神奈川県小田原市「報徳二宮神社(ほうとくにのみやじんじゃ)」参拝レポ【御朱印】

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JR小田原駅を降りるとすぐ、小田原城が見えます。

このお城の足下に神社があるのをご存知ですか。

当ページでは、報徳二宮神社(ほうとくにのみやじんじゃ)の見所、御朱印、報徳二宮神社までのアクセスをご紹介します。

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筆者プロフィール

榊原 沙奈さかきばら さな(90′)
やぎ座のO型。
榊原行政書士事務所 代表を務めるかたわら、日常の疑問・悩みに効く情報を発信しています。趣味は、写真を撮ること、神社巡り。

報徳二宮神社(ほうとくにのみやじんじゃ)

報徳二宮神社は、明治27年(1894年)4月、二宮尊徳翁の教えを慕う報徳社6社(伊豆、三河、遠江、駿河、甲斐、相模)の総意により、翁の生誕地である小田原に創建されました。

拝殿の礎石(ベースになっている石のこと)は、天保の大飢餓のとき、損得沖永小田原城内の米蔵をひらいたことで、小田原の領内から1人の餓死者も出さずに済んだことから、そのときの米蔵の礎石がつかわれています。

報徳二宮神社 御朱印

報徳二宮神社の御朱印は、社務所にていただくことができます。

初穂料は500円以上のお気持ちで、番号札を持ち、社務所内にて待たせていただきました。

報徳二宮神社までのアクセス

次の通りです。

基本情報

住所:〒250-0014 神奈川県小田原市城内8-10(小田原城祉公園内)
電話:0465-22-2250
FAX:0465-23-3286

最寄り駅

JR小田原駅 東口より徒歩約15分

車の場合

西湘バイパス小田原IC
小田原厚木道路荻窪IC
東名高速道路 大井松田IC

報徳二宮神社の見所

ここからは、私の参拝レポをお届けします。

参道は2通り

二宮報徳神社への参拝は、2つの参道が利用できます。

1つは、小田原城側。

小田原城側からの参道

もう1つは、1号線側(三の丸小学校側)です。

電車の場合は小田原城側、車の場合はこちらを通るのが楽だと思いますが、一之鳥居から参拝したい方は、海側にお進みください。

二之鳥居ときんじろうカフェ

一之鳥居をくぐり、参道を歩くとすぐ、二之鳥居です。

お正月に向けてか、改修工事のためか、色々なところにフレームが設けられていました。(※2023年12月21日時点)

下に来ればきちんと見えます。

振り返るとこんな感じ▽

石段を上がると左手に金次郎像(二宮尊徳翁)と、きんじろうカフェがあります。

こちらの二宮尊徳翁立像は、兵庫県西宮市報徳学園創立100周年を記念し、彫刻家 南部祥雲氏が制作した10体のうちの1つで、平成21年11月に、前報徳学園理事長 故 大谷勇氏より寄贈していただいたもの。

小学校等に二宮金次郎像があるため、幼少期の話はご存知の人も多いかと思いますが、翁は農政家で、思想家でもありました。

経済なき道徳は戯れ言であり 道徳なき経済は犯罪である

二宮尊徳 翁

翁の教訓や訓言は、現世にも通じるものがあります。

残念ながら、きんじろうカフェはお休みでした…。

中庭に金次郎増が見えます。

神社との境界近くには、社号碑も。

公式サイトにて、きんじろうカフェの様子やメニューを閲覧することができますので、気になる方はご覧ください。

関連リンク

近隣の飲食店では、現金支払のみのところも多いですが、こちらはクレジット、電子マネー決済対応なので、キャッシュレスの私も安心して入れます。(ありがたや、ありがたや…)

更に進むと手水舎です。

木漏れ日の中、そよ風に揺れる(実際は強風でしたが…)水面が美しかったです。

三之鳥居、御社殿

手を清めた後は、三之鳥居をくぐります。

狛犬がしっかり、鳥居前を護っています。

左の狛犬の後ろに、印象的な木がありました。

途中で折れてしまったのか、意図的にカットしたのかわかりませんが、年季の入った立派な木ですよね。

この木の後ろ側には、金次郎像があります。

この金次郎像は、昭和3年 神戸の中村直吉さんが寄進したものです。

3代目慶寺円長氏の作品で、同じ像を全国の小学校等に向け約1,000体制作するも、戦時中すべてなくなってしまい、今あるのはこの一体だけという貴重な金次郎像でもあります。

制作時、メートル法普及の意図を反映し、ちょうど1mの高さで制作されているそうですよ。

神社を背に、三之鳥居

金次郎像のちょうど真向かいには、神池があります。

中央の噴水からは、絶えず水が流れ続けています。

春夏は、たくさんの錦鯉が泳いでおり、授与所で「鯉のえさ」を購入することができるようですが、冬期はないそうです。

神明造りの御社殿と回廊

報徳二宮神社の御社殿は、明治42年の本殿・幣殿、拝殿を改築し、神苑を拡張して今の景観となりました。

社殿は神明造りで、伊勢神宮と同じ様式の建築様式でもあります。

神明造り最大の特徴は、奥行きより幅が広いことで、高床倉庫から発展した神宝を納めるための建築様式だと考えられています。

社務所より御社殿へと続く回廊

参拝時、社務所から御社殿にのびる回廊が目に入ると思います。

初めての参拝時、この回廊がとても良いなぁと思い、しばらく見上げていたほど気に入っています。

報徳二宮神社では、御社殿とは別に祈祷殿が設けられているため、本殿が恒例祭典、結婚式などで使用できない場合、祈祷殿にて執り行うようです。

お正月の準備のためか、複数のテントで見えませんでしたが、授与所と金次郎像の間に祈祷殿があります。

大きなツボとおみくじ

御社殿の脇に2つ、大きなツボがあります。

▽ツボ

これが一体何なのかわからず、色々調べてみたのですが、結局わからずじまい。

授与所にいた方も忙しそうだったので、次回参拝時にうかがってきます…!

ちなみに、前回こちらでおみくじを引いた際、大吉でした。

おみくじの取扱いに困ったため、授与所で尋ねると「良いおみくじはお持ち帰りください。悪いときはお祓い箱に入れてください」とのこと。

ふだん、何気なく使っていたお払い箱って、そういう意味だったんか…と勉強になった瞬間でもありました。

神奈川県小田原市「報徳二宮神社(ほうとくにのみやじんじゃ)」まとめ

当ページでは、神奈川県小田原市「報徳二宮神社」をご紹介しました。

小田原城祉公園内にあるため、たくさんの観光客で賑わっている報徳二宮神社。

参拝時はご一緒に、小田原城にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。