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当ページでは、車庫証明の取得方法、注意点を解説します。
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筆者プロフィール
榊原 沙奈(90′) / 榊原行政書士事務所 代表行政書士 / 3級FP技能士 / やぎ座のO型 / 趣味は写真を撮ること、神社をめぐること
車庫証明とは
車庫証明とは、自動車の保管場所を証明するもので、正式名を「自動車保管場所証明書」といいます。
新車、中古車に関係なく、自動車を取得した際、自分の車として登録する際に必要です。
販売店が代行してくれることもありますが、コストを抑えたい場合には自分で行うことも可能です。
車庫証明書の取得方法
車庫証明書を取得するには、下記の手続を行います。
- 申請書類の作成
- 提出
- 警察署で受け取る
1.申請書類の作成
申請書類は、提出先となる警察署 または 警視庁ホームページより取得することができます。
1-1.必要な書類
事例により、必要書類が異なる点に注意しましょう。
書類名 | 自己所有土地に保管 | 車庫を借りている |
---|---|---|
自動車保管場所証明申請書 保管場所標章交付申請書 | ○ | ○ |
保管場所の所在図・配置図 | ○ | ○ |
保管場所使用権現疎明書面 (自認書) | ○ | × |
保管場所使用承諾証明書 | × | ○ |
自動車の使用の本拠の位置とその位置を確認できるもの | ○ | ○ |
2.申請
車高証明申請書(自動車保管場所証明申請書・保管場所標章交付申請書)等の申請先は、保管場所の所在地を管轄する警察署の「車庫証明窓口」です。
2-1.受付時間
受付時間は、土日祝日、休日、年末年始を除き、8時30分から16時30分までです。
郵送での対応は行っていないため、窓口まで足を運ばなくてなりません。
2-2.手数料
車庫証明書の申請にかかる費用は、2,100円です。
都道府県により支払方法が異なり、現金 または 収入証紙での納付となります。
3.警察署で受取る
書類に不備がなければ、車庫証明書が交付されますので、申請先の警察署にて受け取りましょう。
この際、申請時に受け取った「納入通知書 兼 領収書」と、標章交付手数料として500円が必要です。
3-1.審査期間
申請から交付まで、通常、3日から7日程度を要します。
3-2.受取書類
下記の書類を受け取りましょう。
- 自動車保管場所証明書(車庫証明書)
- 保管場所標章番号通知書
- 保管場所標章
車庫証明書を受け取った後の手続
車庫証明書を受け取った後、下記の手続を行いましょう。
(1)運輸支局に提出
受け取った自動車保管場所証明書(車庫証明書)は、証明日(交付日)から1か月以内に、運輸支局に提出する必要があります。
(2)証明内容に変更が生じた場合
保管場所、所有者、氏名等に変更が生じた場合、変更届を行いましょう。
変更に必要な手続は、車庫証明書の交付申請時と大きく変わりませんが
a.申請手数料は600円程度になること
b.陸運局において車検証等の手続は不要なこと
が異なります。
車庫証明申請時の注意点
車庫証明書の交付申請時、下記に注意しましょう。
1.申請時の確認
原則、車庫証明書交付後の訂正には応じてもらえないため、申請前に記載事項をきちんと確認することをオススメします。
警察署は内容の正誤まで確認してくれませんので、要注意です。
2.保管場所が決まってから申請する
自動車保管場所証明書は、証明日から1か月以内に運輸支局に提出します。
保管場所を確保してから申請するようにしましょう。
3.変更手続が必要な場合
車庫証明の要件は、居住地と保管場所との直線距離が半径2km以内です。
引っ越しをした場合だけでなく、駐車場に変更が生じた場合に届出が必要なのは勿論ですが、管轄の警察署が変わる場合もありますので、注意しましょう。
3-1.申請期限
駐車場の変更があった日から15日以内です。
3-2.変更しなかった場合の罰則
保管場所に変更があったにもかかわらず、変更に必要な手続を怠った場合、10万円以下の罰金が科される可能性があります。
3-3.住所変更の場合
駐車場だけでなく、自身の住所が変わった場合、車検証・ナンバープレートの変更も必要です。
この場合、車庫証明書の取得後、運輸支局にて所定の手続を行いましょう。
加入する自動車保険の契約内容も変更が必要です。
手続に必要な書類等は、契約先にご確認ください。
車庫証明の取得方法、注意点まとめ
当ページでは、車庫証明の取得方法と注意点を解説しました。