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御朱印(ごしゅいん)とは?
御朱印は、神社・寺院への参拝証明です。
参拝した日付、神社寺院の名称、祀られている仏さまの名称等が墨書きされます。
(1)御朱印の由来、歴史
御朱印の由来には諸説ありますが、平安時代に再興された「西国三十三箇所巡り(※)」が原点と考えられています。
西国三十三箇所巡りとは
近畿地方2府4県+岐阜県にまたがる1-33番までの観音札所を巡ることをいいます。
西国三十三箇所巡りの総距離は、約1,000km。
三十三箇所の寺院にて、閻魔大王様と法皇様の約束の証である「宝印」を集めると、極楽浄土への通行手形になる。この宝印が御朱印のルーツだといわれています。
宝印(朱印)が墨書きへ
宝印は、もともと朱印だったことから「御朱印」と呼ばれていましたが、時代が進み、巡礼する人が増えてくると、「いったいどれがどこの寺院のものかわかりづらい…」という意見も。
そこで、朱印の上に参拝の日付、文字等を墨書きするようになり、今では「参拝した証」として、御朱印を授けるようになりました。
(2)御朱印が人気の理由
御朱印ブームの火付け役は、2014年包装のテレビ番組内で取り上げられた「御朱印を集める女性」だったといいます。
あくまで一説であり、番組や特集された女性を特定できていないため、真偽は定かではありません。
これにより「御朱印」の知名度が上昇したことに加え、授ける側(神社・寺院)もオリジナルの御朱印や御朱印帳を授与するなど、特別感を演出することにより人気が上昇したものと考えられます。
御朱印帳の入手方法
御朱印をいただくには、御朱印帳を用意する必要があります。
ふつうのノートや手帳を出しても、御朱印を拝受することはできませんので、注意しましょう。
(1)御朱印帳 購入先
御朱印帳の購入先は、次の通りです。
- 神社、お寺
- 神社、お寺付近のお店
- 書店、雑貨屋など
- ネットショップ
神社、お寺によっては、各寺社名入り オリジナルの御朱印帳を授与(販売)しているところもあります。干支にちなんだ表紙もあるので、氏神様や贔屓にしている神社・寺院で授かるのもいいでしょう。
とにかく沢山の種類から、お気に入りを選びたい!という方は、書店・雑貨屋、またはネットショップで探すのがオススメです。
(2)御朱印帳 選び方
御朱印帳を選ぶ際は、次の点を気にしてみてください。
- 目的
- デザイン
- サイズ
- 紙質
- 素材
- カバーの有無
はじめに参拝する神社は?
御朱印帳を用意したら、はじめての御朱印をどこでいただくかを考えてみましょう。
(1)はじめの第一歩
特にこだわりがない場合、伊勢神宮、氏神様、一之宮、菩提寺のいずれかがオススメです。
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(2)御朱印のデザインで決めるのもあり
インターネットやInstagram等で御朱印を検索すると、本当に様々なデザインのものがあります。
(3)御朱印のテーマを決めるのもいい
神社・寺院ごとに、祀られている神様や御利益は異なります。
願い事や御利益、エリアを絞って参拝、アニメや好きな武将に縁のあるところを選ぶ等々、自分なりにテーマを決めて巡るのも楽しいですよ。
御朱印をいただくときのマナー
御朱印をいただく際は、まず参拝してからが基本です。
(1-1)参拝時のマナー
参拝の基本マナーは次の通りです。
- 鳥居の前で一礼
- 参道の真ん中は避けて歩く
- 手水舎にて手と口を清める
- 鈴を鳴らし、お賽銭を納める
- 二礼(二拝)二拍手一礼
- 社務所にて御朱印を授かる
- 鳥居の前で一礼
(1-2)寺院での参拝マナー
寺院に参拝する際のマナーは次の通りです。
- 山門前で合掌、一礼
- 手水舎で手と口を清める
- ろうそく・お線香を納める
- 鰐口を慣らす
- 合掌
- 納経所または寺務所にて御朱印を授かる
- 合掌一礼
(2)御朱印のいただき方
御朱印をもらう流れは、次の通りです。
- 社務所または寺務所にて声をかける
- 御朱印をいただきたいことを伝える
- 指示に従う
- 両手で受取る
- 初穂料(料金)を納める※
※初穂料は、先に納める場合もあります。
御朱印をいただく際の注意点
1.まずは参拝し、ご挨拶
2.お釣りが出ないよう小銭を用意(任意)
3.受付時間を確認する
4.カバー付きの場合は外し、授かりたいページを開いてお願いする
5.自分以外の代理で拝受しない(他人に頼まない)
6.御朱印のデザイン等 注文しない
御朱印帳の使い方
次の通りです。
- 表題部に「御朱印帳」と書き込む
- 表紙の裏などに氏名・住所を書き込む
- 保管は神棚、本棚、専用の箱等自由に
御朱印帳の管理・保管方法
御朱印は、神様・仏様の分身であるため、無下に扱うのはNGです。
とはいえ、決まった管理・保管方法はなく、自分なりに大切にできればOKです。
(1)御朱印帳の保管方法
御朱印帳の保管例をご紹介します。
- 神棚・仏壇にて保管
- 本棚に保管
- 御朱印帳専用ケースに保管
自宅に神棚や仏壇がある人は、そちらで保管する場合が多いようです。
私はいずれも持たないので、本棚にて保管していますが、ネットで「御朱印専用ケース」も販売されています。
(2)書き置きの御朱印
御朱印には、直書きまたは書き置きの2種類があります。
直書きは御朱印帳に書き込んでもらえるので困りませんが、書き置きはどうしようか…と悩む人もいるかもしれません。
私は、両面テープを使用し、御朱印帳に貼付けています。
書き置きの御朱印は和紙のため、のり付け作業はなかなか難儀です…。
こんな人向けに、書き置き専用のファイル(アルバム)も販売されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
【初心者向け】御朱印のはじめかた まとめ
今回は、御朱印のはじめ方を解説しました。
マナーを守り、素敵な思い出を作りましょう。
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