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当ページでは、農地転用許可申請に必要な公図・一途の作成方法、注意点を解説します。
Contents
公図とは
公図とは、法務局が管理している図面で、土地の形や隣近所との境目を示すものを指します。
法務局において、「地図証明書」という名称で取得することができます。
サイズはA3、縮尺は1/500または1/600を選ぶ事ができますが、1/500を指定する自治体が多いようです。
公図の縮尺を事前に確認しておくと安心ですね。
位置図とは
位置図は、対象となる農地の位置を示すものをいい、考えられる取得方法は次の通りです。
- 自治体で「都市計画区域図」「白地図」を購入し、コピーする
- 有料の地図ソフトを購入して使用する
一途の縮尺は、1/5,000または1/10,000を求める自治体が多いようです。
Googleマップの使用について
位置図について、Googleマップ等の無料地図アプリを使用する方法も考えられます。
しかし、行政書士である筆者が業務として行う場合は「商用利用」に該当するため、著作権侵害となる可能性があります。
このため、当ページでは上記の方法をご案内しています。
個人利用なら問題ありませんので、ご自身で申請される場合、農業委員会に確認しましょう。
位置図の作成
位置図の作成手順は、次の通りです。
- 地図を入手する
- 対象地にマークをつける
- 地図の外枠を作成する
1.地図を入手する
農地転用許可申請の対象となる農地を特定しましょう。
農地の場合、住所と異なるのが一般的で、地図・カーナビ等で検索してもヒットしないことが多いです。
そのため、最も近い宅地を検索して特定することをオススメします。
特定できたら、法務局または市区町村役所の税務課にて地図を取得することができます。
筆者は公図の取得と併せて法務局で取得しますが、市区町村役所の税務課だと手数料が良心的なことも多いそうです。
2.対象地にマークをつける
入手した地図上で目的地を見つけ、マーカーや赤色のボールペン等で印をつけましょう。
土地が小規模の場合、着色に際し、隣地まではみ出てしまい、注意されることもあるようです。
3.地図の外枠を作成する
地図に下記のような外枠をつけます。
記載するのは「タイトル(位置図)」「縮尺」「方角」、その他必要なものがあれば加筆します。
2.でマークした地図をこの枠内におさめると、完成です。
手書きで作成する場合、A4用紙に外枠を引き、枠内におさまるよう地図をカットして貼付する方法でも可能です。
農地転用に必要な公図・位置図の作成方法、注意点まとめ
当ページでは、農地転用に必要な公図・位置図の作成方法、注意点を解説しました。