでは、神奈川県足柄上郡松田町で開催されている「寄ロウバイまつり」の開催時期、入園料、アクセス、実際に訪れた際の様子をご紹介します。
筆者プロフィール
榊原 沙奈(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。
神奈川県町田町の集落「寄」
先週、梅の香りに誘われてから、梅に関する情報に嗅覚が働くようになった筆者。
神奈川県足柄上郡松田町の集落「寄(やどりき)」にて、ロウバイ祭りが開催されているというので、意気揚々と行って来ました。
当ページでは、松田町寄ロウバイ園のロウバイをご紹介します。
松田町寄ロウバイ園
松田寄ロウバイ園は、平成18年(2006年)標高380m付近の荒廃農地を整備し、地域振興を目的に、寄中学校(現在は廃校になった)3年生が卒業記念として、250本のロウバイを植えたのが始まりでした。
この年から植樹され続けたロウバイは、令和4年(2022年)時点で2万本以上に…!!
ロウバイの見頃である1月中旬から2月下旬にかけ、毎年「ロウバイまつり」が開催され、園内において、地元の農産物、加工品、お土産等を扱うお店が並びます。
令和6年(2024年)第12回 寄ロウバイまつりは1月13日(土)から2月12日(月・祝)まで、朝9時から午後4時までの開催です。
寄ではマス、イワナ、ヤマメ、サクラマスの養殖業が盛んだそうで、今回はサクラマスと鮎の塩焼きをいただきました。
このほか、梅、柑橘系、御茶などの農業、民宿業、林業、炭作りも盛んだったそうですが、農業に関しては後継者不足から耕作放棄地が増え、イノシシ等の野生動物に荒らされた荒廃農地が問題となっています。
第12回寄ロウバイまつり
第12回寄ロウバイまつり情報は、下記の通りです。
- 開催日:令和6年1月13日(土曜日)~2月12日(月・祝)
- 開園時間:午前9時~午後4時
- 入園料:大人(16歳以上):1回500円
- 障害者手帳の交付を受けている方(※1)・子ども/無料
- 大人団体(20名様以上(※2))/1回300円
(※1):身体障害者手帳、療育手帳、または精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方のことを指します。
(※2):団体割引は代表者の一括での受付にて適用となります。
松田町 寄ロウバイ園までのアクセス
住所:〒258-0001 神奈川県足柄上郡松田町寄3384
電話:0465-83-1228
最寄り駅:小田急小田原線「新松田駅」、JR東海道御殿場線「松田駅」
距離だけで見ると、小田急線「渋沢駅」が最寄りなんですが、寄行きのバスが出ていないため注意です。
第12回 寄ロウバイまつり筆者レポ
ここからは、筆者のレポです。
駐車場情報
今回は帰ってきたばかりの愛車で向かいました。駐車場は8:30-16:00まで、時間厳守です。
駐車料金は無料ですが、ロウバイ園への入場料は必要な点には注意してください。
駐車場からロウバイ園まで、あちこちに看板や幕が出されているので、迷いません。
無料の送迎バスも出ていますが、本数が限られていることと、定員に上限があるため、時間に余裕をもって利用されることをお勧めします。
それなりに勾配のある坂道をワンボックスカーがスイスイ上り下りする様子は、見ている側としてもスリリングでした…!
寄ロウバイ園までの道
途中の畑や民家にも、梅花が咲いていました。
こちらは紅梅。既に咲き終わった花弁もあり、この辺りは陽当たりが良い事がわかります。
寄の人口は年々減少傾向にあり、平成7年(1995年)には2739人だった住人の数が、令和2年(2020年)には1805人。世帯数は730世帯だそうです(国勢調査参照)
こうした前情報があるせいか、土壁の家屋を見て、色々なことを考えてしまいました。
途中に茶畑が広がっており、風力発電用の風車らしきものも見受けられました。
寄に流れる中津川の水はとても澄んでいるため、農作物も美味しく育つのだろうなぁと思います。
入園チケットを購入
坂道を上ると、無料送迎バスの停留所と、入園チケットの販売所があります。
入園チケットの購入時、記念品としてポストカードをいただきました。
ちなみに、チケット販売所の向かいでは、ロウバイ園のロウバイが販売されていました。
価格は500円(令和5年1月27日現在)で、とても立派な枝でした…!
現金決済のみだったため、筆者は手持ちが足りず購入できませんでした(泣)
ひたすらロウバイ
ここからは、ひたすらロウバイの写真をご紹介します。
今まで、こんなに沢山のロウバイを1度に見た事がなかったので気づきませんでしたが、個体により黄色の濃度が異なっていました。
植わっている土の関係か、それとも日照か、ロウバイの中でも交配種等があるのか等々の疑念が渦巻きましたが、今回は純粋に香りと花姿を楽しむことに。
植えられている場所が斜面なので、直射日光で暖かいを超えて暑かったほど。
心配な方は水分を摂りながら楽しんでくださいね。
どんな被写体にも言える事ですが、青空が映えますね。
これまで見てきたロウバイは、いずれも花弁が俯き加減だったのですが、松田町寄ロウバイ園には上向きの子も多く、自分の知見の浅さを思い知りました。
ロウバイという名の由来にもなった蝋細工のような花姿のせいか、つぼみや花が小さなキャンドルのようにも見え、見ているだけで微笑ましいです。
園内の一部通路に、バークが敷かれていることに気がつきます。
果樹等の栽培経験がないので何とも言えないですが、これのお陰で適切な湿度、温度を保ち、夏の暑さや冬の寒さから梅を守っているのかもしれません。
と言いつつ、舗装の可能性もありますよね…。
家族、カップル、友人、わんちゃん連れ等々、色々な人達が思い思いに鑑賞していました。
順路にはしっかり看板があり、途中にはこうして椅子が並んでいて休憩もできます。
ご年配の方が杖をつきながら上がっている様子も見かけ、このような配慮は嬉しいだろうなぁと思います。
バズーカのような望遠レンズを装備する人、三脚を担いでいる人、GoProを構える人もいれば、和服やロリータファッションに身を包み、ポートレート撮影をしている人も見かけました。
観光地には必ずいる人種なので気にならなくなりましたが、ほとんどの人は気さくで謙虚だったので、気持ちよく鑑賞することができました。
筆者自身、撮影に夢中になって通行の邪魔をしてしまうことがあるので、色んな方から勉強させてもらっています…!
大山やヤビツ峠、湘南平等とは違った風景が眼下に広がります。
ロウバイのトンネルが出来ているところもあり、歩くだけでワクワクしました。
寄ロウバイ園という名前の通り、ロウバイがメインですが、途中に白梅や椿も植わっていました。
種類までは特定できませんが、柑橘系の果樹もあり、植物にとって心地の良い環境なのだろうと思います。
第12回 松田町寄ロウバイまつりまとめ
当ページでは、神奈川県足柄上郡松田町寄で開催されている寄ロウバイまつりを紹介しました。