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問50
建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ラーメン構造は、柱を鉛直方向、梁を水平方向に配置し、接合部を強く固めた構造である。
- ブレース構造は、柱や梁などで構成された四角形の対角線上に部材を入れた構造である。
- ブレース構造は、骨組全てに用いることが多く、ラーメン構造など他の構造と併用することはない。
- 壁式構造は、板状の壁と床を箱形に組み、建物とする構造で、原則として、柱や梁は用いない。
正解:3
1:適当
ラーメン構造とは、建築や土木工学において用いられる構造形式の1つで、主に、柱と梁を剛接合したフレームを指します。「ラーメン」はドイツ語の「Rahmen(枠、フレーム)」が語源だといわれています。
したがって、本肢は適当です。
2:適当
ブレース構造とは、建築物や構造物の耐震性・耐風性を向上させるために用いる補強構造の1つで、柱や梁で構成されるフレーム内に斜材(斜めの補強材)を追加し、外力を効率的に分散・吸収するように設計されるものを指します。
したがって、本肢は適当です。
3:不適当
ブレース構造とラーメン構造を比較すると、メリットやデメリットは異なります。
また、両者の併用が可能なことから、本肢は不適当です。
4:適当
壁式構造とは、柱や梁ではなく、鉄筋コンクリート製の壁(耐力壁)が建物の荷重を支え、水平力や垂直力に対抗する構造を指します。
特に、中低層建築物に適しており、集合住宅や学校、事務所などで広く採用されています。
したがって、本肢は適当です。