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当ページでは、アダルト情報サイトに関するトラブルと対処法、注意点を解説します。
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無料だと思い、「18歳以上」をクリックしたら
アダルト情報サイト(以下、「アダルトサイト」と記載します)に関し、下記の相談が寄せられています。
- スマートフォンでアダルトサイトを開いたところ、自動でアプリをインストールされた。記載された番号に連絡したが、事業者から高額代金の支払義務があると言われた。納得できない。
- アダルトサイトの動画再生ボタンを押すと突然有料登録になった。電話で解約料を電子マネーで次々請求され、一部支払ったが残額を支払わないといけないか。
- パソコンで無料アダルトサイトを見ようと年齢確認をクリックしたら登録完了画面が表示され、高額請求を受けた。どうしたらよいか。
- タブレットでアダルトサイトを見ようと、無料と書かれた画像をタップすると会員登録され、高額請求された。画面に記載された電話番号に連絡しても誰も出ない。どうしたらよいか。
- スマートフォンを見ていた時に表示されたアダルト広告に触れただけで、登録が完了したと表示された。記載された電話番号に電話をしたところ「登録されている。年間料金は45万円だが、今なら35万円だ」と言われた。支払わなければならないか。
(出典:独立行政法人 国民生活センター)
アダルトサイトに関する事例
アダルトサイトに関するトラブルについて、事例ごとに解説します。
(1) 会員登録をした場合
アダルトサイトの閲覧中に、「登録完了」の表示や、誤って「会員登録」ボタンを押してしまう場合があります。
閲覧者を動揺させるような情報を表記し、高額な利用料金を請求する「ワンクリック詐欺」に該当します。
この場合、契約は無効です。
画面上にどのような記載があったとしても、焦って連絡しないようにしましょう。
固体識別番号を入手している等の表記について
画面上に、こちらの固体識別番号をはじめ、個人情報を入手した旨の表示がされる場合があります。
固体識別番号とは、契約している携帯電話会社、使用している端末の機種、IPアドレスを指します。
これらの情報は、ユーザーがネットに接続する際に必要な最低限の情報でしかなく、利用者の氏名・住所、携帯電話番号等は含まれません。
要するに、単なる脅し文句ですので、気にする必要はありません。
(2) 請求画面が消えない場合
請求画面が消えない場合、下記の方法を試しましょう。
スマホの場合 (iPhone、Android共通) | (1) ブラウザ画面を上にスクロールし、下に表示させるタブボタンをタップ (2) タブ一覧より、削除したいタブの×ボタンを押す |
パソコンの場合 | (1) セキュリティソフトでスキャンを実行し、設定の不正な書換えを行うプログラムがダウンロードされていないかを確認 (2) ソフトがない場合、ダウンロード前の状態に戻す、または ブラウザの閲覧履歴を全て削除 |
これらの方法を試しても改善が見られない場合、お使いのデバイス自体の初期化が必要な場合があります。
使用する機器のメーカーサイトにおいて、FAQを確認する、または サポートセンターまでお問い合わせください。
(3) 請求画面と共にシャッター音がした場合
請求画面の表示とあわせて、シャッター音が鳴ることがあります。
この場合、「顔写真を保存しました」等の表示がされますが、実際には保存されていないため、ご安心ください。
サイトを通じ、ユーザーの端末で写真を撮影するには、通常、アクセス許可が必要となるため、確認なく撮影することは不可能だと考えられます。
(4) 意図しないアプリをダウンロードした場合
請求画面とあわせて、自身の意図せぬアプリをダウンロードした場合、すぐにアンインストールを実行しましょう。
ダウンロードに気づかず、一定時間が経過している場合、端末内に保存されているログインデータ等が盗まれている可能性があるため、すべてのパスワードを変更しましょう。
最悪の場合、デバイスの初期化を行うことで改善されることもありますので、普段からこまめにバックアップをとっておくことをオススメします。
(5) 相手に連絡し、氏名・住所を教えた場合
相手に連絡し、こちらの氏名・住所等の情報を教えた場合、下記にご相談ください。
消費者ホットライン | 188 |
全国の消費生活センター | 都道府県別一覧 |
都道府県警サイバー犯罪窓口 | サイバー事案に関する通報 サイバー事案に関する相談 サイバー事案に関する情報提供 |
