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問9
承諾に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
1.第三者が債務者との間で、債務者の債務につき免責的債務引受契約をする場合、債権者の承諾は不要である。
2.第三者が債務者との間で、債務者の債務につき併存的債務引受契約をした場合、債権者が第三者に承諾をした時点で、その効力が生ずる。
3.第三者が債権者との間で、債務者の債務につき併存的債務引受契約をした場合、債務者が第三者に承諾をした時点で、その効力が生ずる。
4.賃借人が賃貸借契約の目的物を第三者に転貸する場合、賃貸人の承諾は不要である。
正解:2
1:誤り
免責的債務引受が成立するには、債権者の承諾が必要です(民法第468条第1項)。
したがって、本肢は誤りです。
2:正しい
併存的債務引受(債務の追加的負担)の成立には、第三者と債務者が契約を結び、債権者がその契約を承諾する必要があります(民法第465条第1項)。
したがって、本肢は正しいです。
3:誤り
併存的債務引受の場合、契約の当事者は第三者と債権者となり、債務者の承諾は不要です。
したがって、本肢は誤りです。
4:誤り
賃借人が目的物を第三者に転貸するには、原則、賃貸人の承諾を要します(民法第613条第1項)。
したがって、本肢は誤りです。