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老後2,000万円って本当?あなたの場合を計算してみよう

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なぜ「老後資金の見積もり」が必要なのか

 「老後に向けて、いくらあれば安心なんだろう…。」

 多くの方はそう思いながらも、実際に金額を出したことはないケースが多いです。「老後2,000万円問題」などの話題も耳にしますが、実際に必要な金額はそれぞれ異なります。たとえば、以下の通りです。

  • どんな暮らしがしたいか
  • 持ち家か、賃貸か
  • 夫婦で暮らすか、おひとり様か

 こういった条件により、老後に必要な金額は大きく変わります。

 そのため、ご自身の場合はどうなのか、一度ざっくり見積もることで老後の不安を軽減する第一歩となります。

 この記事では、生活費の出し方、年金でカバーできる範囲、必要な準備について解説していきます。あわせて、どなたでもお使いいただける「老後資金の計算シート」もご用意していますので、気軽にチェックしてみてくださいね。

1. 老後の生活費はいくらかかるのか

 老後の必要資金を見積もる際、はじめに考えたいのは「毎月どのくらいの生活費がかかるのか」という点です。現役時代と比較し、通勤や子育てにかかる費用は減るものの、医療費や交際費など増える項目もあります。

総務省の家計調査によれば、夫婦お二人世帯の老後の生活費は、月平均25万~30万円とされています(出典:家計調査報告(家計収支編)2024年(令和6年)12月分、10~12月期平均及び2024年平均


【参考】生活費の例

費目内容月の目安
食費自炊か外食で変動5万~7万円
住居費持ち家の場合は修繕費
賃貸の場合は家賃
0~8万円
水道光熱費、通信費電気、ガス、水道、スマホ、インターネットなど3万円前後
医療、介護費通院、薬代など1万~2万円
保険料医療、介護、生命保険、損害保険など契約内容により変動
趣味娯楽費
接待交際費
趣味、旅行、慶弔費など2万~5万円
その他予備費、突発的な支出2万~3万円

 こうして算出した金額を基に、「自分の老後の生活費は月に○万円くらいかかりそうだな」と大まかにでも把握しましょう。

生活費を抑えることもできるかもしれませんが、我慢ばかりの老後は辛いものです。
ですので、できる限り今の暮らしをベースに算出することをお勧めします。

2. 老後の生活年数を想定する

 日本人の平均寿命は、男性で約81歳、女性で約87歳となっており、退職時の年齢が65歳だった場合、20~30年分の生活資金が必要となります。

 しかし、これはあくまで平均年齢ですので、実際には90歳、95歳…と長生きされる方もいらっしゃいます。近年では、「人生100年時代」とも言われていますので、少し長めに見積もる方が安心化と思います。

 たとえば、65歳で退職し、90歳まで生きると仮定すると老後期間は25年間です。月の生活費が25万円かかると予想する場合、全体で7,500万円(25万円×12か月×25年)が必要となります。

 もちろん、ここで算出した金額をすべて貯金で賄う必要はありません。

3. 年金収入を確認する

 老後において、収入の柱となるのが公的年金です。仮に、毎月の生活費が25~30万円だった場合、すべてをご自身で準備する必要はありません。年金でカバーできる部分を差し引いて考えましょう。

 年金の受給額は、働き方や納付機関により異なりますが、以下に平均的なデータをご紹介します。

📊 参考:国民年金・厚生年金の平均受給額

種類平均月額
国民年金(自営業など)約6.5万円/1人
厚生年金(会社員など)約14万~15万円/1人
夫婦2人の合計(平均)約22万~23万円

 つまり、夫婦で月22万円前後の年金収入がある場合、月の生活費が30万円でしたら差額は月8万円となります。


 上表の例から、年間の不足額を算出すると、以下の通りです。

  • 年金額:年264万円(月22万円×12か月)
  • 生活費:年360万円(月30万円×12か月)
  • 不足額:年96万円(360万円ー264万円)

 これが25年間続くと、2,400万円(96万円×25年)となります。

 このように、年金で賄いきれない差額があなたが準備しておくべき老後資金だといえます。

4. 年金だけでは足りない?不足分の見積もりと備え方

 ここまでの過程で、老後の生活費、年金収入を見積り、その差額がご自身で用意すべき金額だとお話しました。

不足額の具体的な計算

 おさらいのため、もう一度計算してみます。

項目金額
生活費30万円/月
年金額22万円/月
不足額8万円/月
不足額(8万円×12か月)96万円/年
老後25年の不足額(96万円×25年)2,400万円

この「2,000万~3,000万円」が「老後2,000万円」の根拠なのですね。

すべて貯金しなければいけないのか

 この金額を見て、「そんなに貯金できないよ」と嘆いている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、安心してください。貯金だけが備えではありません。

備え方の例

退職金企業により異なりますが、数百万円~1,000万円超のところもあります
iDeCo(個人型確定拠出年金)
つみたてNISA
老後資金を前提に設立された制度で、節税のメリットもあります
不動産収入、売却資産住み替えやダウンサイジングで資金を確保するケースも👌
就労継続65歳以降も少し働くことで、収支バランスが大きく異なるケースも!

まずは“自分の現状”を知る

 ここまでのプロセスにおいて、あなたの老後に必要な資金の全体像が見えてきたのではないでしょうか。

  • 月々いくら足りそうか
  • それを何年分準備するか
  • あなたにとって現実的な備え方とは

 これらを把握することで、老後のマネープランがより立てやすくなります。

5. ライフプランに活かす!老後資金可視化ツール

 老後の必要資金を考えるうえで、最も大切なのは自分の生活スタイルに合わせて数字で考えることです。

  • 毎月いくら使えるか
  • そのうちいくらを年金でまかなえるか
  • 足りない部分をどう備えるか

 これらを一目で確認できるよう、簡単な計算シートをご用意しました。

📎 ダウンロードはこちら


💡 使い方はとてもシンプル!

  1. 月々の生活費や年金額を入力
  2. 自動で「年間生活費」「老後期間の総額」「不足額」が表示される
  3. 自分に合った目標金額が明確化!

 「難しい計算は苦手…」という方でも、数字を埋めるだけでOKです👌


無理のない計画が“安心”につながる

 将来のために「何千万円も貯めなきゃ!」と構える必要はありません。大切なのは、“自分にとってちょうどいい備え方”を早めに見つけて、少しずつでも行動に移すことです。

 年に一度でも見直す習慣があれば、生活の変化や制度の改正にも柔軟に対応できるのではないでしょうか。


🧾まとめ:老後資金は「見える化」で不安を安心に

 今回は、老後に必要な資金についてお話ししました。

  • 老後の必要資金は人により異なります
  • 生活費と年金収入額を見積もること
  • 不足額をざっくり計算しておくと、準備の方向性が見えます
  • 計算ツールを使い、気軽にシミュレーションしてみましょう

 この記事があなたの老後を考え、不安軽減のお役に立てば幸いです。

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榊原沙奈
(さかきばら さな)
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