警察相談ダイヤル | #9110 |
(6) お金を振り込んだ場合
万が一、相手に請求されるがまま、金銭を支払ってしまった場合、振込先に指定された金融機関、または 自分の口座がある金融機関にご相談ください。
あわせて、警察に通報しましょう。
裁判所から支払督促が届いた場合
相手に氏名・住所を教えた場合、裁判所から支払督促が届く場合があります。
支払督促とは、債権者が債務者に対し、金銭の支払等を督促するために使う裁判手続のことを指します。
送られてくる支払督促申立書を放っておくと、債権者の主張が認められ、こちらの財産を差押えされてしまう可能性があります。
差押えの対象は非常に広く、預貯金・株式等の有価証券、給料も一定割合まで含まれます。
本当に裁判所から送られてきたのかを確認する
送られてきた支払督促申立書について、本当に裁判所から送られてきたのか不安に思う人もいるでしょう。
この場合、下記の方法で確認しましょう。
- 送付の方法
- 電話番号
- 裁判所への問い合わせ
1. 送付の方法
裁判所から支払督促が送られてくる場合、通常、「特別送達」での送付となります。
特別送達とは、民事訴訟法に定められた裁判所からの送達方法を指し、郵便局員より手渡しされます。
また、「特別送達」の記載、差出人は簡易裁判所になっていることも確認しましょう。
2. 電話番号
差出人として記載される簡易裁判所の電話番号を調べ、支払督促と間違いないかを確認しましょう。
初歩的なことですが、杜撰な事業者が多く、こういった部分で手を抜くことも多いです。
3. 裁判所への問い合わせ
差出人である家庭裁判所に直接連絡し、確認しましょう。
支払督促への対処法
支払督促が届いた場合、下記の対処法をとりましょう。
1. 督促異議申立書の提出
支払督促申立書を受け取った場合、2週間以内に「督促異議申立書」を作成し、裁判所に提出しましょう。
督促異議申立書には、下記を記載します。
- 債務者(自分)の氏名・住所・電話番号
- 返済できない理由
- 質問に対する回答 など
支払督促に同封されていることが多いですが、万が一同封されていなければ、裁判所の窓口にて「督促異議申立書」を手に入れることができます。
少額訴訟の対処法
少額訴訟とは、裁判の請求額が60万円以下の訴訟を指し、1度の期日で判決が出る裁判を指します。
相手が少額訴訟を提起した場合、裁判所から呼出状が届くため、「答弁書」を提出し、相手の主張に反論することになります。
こちらはワンクリック詐欺・架空請求の被害者であり、これらを適切に立証できれば、負けることはまずあり得ません。
ただ、この場合も無視をすると強制執行(差押え)になる可能性があるので、必ず対処しましょう。
裁判所から書類が届いた場合の相談窓口
裁判所から書類が届いた場合、下記への相談を検討しましょう。
国民生活センター | 相談・紛争解決/情報受付 |
法テラス | サポートダイヤル:0570-078374 メール:受付フォームより チャットボットでも対応可能 |
日本弁護士連合会 | 全国の弁護士会の法律相談センター |
アダルトサイトに関するトラブルを防ぐ方法
アダルトサイトに関するトラブルを防ぐには、下記の対応策が考えられます。
- ポップアップブロックの設定
- セキュリティソフトの導入
- いかがわしいサイトは利用しない
1. ポップアップブロックの設定
請求画面が閉じられない事態を防止するには、ブラウザのポップアップブロックを「有効」にする方法があります。
「Google Chrome」「safari」「MicrosoftEdge」いずれの場合も、設定から「ポップアップリダイレクト」に進み、ブロックをONにすることで設定完了となります。
2. セキュリティソフトの導入
セキュリティソフトとは、ウィルス等の悪意がある攻撃から使用するデバイスを守るソフトを指します。
セキュリティソフトには、許可しない相手からの侵入(不正アクセス)を防ぐ機能だけでなく、詐欺サイトの可能性があるサイトへのアクセス時に確認を実施し、被害を未然に防ぐ役割も担います。
ごく稀に、悪意のないファイルやサイトに反応し、警告が頻発する事例もありますが、設定等で使いやすくカスタマイズすることも可能です。
3. いかがわしいサイトは利用しない
名前を聞いたことのないサイトや、過剰な広告、ポップアップのあるページへのアクセスは避けましょう。
アクセス前には1度検索し、または 当該サイトの利用規約等を確認するクセをつけておくと良いでしょう。
アダルトサイトに関するトラブルと対処法、注意点 まとめ
当ページでは、アダルトサイトに関するトラブルと対処法、注意点を解説しました。